極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

免震ゴムの何が不正か Ⅱ

2015年04月03日 | 省エネ実践記

 

 



 

 

● 免震ゴムの何が不正か Ⅱ

 

 『反ボード利ヤールの経済学』(2015.03.20)の残件。東洋ゴム工業による免震ゴムの性能偽装問題で、
国土交通省は先月26日、不良品が使われた全国55棟すべてで「震度5強程度の地震でも十分な耐震性
があり、倒壊の恐れはない」とする見解を発表している(55棟「震度5強でも耐震性十分」 免震ゴム
巡り国交省/朝日デジタル 2015.03.26)。これによると、緊急調査結果で示した「免震層の変形」割合
は、地震が起きた際に免震ゴムが変形する幅を、隣の建物との距離で割った数値。建築基準法はこれが、
「100%未満」となるよう求めている。


       免震ゴムが変形する幅 ÷ 隣の建物との距離 × 100 ≦ 100%


緊急調査をもとに国交省が修正した数値は、最大の高知東警察署でも31・7%だった。これは隣の建物
との間の距離が100センチならば、ゴムが動くのは31・7センチにとどまることを意味し、国交省は
「隣の建物にぶつかることはなく安全」としている。震度6強~7程度の地震を想定して検証し、物件名
を示した3施設の免震層の変形割合は、50・5~63・2%だったとし、東洋ゴム工業は55棟以外に
設置した製品の中にも不良品がある疑いが浮上。国交省は26日、全容解明と報告を同社に指示したとの
こと。早速「JIS K 6410-1 建築免震用積層ゴム支承-第1部:仕様」「JIS K 6410-2 建築免震用積層ゴ
支承-第2部:試験方法」を俯瞰し、東洋ゴム工業の「当社が製造した建築用免震積層ゴムの用免震積
ゴムの国土交通大臣認定不適合 等について」 (2013.03.13)の報道報告、『「性善説で免震偽装見逃
し」
国交省が、東洋ゴム工業事件の幕引き急ぐウラ事情』( ライブドアーニュース 2015.04.02)、「
震防振積層ゴムの開発」(昭和電線レビュー Vol. 58, No.1 2008
 下図参照)、『時論公論「免震装置
問題なぜ見過ごされたのか』(NHK 2015.03.25
)などを参考に調べてみた。数値改ざんした試験項目
は、同社
の報告によると「製造ばらつき値」 がはずれていたという。個人的な感想では、{製造工程で
の作り込み
不足」ではないかと思われるが、その主原因が購入資材にあるのか、製造プロセスの不安定―
―試作から
量産に入るプロセス上の不安定さ(採算割れしているのでは?)――によるものではないかと
推測してみ
た。ということで、残件は処理されたが、ネット上にでの無難な見識を一部紹介してこの項を了
とする。


●東洋ゴム工業の報告資料(下図クリック)





● 免震防振積層ゴムの開発 昭和電線レビュー Vol. 58, No.1 2008

 

 

前記した、『「性善説で免震偽装見逃し」国交省が、東洋ゴム工業事件の幕引き急ぐウラ事情 』(ライ
ブドアーニュース 2015.04.02
によると、現行の「性善説の制度設計」が崩壊したとして、(1)メーカ
は製品出荷前に大臣認定の“お墨付き”を得ないと販売できない。製品は民間の性能評価機関が審査し、
クリアすると評価書をもらい、それを国交省に提出して通過すれば、大臣認定を受けられる。二重チェッ
クのように見えるが、それは形式上のことであり、実際は、チェックらしいチェックはしていない。実物
の性能確認試験のようなものはなく、書面のみの審査。従って、今回のようにメーカー側が性能基準内の
数値を提示すれば、不正は見抜けない。つまり、データ改ざんなどの不正を疑わない性善説の制度設計だ
と指摘
。(2)つまり、行政の不作為犯である、あるいは、それを恐れ、前記のように「安全宣言?」を
国交省が折衷策を公表する必要――データ改ざんを行い、不正に大臣認定を受けたのは東洋ゴムだが、国
交省は書類審査等の不備をつかれる危険性を、どこかで認識していたハズである。「不作為の作為」とい
う名の「知らんぷり」であり、官僚が犯しやすい罪であると指摘している。これは至極、正論で、付和雷
同したマスコミは、「現場の問題点」を抉り出すことなくバッシングしたことの軽率さ?の誹りは拭えな
いのではと、またここは、未来思考で克服すべきだろうと考えるが如何に。甘すぎるってか?^^;。

 

● 今夜の一品 電子レンジの必需品 上手な落とし蓋|株式会社メイダイ

ど!ストライクの一品が、昨日 NHKまちかど情報室にてテレビ放送された。テーマは「
手にカット!料理の“油”」 油をおいしくとって元気に過ごすためのアイテム。周知
通り、節電対策に電子レンジで調理する工夫を考えてきたが。落とし蓋があれば、電子
レンジでの調理法が広がると――たとえば、キッチンペーパーを容器の開口サイズにカッ
トし、真ん中にせん孔を開け、落とし蓋にすれば、肉ジャガがこしらえることができるし
そのほかに、ある程度の吹きこぼれも防止できるはず。孔がたくさん開けてあるが、アク
アパッツタやココットのような煮込みも電子レンジで可能だろう。下皿に水を適当量入れ
この調理板を乗せれば、蒸し器でせいろ蒸し、小籠包や蒸し野菜や湯豆腐も調理できそう
だ。また、総菜として買ってきた天麩羅も、再度、加熱すれば、パリッとした食感を再現
でき、本格的な天麩羅うどん・蕎麦に早変わり、余分な油を落としヘルシーに変身。さあ!
省エネ・省タイム・倹約の実践記は続くぞ。

   ● 今夜の一曲

 

   今はこんなに悲しくて

   涙も枯れはててもう二度と笑顔には


   なれそうもないけど


   そんな時代もあったねと


   いつか話せる日が来るわ


   あんな時代もあったねと


   きっと笑って話せるわ


   だから今日はくよくよしないで


   今日の風に吹かれましよう


   
   ※

   まわるまわるよ時代はまわる


   喜び悲しみくり返し


   今日は別れた恋人たちも


   生まれかわってめぐりあうよ


   

   旅を続ける人々は


   いつか故郷に出会う日を


   たとえ今夜は倒れても


   きっと信じてドアを出る


   たとえ今日は果てしもなく


   冷たい雨が降っていても


   めぐるめぐるよ時代はめぐる


   別れと出会いをくり返し


    今日は倒れた旅人たちも

    
     生まれかわって歩き出すよ


     ※ Refrain

                                                 『時 代』
                       
                      
   作詞/作曲/唄   中島  みゆき
                                                           編曲    西崎     進

「時代」は、中島みゆきが作詞・作曲した歌。1975年に中島自身によって発表され、同年
に中島の2作目のシングルとしてキャニオン・レコードからリリースされた。その後も別
バージョンがたびたび作られ、アルバムやシングルに収録されている。また、他の多くの
歌手によってもカバーされている。シングル盤20万枚のヒットを記録。卒業式で歌われた
り、音楽の教科書に掲載され。2007年に「日本の歌百選」にも選ばれた。

涙もろくなっている僕には怖いほど、  唇をぎゅっと噛みしめる。

 

   ● 今夜は蝶ロボットが舞う。

eMotionButterflies – ultralight flying objects with collective behaviour

 

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