北陸新幹線開業後、直江津~妙高高原、市振間がえちごトキめき鉄道に移管されました。直江津~妙高高原間は「妙高はねうまライン」、直江津~市振間は「日本海ひすいライン」となりました。「妙高はねうまライン」の主力は旧E127系であるET127系、「日本海ひすいライン」は新潟トランシスで製造されたET122系気動車となっています。
開業から3ヶ月経った2015年6月20日、ようやく「えちごトキめき鉄道」の視察を果たすことが出来ました。ET127系とET122系が両方掲載されております。どうぞ御覧下さい。
直江津駅到着後、1634Dを撮影に行ったところ2347Mが到着し、K4編成とV4編成の並びが実現。えちごトキめき鉄道を象徴する並びです。
まずは「妙高はねうまライン」の2352Mに乗車します。ET127系V7編成でした。
車号を。「クモハE127-7」と書かれていた所は「ET127-7」となっていました。
車内の様子。JR時代と全く変わらない緑色のロングシートです。走行音もドアチャイムも全く変わりません。
上越妙高駅まで乗車しました。10月に工事中だった東口は近未来的な姿となり、上杉謙信像が建てられました。中には飲食・土産店も出来ており、NEWDAYSも設置されました。
2351Mで直江津に戻りました。JR時代と全く変わらない塗色のV5編成でした。
約30分後に到着した8353M。北越急行の超快速スノーラビットの延長分の折り返しで、「HK100-4+HK100-11」の2連でした。
続いて「日本海ひすいライン」の1638Dに乗車します。気動車の車体には日本海の荒波が描かれてました。
乗車したのは「ET122-2」。こちらはJR西日本タイプの車体表記です。
車内の様子。1+2の転換クロスシートになっています。
糸魚川駅まで乗車しました。北アルプス口は赤レンガ車庫が復元されていました。
その赤レンガ車庫には「キハ52 156」が展示されていました!飲食は不可ですけど休憩することも出来ます。
糸魚川からの戻りの1637Dは、「ET122-3」の単行でした。
直江津に戻って2534Mを。JR時代と全く変わらない塗色のV10編成でした。
続いて2357Mを。妙高の山々が描かれたV2編成でした。
えちごトキめき鉄道の現況は以上です。妙高はねうまライン、日本海ひすいラインの両線を見ましたが、いずれも両数減でワンマン運転という印象でした。特に日本海ひすいラインは、ET122形の単行が大多数を占めることになり、413系時代に比べて座席のキャパが1/3から1/4に減らされ、ゆったり乗ろうなんて無理な考えであると印象付けられました。「鉄道ファン7月号」には立ち客多数のレポートがありました。
一方、妙高はねうまラインもガラガラではありません。北陸新幹線の乗換駅である上越妙高駅周辺では乗車率が最も高くなっています。「しらゆき」利用を嫌って普通列車に乗り換えていく客も少なからずいます。
ET127系ですが、この記事ではJR時代の塗色の編成が多数登場しました。これは仮の姿であり、現在は妙高の山々の姿になるべく塗り替え作業が急ピッチで進行しており、取材日もマスキングされた編成を見かけました。JR時代の塗色のET127系を記録するなら今でしょ。
次は、「五日市線全駅下車の旅」をお伝えします。
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