新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

入谷鬼子母神の朝顔市に行ってみた

2016-07-08 | 東京探訪

 入谷鬼子母神(真源寺)の恒例行事「朝顔市」に出かけた。地下鉄入谷駅を出るとすぐに、言問通りの両側に出店がずらりと並び、いかにも下町の夏到来といった風情。

 交差点を渡って鬼子母神側の道に行くと、路上一杯に朝顔の鉢が列を作っていた。出店の数は100店以上とのこと。


 こうして改めて眺めると、朝顔にも赤、青、紫など、いろいろな色や品種があることがわかる。

 あちこちで、店の職人さんと話し合いながらの品定め風景が展開される。

 個人的には、やはり青を基調とした瑞々しい朝顔がいいなあ。

 狭い通路を押し合いへし合いしながら、ようやく鬼子母神の境内へ入った。数か月前に雑司ヶ谷の鬼子母神に出かけたが、あちらに比べるとここの境内は相当狭い。

 でも、大田南畝が「恐れ入谷の鬼子母神」と詠んだ狂歌の場所はまさにここ。

 お地蔵さまも、線香と人いきれでちょっとしかめっ面に見えた。

 今年の一番人気は、竹を円筒形に組んだ「行燈づくり」という鉢とのことで、境内にもずらりと並んでいた。


 朝顔市は毎年7月の6,7,8日の開催と決まっている。そういえば、朝顔の別名は「牽牛花」。牽牛星は七夕の日に織姫と会う彦星のことなので、開催日もちょうど七夕を間に挟んだ日程にしているのかも。

 また、ここは台東区の7寺社に祭られている七福神の巡礼札所。そのうち、ここには福禄寿様が祭られている。
 初めてこんな東京の風物詩を訪れてみたが、なかなかいい感じだった。これからも機会を見つけては訪問してみようかな。
コメント (2)
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