近年、東照宮のライトアップが行われたので出かけた。
夕方5時過ぎ、暗くなりかけたころに照明が唐門を照らし始めた。
早速社殿のある門の内部に入る。
次第に暗くなってゆく周囲とは反比例して、建物は輝きを増してきた。
社殿中央部分。贅を尽くした金色の扉がキラキラと照明を跳ね返して心地よい。
柱や壁面の細工も一層際立って見える。
ピンと跳ねた屋根の端が、まるで鳳凰の羽根のように見えてきて、建物ごと空に舞い上がるかのような錯覚を覚える瞬間があった。
空の青がさらに深みを増してきた。
濃紺の空に包まれて輝く社殿は、まさに徳川家の栄華を伝える貴重な宝として光り続けるのかもしれない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます