岩室駅に行く前にニュースをお伝えします。熊本市交通局は昨日、熊本市電にてVisa決済の実証実験を7月7日に開始すると発表しました。対象車は超低床車6両と低床車10両で、期間は一応2023年3月31日までということです。チャージが不要となるICカード決済が実現する国内初のケースということで注目の的となっています。
さて、本題に。県道533号に突き当たって右折すると、いよいよファイナル。
北吉田駅を出て37分で岩室駅に到着。昭和45年1月築の、国鉄後期型駅舎です。トイレは新潟方に。
駅舎の目の前にはフレッシュ デリカが。
そのフレッシュ デリカと県道を挟んで向かいの岩室駅前公園には良寛歌碑が。
では駅舎の中へ。無人化されて窓口が閉鎖され、乗車駅証明書発行機になっています。
荷物扱所の跡には「越後線開業100周年」が。久須美秀三郎とその長男・東馬が心血を注ぎ、越後線は1912年8月25日に吉田~白山間が開通したのです。翌年には柏崎まで開通しました。
既に男子高校生が居ましたが、駅舎内には8人分のベンチが。壁面はリニューアルされてました。
で、窓際には岩室温泉をアピールする掲示板が。女子ウケするような構成です。
岩室駅前のバス停を。ウエスト観光の間瀬線が出ます。
そうこうするうちに、そのウエスト観光の間瀬線のバスがやってきてじいさまを降ろしていきました
そして、岩室温泉のマイクロバスもやってきて、一気に賑やかになりました温泉宿は少し離れた山沿いにあり、少し前にはひな祭りイベントも実施されました。
程なくしてやってきた越後線143Mを利用して構内を。一見する限り片面ホーム1面のみですが、交換設備が撤去されて棒線化されているのです!
その143Mが出発して駅裏を。新興住宅地となっており、自転車置き場もあるのです。
時刻表を。1時間に1~3本ずつですが、日中時間帯は巻駅で交換が行われることが多く、上下列車を組み合わせると滞在時間が僅か11分になってしまいます。これが北吉田駅から駅間徒歩した所以です。
話が変わりますが、東京都交通局は昨日、日暮里・舎人ライナーに330形3次車を投入し、2024年までに300形1次車12編成を置き換えると発表しました。明日から早速1編成目が運転開始します。ロングシートにすることにより定員が245人から262人に増加し、特に朝ラッシュ時の混雑緩和を図るとのことです。これにより、日暮里・舎人ライナーは8割がロングシート車になります。
そしてもう1つ。あいの風とやま鉄道は昨日、来春より普通運賃を6%、通学定期を2%ほど値上げすることを正式に決定しました。今後、国土交通省に認可申請するということです。当初は2020年春に改定する予定でしたが、2019年の利用が好調だったことから見送った経緯があります。このコロナ禍で収益が落ち込んでそれを挽回しようと運賃値上げするのは、最早世の趨勢といえよう。
つづく