<4月の鑑賞予定映画>
~その真相を 追ってはいけない~
2008年 アメリカ ショウゲート配給 (09.3.7公開)
[監督]ロドリゴ・ガルシア [脚本]ロニー・クリステンセン
[音楽]エド・シェアマー [上映時間]1時間33分
[出演]アン・ハサウェイ・・・・・・・・・クレア・サマーズ (セラピスト)
パトリック・ウィルソン・・・・・エリック・クラーク
デヴィッド・モース・・・・・・・・アーキン
クレア・デュヴァル・・・・・・・シャノン
アンドレ・ブラウアー・・・・・・ベリー
ダイアン・ウィースト・・・・・・トニ
<見どころ>
飛行機事故で、奇跡的に生還した5人の乗客のカウンセリングを担当する
セラピストが、不可解な事態に巻き込まれていく心理サスペンス。
事故に関する事実を証言しながら次々と失踪する生存者たちをめぐり、
スリルと謎が複雑に交錯するサスペンスフルなドラマが展開する。
真実を追求するセラピストを演じるのは、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ。
監督は『美しい人』のロドリゴ・ガルシア。
予想を裏切る衝撃の結末に息を飲む。(シネマトゥデイより)
<あらすじ>
突然の電話で起こされたセラピストのクレア(アン・ハサウェイ)は、
墜落した旅客機事故から奇跡的に生き残った5人の男女が抱えるトラウマ的な
ストレスを治療するため、担当のセラピストに命じられる。
クレアはやる気を見せるが、生存者の一人、エリック(パトリック・ウィルソン)は
彼女のカウンセリングを拒否し……。(シネマトゥデイより)
<感想>
アン・ハサウェイ見たさに、わざわざ109シネマズ川崎まで行ってきました。
NAOさん、この作品は上映館数多いと思ってたのに、少ないんだもん。
う~~ん、ちょっとやってしまった?って感じな作品?
この結末は、ちょっとないんじゃない?
そりゃあ、ある意味「驚愕の結末」ですよ。
見終わった直後、お友達のHさんと、変な意味で放心状態でしたわ。
クレア(アン・ハサウェイ)の周りで次々と起こる不可解な出来事。
途中までは、サスペンス的要素があり、どうなるの?と思ってたが
エリックとある個人的な関係以降、それもすっかりトーンダウン。
で、結末があのような状態。
ミステリーなんだけど、1時間半、側面ばかりしか伝えないので
観ている側も、いまいち盛り上がらない。
でも、最後の方までいくと、なんでエリックがあんなに陽気なのかも
わかるし、病院や会社や空港のシーンで、周りの人と事故機関連の人との
交わりがないのも納得できる。
だいたい、セラピストが患者がカウンセリングに欠席するのを
そのままスルーすること自体おかしいもの。
私としては、クレアがエリックに惹かれた理由から真相へつないで
ほしかった。そうすれば、もう少し納得もいけたのだけど。
う~~ん、脚本がいまいちよね~。
しかし、このオチはないよね。
帰り、Hさんと「なんかの映画に似ていない?」「なんの映画だっけ?」
と言いながら帰宅しましたが、思い出した!『○○○○・センス』だ。
でも、あちらの方がずっと秀逸。
主演がアン・ハサウェイだったから、最後までなんとか観られたわ。
点数:4点 (10点満点)
~人生は すばらしい~
2008年 アメリカ (09.2.7公開)
[配給]ワーナーブラザーズ映画
