新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

ノートルダム博物館下 いずれも一癖ありそうなストラスブールの親方像に興味津々!

2019-01-23 | フランス・ストラスブール
 ノートルダム博物館には大聖堂から移されたものがいろいろ収蔵されている。

 これは西正面タンパンの上に飾られた装飾のオリジナルだろうか。中央玉座にソロモン像、その上に聖母像があったはずだが、ここではソロモン像の頭以外は失われてしまっている。

 ちなみに実際の大聖堂正面を見ると、確かにソロモン像、聖母像が復元されて飾られている。

 彩色された群像が面白かった。抱きあう2人の像。キリストと使徒だろうか。

 キリスト誕生のシーン?いや、赤ん坊を抱いている女性がかなり年配そう。マリア様はこんな年寄りじゃないはずだし・・・。

 こちらの方がマリア様らしいよね。

 これは東方三博士の礼拝だろうけど、かなり国際色豊かな顔ぶれ。

 とってもノーブルな顔立ちの女性像。現代的な感じ・・・。

 別の部屋にはストラスブールのいろいろな職業の親方衆を彫ったという群像が並んでいた。

 髭がとてもお似合いな親方。

 飛行帽をかぶっている?いやいや、中世に飛行機はまだなかったはずだし・・・。

 中世の「考える人」。

 この人たちは相当悪っぽい雰囲気を醸し出しているけど、高利貸しかな?
 とにかく親方衆はいずれも一癖ありそうな人たちのオンパレードで面白かった。

 「日時計の占星術師」とタイトルがついた像もあった。ターバンを巻きひげを蓄えたアラブ風の容貌だ。この像が造られる少し前、1453年にローマ帝国が崩壊した後、アラブ世界との交流が深まっていたが、そうした影響を受けものだろう。

 この博物館で見つけた面白い階段を少々。角ばった形ながららせん状に上下する階段。

 こちらは見事にらせん状に渦巻く中世の階段。実は階段の面白さにも興味を持って、現在収集中です。



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