やっと出す 年賀の切手 貼り付けて きみに手渡し シネラリアかな
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明日から正月3が日は歳神を迎え、社務所詰めに
なる上に、気象庁は30日、日本付近は31日から1日
にかけて強い冬型の気圧配置となり、北日本など
で大雪や暴風になる恐れがあると警戒を呼び掛け
ている。当然、ブログは臨時休業となる。
ところで、ロイター通信によると「菅直人・副総
理兼国家戦略・経済財政担当相は30日、臨時閣議
で鳩山政権初の新成長戦略基本方針を決定した後
に記者会見し、2020年度の経済規模(名目GDP)を
650兆円程度に拡大させることを目標-日本の強
みである環境技術や介護・健康分野など成長市場
と位置づけ、2020年度までの平均で、名目成長率
3%、実質成長率2%を上回る成長を目指すに掲げ
たことについて「十分達成可能な目標だ」と述べ
たと報じるが、JAL再建策の過小評価が効き、
この通信社評価や市場の反応は鈍く、米国との比
較して「景気浮揚力」が小さいと評価している。
【ロイターとは】
Paul Julius Baron von Reuter
そういわけで、この通信社の経歴や現状が知りた
くなった。20世紀後半からのロイターの動向は、
伝統的な通信社業務で経営を維持することの難し
さを示している。取材活動に莫大な経費を要する
ことは他の通信社も同様で、世界的通信社であっ
たUPI通信も、その負担に耐えることができなか
った。瀕死のロイターは、コンピュータによる経
済・金融情報の提供により再興した。今や、ロイ
ターなくして世界の市場は動かないと言っても過
言でない。
Reuters
しかし、端末に送られる情報は、新聞社に向けて
書かれたものでなく市場関係者に、投資の材料と
して提供される。しかも情報の送信から一歩踏み
込んで、自身が金融市場を創出するまでに至った。
それは果たしてジャーナリズムなのか。市場を取
り仕切る者がニュースの提供者を兼ねていること
は倫理問題にもなる。「ロイターはカジノを経営
する気か」との内部批判があったが、新聞社向け
のニュースが特定の国や地域の読者を想定して配
信されてきたのに対し、経済情報は国籍は無関係
であり、真にグローバルなジャーナリズムとする
見方もあり、経済・金融情報分野は今後も主要な
部分を占めると考えられている。なるほど、ユダ
ヤ系金融経済情報通信社かと複雑な思いで腑に落
とす。
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【貨幣経済の行方】
貨幣経済は、貨幣によって交換を媒介するために、
まず貨幣となるような普遍的な商品が必要である。
いったん取引が行われると、あらゆるものを商品
化し自己拡張する。貨幣経済は、交換や蓄積が効
率的なため、経済的繁栄の必要条件となる。特に
紙幣が効率性が高い。不換紙幣を貨幣とする場合
は、貨幣の信用が重要となるため、安定した政府
などが必要である。一般に、政府が信用されない
場合、紙幣の流通がうまくいかなくなり貨幣経済
は衰退する。自国の通貨よりも外貨がもてはやさ
れる事態も発生する。内戦が頻発する国や、著し
く財政規律が乱れた国は、貨幣経済の維持・運用
が困難となり、インフレーションの誘発や経済活
動が縮小をもたらし貧困が多発するとされる。
貨幣を使用する目的は三つある。第一は、交換す
る時の支払い手段。第二に、富を蓄える手段。第
三は、価値を測る尺度として用いる。当初、中央
銀行として設立されたのではなく国家財政と関わ
って行きながら中央銀行に進化して行った。王国
政府の銀行であったイングランド銀行は国の債権
債務の管理や、発達していく商工業の貨幣、信用
供与、などを行っていく中で中央銀行になる。イ
ングランド銀行のみ銀行券発行の独占権が与えら
れ、唯一の発券銀行になり国有化された。国の通
貨はその国の中央銀行が発行することは、FRB
を構成するメンバーに、各地区の連銀総裁がいる。
12の地区連銀があるが、その代表格はニューヨ
ーク連銀で(Federal Reserve Bank of New York)で、
やはりFRBということになる。ユーロ圏には、
各国の中央銀行の他にユーロ圏全体の中央銀行で
あるECB(European Central Bank)がフランクフ
ルトに置かれている。
