歌のショーが終わった午後9時 庭園に出た
フランスは夏時間を採用していることもあって まだまだ太陽は沈まない
庭から見る宮殿は フランス絶対王政時代の栄華を象徴するように堂々としている
装飾模様があしらわれた花壇が点在し 各所に彫像群も配置されている
午後10時過ぎようやく日没が始まり それに合わせて噴水ショーが始まった
11時いよいよ花火の時間が来たが まだ始まらない
ヴェルサイユからパリ市内への RER最終電車は11時20分
とにかく少しでも花火を見なければ せっかくのヴェルサイユ訪問も不完全燃焼になってしまう
焦り始めた時 ようやく夜空に火柱が上がった
一発目の花火だ それから数発続いた後 少しの間隔が空く
もうやばい
とにかく最初の花火が フィルムに映っていますようにと願いながら
急ぎ足で RERの駅に直行した
パリ13区のホテルにたどり着いたのは 午前0時30分になっていた
その貴重な「ヴェルサイユの花火」が この1枚
でも今思えば 最終電車はそれほど込み合ってもいなかった
多くの観客たちはあの夜 どのようにしてパリに戻ったのだろうか
大半の人たちは 宮殿近くのホテルなどに泊まったのか
それとも車で移動する人たちが 多数派だったのだろうか
今でもこの不思議については 疑問が解消されていないままだ
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