[監督]デビッド・フィンチャー [原作]F・スコット・フィッツジェラルド
[脚本]エリック・ロス [上映時間]167分
[出演]ブラッド・ピット・・・・・・・・ベンジャミン・バトン
ケイト・ブランシェット・・・デイジー
タラジ・P・ヘンソン・・・・・クイニー
ティルダ・スウィントン・・・エリザベス・アボット
<見どころ>
原作はF・スコット・フィッツジェラルドの短編小説。
80歳の肉体で生まれ、歳をとるごとに若返っていく男・ベンジャミンの生涯を
描いた、静かで味わい深いドラマ。
ベンジャミンを演じたブラッド・ピットは徐々に若返る男という難しい役柄を、
これまで見せたことない寡黙な演技で淡々と表現。
ケイト・ブランシェット演じる生命力あふれるデイジーと対比すると、
その印象はさらに強くなる。
<あらすじ>
1918年、ニューオーリンズ。
生まれながらに80歳の姿で生まれたベンジャミン(ブラッド・ピット)は、
父親に老人ホームの前に置き去りにされた。
しかしそこで働くクイニー(タラジ・P・ヘンソン)に育てられ、
少しずつその肉体は若返っていく。そして1930年の感謝祭、
彼はその後の人生を変える女性、6歳のデイジー(ケイト・ブランシェット)と出会う。
2人はすぐに心を通わせ、ベンジャミンの身体の秘密もデイジーは受け入れた。
その後ベンジャミンは船員として働き始め、海へと出るが……。
<感想>
ありえないお話なんだけど、映像がすごく美しく俳優さんがみんなうまいので
すんなり映画の中に入れました。
80歳で生まれ、徐々に若返っていくベンジャミン(ブラッド・ピット)。
生まれたと同時に母は死亡。その醜さに驚愕した父親は老人ホームに
ベンジャミンを捨ててしまうのだが、育ての母クイニー(タラジ・P・ヘンソン)の
献身的な愛情の元、育っていく。
幸いなことに、ベンジャミンは、愛あふれる人がいっぱいの中で人生を
歩んでいくので、観ているこちらも暖かい気持ちになる。
彼の生い立ちがこんなだから、ベンジャミンは命に限りがあるということを
承知で生きていく。だから、ひとつひとつの出会いがすべて「一期一会」。
中でも幼馴染のデイジーは、生涯ベンジャミンのかけがえのない存在となる。
デイジーと結ばれる前には、しっかり?人妻との恋愛も経験する。
そして、人生の中間地点で二人はようやく結ばれる。
だが、今度はデイジーが老いていき、ベンジャミンはどんどん若返り・・・。
人生の最後は、みんな“死”なんだけど、ベンジャミンの場合は
死ぬ時は、赤ちゃんの姿。デイジーはおばあちゃん。
共に年老いていく・・・なんていうのは不可能。
老いていく身になるデイジーにすれば、どんどんイイ男になっていく
ベンジャミンを見たいような見たくないような気分かもね。
私も、デイジーと同じ立場だったら、ベッドインする前にデイジーと同じ
せりふを言ってしまうわね。(こんなおばちゃんの私に・・・って)
それにしても特殊メイクの技術にはびっくり!
↑20代のデイジー ↑80代のデイジー
ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェットの特殊メイクはほんとうにすごかった。
一番驚いたのが、変わり行く姿の継ぎ目がまったくなく、ホント自然だったこと。
そして、うれしかったのが、映画の後半、青年になったベンジャミンの姿。
そう、デビュー当時のブラピの麗しいお姿が!!
