新イタリアの誘惑

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奈良・寺社巡り 長谷寺③  国内最大級の木造仏「十一面観音菩薩立像」は黄金色に輝いていた

2022-05-03 | 奈良旅

 長谷寺の舞台から右方向を見れば、鮮やかな朱色の五重塔が目に入る。

 この五重塔は、何と1964年、昭和の時代に造られたものだ。戦後日本に初めて建てられた五重塔ということで、「昭和の名塔」とも称される。

 望遠で大アップ。桜の花びらが塔にかかる姿も優雅だ。

 本堂の中に入り、堂内から舞台側を見る。赤、黄、緑の垂れ幕が揺れて、その度に外の景色が見え隠れする。

 斜めから本堂の柱越しに垣間見える五重塔を1枚。

 堂の影で切り取られたスペースにこぼれるような桜が鮮やか。

 そんな景色を背景にして、本堂の十一面観音菩薩像に祈りを捧げる人の姿が絶えない。

                          (JRキャンペーンポスターより)

 十一面観音菩薩立像は、初瀬川に流れ着いた巨大な神木(クスノキ)から掘り出されたとされる。その高さ11mと、日本最大級の木造仏だ。鎌倉の長谷寺観音も大きくてびっくりしたことがあるが、あれでも9mで、こちらにはかなわない。

 (JRキャンペーンポスターより)

 この観音菩薩は、右手に錫杖(つえ)を持って立っている。通常は地蔵菩薩が持つものだが、この観音様は地蔵菩薩の役目も兼ねる特別な徳を持つことを表しているのだそうだ。左手には観音様のシンボルである水瓶を下げている。全身金色に輝くきらびやかなお姿だ。

 再び目を外に向けると、灯篭をシルエットにして外光がまぶしく木々を照らしていた。

 

 

 

 

 

コメント (2)
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