「現金その場限り」。銀行でよく使われる言葉だ。
大金をお持ち歩くのは“見せ金”と言い、下心が
ある場合だけで現金は持ち歩かない。大金は大抵
クレジットカードで支払う。最近は、電子マネー
が普及してきたからなおさらだ。小銭さえ、現金
を使わず、Edy やSuicaあるいは携帯電話で支払う
若者が増え、実物の貨幣の発行額は激減していく
と考えられている。法人用の電子マネーが開発さ
れれば、決済、振込み、振り替えなどの資金移動
も可能になり、手形、小切手も無くなるかも知れ
ない。そうなると街角の銀行店舗もその姿を消し、
「新しい」マネーのための発行、修理、メンテな
どの手続きをやる店舗などに替わっているかもし
れないと予測されているが、電子マネーの流通量
の占有による影響予測も大事ではないかと思った。
「貨幣経済」と「日本の成長戦略」との関係が見
えないって?それこそが最大のテーマであり「通
貨調整(経済活動媒体)→信用の回復・強化」が
目的である。結論からいうと、市場に対する迎合
を押さえ、<政府性>の<安定力>回復、強化のため
社会変容に対応した「社会保障」「安全保障」を
最優先として、再構築することが求められている。
「短気は損気」「急がば回れ」は鉄則だと腑に落
とす。
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【地球温暖化懐疑論批判】
長い間、応用化学を半専門?に仕事をしてきた関
係から、『成長の限界-ローマクラブ』の資源棝
欠や『公害原論』『瀬戸内海汚染調査団報告』の
経済成長と企業公害等の環境破壊問題への係わり
多いが、これでいて臆病、繊細なのか疑い深い性
格だ。だから地球温暖化の懐疑主義的肯定派であ
るが、倫理主義的肯定派や陰謀論的な否定派とは
一線を画す。温暖化による懐疑や批判は次の4つ
からなされているという。
(1)過去あるいは将来の温暖化のうち、人為的
な要因が占める割合はもっと低い、あるいは
人為的な要因は無いと主張するもの
(2)温暖化の原因が、人為的な二酸化炭素の増
加によらないとするもの
(3)(気候モデル等による)再現や予測の不確
実性を批判するもの
(4)学術論文、学術的知見、コンセンサス等が
陰謀に基づいていると主張するもの
なぜこのようなことを書いたのか?テレビ出演の学者
のコメンが余りにもお粗末過ぎて(例、レジ袋、ダイオ
キシン、ゴミ分別問題)、地球温暖化批判、懐疑論の
実態を調べてみた。
(1)ホッケースティック論争/気温上昇
(2)温暖化原因論争
(1)二酸化炭素より、水蒸気の方が温暖化の寄
与率が大きいとする水蒸気説、(2)太陽活動主
因説、(3)宇宙風説(太陽風・宇宙線・紫外線)、
(4)小氷期回復説、(5)地球寒冷化説からの
批判・懐疑である。
この他にも、炭素循環に関する議論、予測内容や
影響(氷河融解、海面上昇)、予測精度の議論等
からの批判、懐疑である。いずれにしろ、データ
以前の問題、データ処理の問題、データの取り扱
い等では本質を大きくそらしてしまう危険性は否
定できないが、複雑系を取り扱う場合い、説得力
に欠ける非線形的な結果を如何に解析・分析する
かが重要だとも思っている。
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シネラリア ( Cineraria ) とは、キク科の植物の一
種。学名Pericallis x hybrida(シノニムCineraria cruenta、
Senecio cruentus、Pericallis cruenta)。原産地は北アフ
リカ、カナリヤ諸島。開花期は冬から早春。多く
の品種があり、花色も白、青、桃色など多様であ
る。別名はフウキギク(富貴菊)、フキザクラ(
富貴桜)。また、サイネリアという別名もあるが、
これはシネラリアが「死ねラリア」と聞こえるの
を嫌ったもので、園芸店などではサイネリアと表
示していることが多い。やっと、年賀状を出し終
える。郵便局で投函する前に、切手を貼るのだが
係りの女性が親切に対応して頂いたのが、心に届
き思わず彼女を深く見つめ年賀を手渡すがいると
詠う。付和雷同かしれないが、それでも、来年は
きっと良い年になりそうだと。別名富貴菊の白い
「シネラリア」。花言葉は「快活」。
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