八 佾
はちいつ ことば-----------------------------------------------------------------
この篇は、礼をテーマとする章を中心として編集されている。
「夷狄の君あるは、諸夏の亡きがごとくならざるなり」(5)
「なんじはその羊を愛しむ。われはその礼を愛しむ」(17)
「成事は説かず。遂事は諌めず。既往は咎めず」(21)
「天下の道なきや久し。天まさに夫子をもって木鐸となさんとす」(24)
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19 礼の定めに則って主君に仕えていると、そういうわたしをおべっかつかいだと人はい
う。(孔子)
19 「わたしは臣下に対して、どのような態度で臨むべきだろう。また、伺を臣下に期待
したらいいのだろうか」という定公の質問に、孔子はこう答えた。あなたは臣下に 対して
礼にかなった態度を持することです。そうすることが同時に、臣下にも厳格に職分を尽くさ
せる意味になるのです」
<定公〉 魯国の君主。孔子が四十四歳のとき即位して、在位十五年。孔子が魯国で政治活動
の舞台を得だのは、この定公の下においてであった。
Aug. 7, 2018
【欧州共同体で進む廃プラ政策の新潮流】
廃プラを生分解性プラに変換?ーP4SB
合成生物学の知見から自然のパクテリアに手を加え、従来のフラスチック(PET やボリウレ
タン)を生分解性バイオプラの一種PHAに変換する───-。これが実現 すれば、廃棄され
るPETやポリウレタンなどの化石由来の既存ブラ廃材を環境に負荷を与えないバイオ・プラに
変換する画期的なものとなる。この革新的な技術閲覧に挑むのが、いくつもの国の若い研究
者によるプロジェクトP4SB。コア技術を持つのは、アイルランドの小さな技術会社Bioplastek
社。持続可能な原料や廃棄資源を素に、生分解性をもちコンポスト可能なポリマーを作る技
術で特許を持つている。これに欧州各地の企業や大学、研究機関などの多数参画。このよう
に、欧州では脱プラのための研究開発が積極的に進められているが、その一分野として市民
社会への啓発や、産業界のオピニオンリーダーの役割を分析する社会科学研究も少なくない。
そんななか、2018年5月に欧州委 員会から提案された「海洋生物保護のための使い捨てプラ
禁止法案」は、さらに厳しい項目も加えて10月に欧州議会で採択。昨年末、加盟国担当大臣
からの承認を受け、異例の早さで成立した。 EU市民5億人が求めた「使い捨てプラにNO』が
法律化される。
プラごみのない海を一欧州市民の意思を法規制に
28も加盟国があれば、各国それぞれ の事情や重要産業界からの突き上げもある。政局など
の事情から法を少しでも 先送りしようとする国も、海岸線がない から切実度の低い国もあ
る。それでも、欧州全体でこうした法案を早急に成立・施行させる力強い原動力と なってい
るのは、「欧州市民の強い意志」 だという。2018年11月26日、ブリュッセルのEU主要機関か集
まる広場に、プラごみを吐き散らす怪獣が登場。法案を提出した欧州委員会の代表と欧州議
会の代表が、脱プラを求める欧州中の市民団体代表とともに、加盟28カ国を代表する大臣た
ちに向かって、「海洋ごみを吐き出す怪獣を制圧して、プラ依存社会を考え直そう!産業界に
屈するな目と訴えた。日本でいえば、永田町でトップ官僚と国会の委員長クラスが、市民団体と
屑をならべて内閣府に向かってアピールしているような構図。
Rethink(考え直し)が加速する 社会的ムーブメント
欧州では2011年、化石燃料を含むあらゆる資涯との向き合い方を再設計し、廃棄物を究極に
削減した社会を目指す 汎欧州運動 Zero Waste Europe がスタート。2016年には世界中から
