まだ唐松は夏の装い。
根元に花びら茸が朽ちていた。
免疫を高める優れもののきのこだ。
天然はため息が出るほど高い。
同級生の彼女の最後の秋にはこれを煮て食べてもらった。
ほかにメシマコブや免疫を上げる漢方素材を求めてアジアの漢方屋を彷徨った。
医師が下した判断よりも一年半以上長く生きた。
僕達が死なないければ彼女は僕達と生き続ける。
この頃実感することは必ず死が訪れる。
直すより病気にならないことだ。
精神や体にストレスをかけないようにし、なおかつ食べるもので補う。
自分みたいに食べ過ぎてもいけないが。
すい臓がんに効果があるといわれたカワラ茸もさがした。
耳が壊れたのかと思うほどミツバチの羽音が満ちていた。
唐松の裏にはもう立派な秋だ広がってた。
蕎麦に実がなりだし、ななかまども赤くなりだした。
栗を10個拾ってどんぐりをなでた。
荒涼とした草原はの主はそば。
これは心が震えた。
ああ欲しいと思った。
ずーっとゆめにえがいてた風景が広がってた。
余裕が出来たらブルトーザーで開墾し、その荒地に蕎麦をまきたい。
痩せた土地に生き、子孫を残す為に最高の実を作る。
その実の香り、旨みは心をゆすぶるだろう。
凄いぞいちから畑の青年達よ。
お前は歌うなの詩が・・・中野重治さん元気かい。
優しい秋を堪能した。
hiyo_please/}
ランキングを楽しみに書いてます、一押しをお願いします