1,400もの組織を集めて「プラスチック公害のない未来」を希求するプラットフォームBreak
Free From Plasticが設立。Rethink Plastic AIliance(考え直そうプラスチック同盟)は、プラスチ
ックに特化して欧州の市民組織をまとめており、EUの立法関係者や政策決定者を動かすのが
その使命。今回、使い捨て プラ禁止法案」を策定から議会での可決理事会の承認までひっ
ぱってきたのも彼らの運動の成果のひとつだ。だがそれは、ほんの序の口でしかない購買や
消費を低迷させかねないと産 業界や政府が及び腰なのは目に見えている。だからこそ市民
社会が知恵を出し合い、理解を進めプラごみを削減すると同時に、便利で質の高い社会生活
を営めるようにイノベーションや新産業を刺激するのか市民運動の役割 だとRethjnk Plastic
のプレス担当Delphineが語る。
政治家にもプラごみ問題は絶好のチャンス
海洋プラごみ問題が巷で語られるようになったのは ここ数年のことだ。そこからEUが使い
捨てプラ禁止法を成立させるまでのスピードは目を見張るものだった。それはひとえに、海
洋のプラごみは可視化され、実感しやすいからだという。海洋に浮遊するプラごみの惨状や
ウミガメの哀れな姿に欧州のメディアが反応し、猛烈な勢いで伝えた。市民社会の懸念が高
まると同時に、政治家がこの問題に食いついた。これは、市民の声が政治に反映されていな
いとの不満感が社会に蔓延し、それに付け込んだポピュリストの台頭が脅威となっているか
らで EUの政治家や官僚は、海洋プラごみ問題に飛びついた。市民の意向を政治に直接つな
げられる絶好のチヤンスとみたからだとオランダの活動家は語っている。日本でもマスメデ
ィアや初等教育が、海洋生物の惨状やプラごみ問題を本気で繰り返し訴え、環境政策に怠慢
な大人たちに、中高生が立ち上がり抗議デモを続けている。これに大学生、小学生、その親
たちが連動し、国王や政治家を動かし始めているとこのように記事は結んでいる。
ところで、オゾンホールにしろ、プラごみにしろ国際的な連帯により目的を達成することで
地球規模の環境制御技術を習得することは、人為的温暖化の制御と同様に環境制御技術を手
にすることを意味し、環境制御技術に役立つとわたし(たち)は考える。欧州共同体の動き
に日本はどう対応するのか上記の環境ビジネス春季号の『環境と経営』の特集の中から「脱
炭素経営:静脈産業が担う資源重患社会」という記事を取り上げる。
【脱炭素経営:静脈産業が担う資源循環社会の実現】
事業が環境そのものにかかわっているケースでは、環境戦略と事業戦略を一体化」が前提と
なる。RE100 への加盟も、本業の推進こそが社会全体の二酸化炭素排出量削減に寄与し、
また一層シナジーも見込める。気候変動の影響が現れつつある現在、二酸化炭素排出量は社
会の急務を前提として、そのためには再生可能エネルギーの量導入が必要として、再エネの
普及に伴い、太陽光パネルなどのリユース・リサイクルの需要は増す。その需要に応えるこ
とが環境への貢献になり、廃棄やリサイクルという製品サプライチェーンの最後尾を担うエ
ンビプロ・ホールディング社がRE100を宣言し、「廃棄プロセスにお ける二酸化炭素排出量
削減の“選ばれる”企業」にもなれるという。具体的にどうRE100を達成するのか。エンビ
プロ・ホールディングスの年間の二酸化炭素排出量は1.8~2万トン。その約半分が電力
由来、残り半分が燃料。同社はまず、年間19~200 GWh ほどの使用電力を再エネ化す
る予定で2018年度中には年間の電力使用量の20%を再エネで賄える見込みである。推進に
は、同社グループで環境コンサルティング事業を行っているブライトイノベーション(BD社
がその主導的な 役割を担う。 BI社がグループ全体の状況を把握し、自家消費や外部からの
調達を計画しており、工湯屋根上への中古太陽光パネル設置による自家消費、エンビプロ・
ホールディングス環境事業推進部や発電事業者の発電した再エネを一般電気事業者・小売電
気事業者との協力のもと別のグループ会社へ供給することなどが予定されている。また、今
年2月から実証が始まった、発電源が特定できるトラッキング付き非化石価値証書も活用し
てRE100を実現に歩みを進めていくが試行錯誤は覚悟の上で価格的側面の工夫が重要と強調
している。
また、同号の特集『これからの脱炭素経営』の「"石油経済"から"太陽経済"へ」(山崎養世
太陽経済の会代表)で、人類の生存の危機が迫る今、もう、金融の時代は終わったのではな
いか──サステナビリティや人類のテクノロジーの進化などについて先進的な提言を行った
思想家・リチャード・バックミンスター・フラーは、著書『クリティカル・パス』で「人間
はエネルギー革命を起こせるとした。そこでは、毎年生産される太陽エネルギーを使用して
モビリティ(移動手段)を変え、都市を変え、国家・経済まで変えれば、人口が増えようと
も人類は平和に共存しと画かれている───と感じた述べているが、宇宙船地球号操縦マニ
ュアル』(改題:宇宙船「地球」号)筑摩書房が1968年に発刊されたことは、知っていたが
購読していなし、"効率の悪い状態で資源やエネルギーを使い続ける経済 システムは人間の
サステナビリティに甚大な影響をもたらす(山崎氏)が、その実現を担保(=触媒)する「
先端技術、すなわち、デジタル革命」の1984年まで16年またなければなかったことは、こ
のブログの熱心な読者(≒同志)なら了解していただけるだろが───そこで、同氏は“石
油経済" で発展してきたアメリカではこれを是正できず、その役割は日本であるべきといい
加えて、これを体現するのが“太陽経済" という概念で、太陽エネルギーこの100年の間、
太陽光による発電が可能に なり、2年ごとにその発電コストは半減していると言われてい
る。このゼロコストに 近づきつつあるとしてきしているが、わたし(たち)は、体系的に
予見し、デジタル革命渦論のビックバーン(1984年)の14年後に「ネオコンバーテック
創業論」を想起し、次世代太陽電池開発に乗り出し、現在は、RE100%社会実現を2040年に
想定し「ラストワンマイル論」を連載中の最中にある。
そして、今夜それが間違いないことを確信してタイピングしているわけである。面白いことに、
二酸化炭素排出量が最大の国のPOTUSが、 “When the wind stops blowing, that’s the end of your electric.”
(下写真))という、とんま発言が批判されている。「已んぬる哉、宜なり」である。
Goldfinger Shirley Bassey
Music Writers: John Barry, Leslie Bricusse, Anthony Newley
『007 ゴールドフィンガー』(ゼロゼロセブン ゴールドフィンガー、Goldfinger)は、イア
ン・フレミングの長編小説『007』第7作。また1964年の映画『007』シリーズ第3作。アカデ
ミー音響効果賞受賞。イアン・フレミングの小説『007』シリーズ長編第7作。1959年、ジョ
ナサン・ケープより出版された。日本では1960年に早川書房から井上一夫訳によりハヤカワ
・ポケット・ミステリで発売された。シャーリー・バッシーの歌う同タイトル曲は映画と共
に世界的な大ヒットとなり、一躍、シャーリー・バッシーの名を世界的に知らしめた。イギ
リスの「ミュージック・ウィーク」誌では、最高位21位だったが、アメリカの「ビルボー
ド」誌では、最高位第5位を獲得。また、ジョン・バリー・オーケストラによる同主題歌も、
「ビルボード」誌でチャート入りを果たし、最高位72位を記録。さらに同サウンドトラッ
ク・アルバムは、007シリーズ史上、唯一の全米第1位を獲得。