これだけでも、観る価値十分あり!ではないかと思う。
(これが、なんとも色っぽい目線で)
生まれたら、必ず“死”がやってくる。
老人だけど、赤ん坊のベンジャミン。そして、赤ん坊だけど老人のベンジャミン。
だけど言いかた変えると、年老いていくと、ある意味みんな赤ん坊になって
いくのだと思う。
ただ、年齢も見た目も老人だと、赤ん坊に見えないから、難しいんだよね。
最後、ベンジャミンとデイジーの様子を見てると、そんな風に感じてしまい
考えさせられるようなせつなくなるような、いろんな思いを交差させてくれる
映画だったように感じる。
ブラッド・ピット演じるベンジャミンの懐深い愛の大きさに圧倒。
そして演技力もなかなかだった。ケイトの存在も光る。
でも、忘れてはいけないのが、育ての母クイニーを演じた
タラジ・P・ヘンソンの存在。 地味だけど、彼女の存在は映画の中で大きかった。
ただ、3時間近いのは、ちと長いような。
それで、終わり方が意外なほどあっさり。これには少々肩透かしの感が。^^;
いろんな面で見る価値あり、の映画。 ちらっとだが、ブラピとアンジェリーナの
娘が出ているのもおもしろい。本編で探してみてください。
生きるとは?死ぬとは?をさりげなく問いかけているなかなかの作品です。
点数:8.5点 (10点満点)
-- 予告編 --
~人生を変える夢のスーツ、あります!~
ダーリンが「観たい」という希望でレイトショーで行ってきました。
珍しい作品を希望したな~~~~。^^;
2008 日本 アスミックエース配給 (08.11.1公開) 11/30鑑賞
監督:英勉
脚本:鈴木おさむ
音楽:川口大輔
主題歌:渡辺美里 「My Revolution」
出演:谷原章介・・・・・光山杏仁 (ハンサムスーツを着た琢郎のもう一つの姿)
塚地武雅・・・・・大木琢郎 (定食屋のブサイクな店長)
北川景子・・・・・星野寛子 (定食屋で働く美人アルバイト)
佐田真由美・・・來香 (プライドの高いトップモデル)
大島美幸・・・・・橋野本江 (寛子と入れ替わりで定食屋で働くブサイク娘)
池内博之・・・・・狭間真介 (琢郎の親友)
本上まなみ・・・谷山久恵 (真介の婚約者。元モデルで來香の親友)
<見どころ>
谷原章介、塚地武雅が主演を務めるコメディ。
着るだけでハンサムになれるスーツを手にしたブサイク男が、スーパーモデルに
変身し、恋や夢をかなえようと大騒動を繰り広げる。
<あらすじ>
大木琢郎(塚地武雅)33歳独身、彼女いない歴33年。
イタリアに留学経験もある一流シェフだが、亡き母親の後を継いで
いまは定食屋「こころ屋」を営んでいる。
ブサイクでメタボリックな体型が災いしてか、優しくて料理も上手いのに、
美人アルバイト(北川景子)にフラれてしまった…。
ところがある日、紳士服店に入った琢郎は、ハンサムな店長(中条きよし)から
彼にぴったりのスーツを勧められる。半信半疑ながらも袖を通してみると、
スーツが体にぴったりとフィットし、琢郎はハンサム=光山杏仁(谷原章介)に
変身するのだった・・・・。
<感想>
公開してから1ヶ月過ぎちゃってるので、今更感想・・といってもね。^^;
本作品は、売れっ子の鈴木おさむ氏が脚本。
本編に出演している森三中の大島美幸さんは奥様でしたよね。
内容は、ブサイクな塚地さんがが、ハンサムスーツを着ると、谷原さんに変身!
塚地さんが出てきた瞬間に、大笑いでしたわ。( ̄m ̄)ププッ
まず、この話の持っていきかたに、大笑い。
ありえねぇ~話なんですが、容姿にコンプレックスを持っていた場合
「こんなスーツあればいいな」なんて思っても不思議じゃありません。
私も「美人スーツ」あれば、着てみたいですわ。
内容は、至って安易。
最初の30分ほどで、話のオチがわかってしまいます。
人は、見た目か?中身か?
確かに見た目で、損得があるのは、実際少なからずありますよね。
ハンサムや美人で得した・・っていうの、やっぱりあると思うもの。
(そんな経験したことないから、1回ぐらい味わってみたいわ)
個人的に、谷原さんのハジケっぷりに笑えました。
いやぁよく演じたなぁ。自分を捨ててあそこまで演じたことに拍手おくりたいです。
主題歌が、渡辺美里さんの「My Revolution」。
アラフォー世代には、めっちゃめちゃ懐かしい曲。
そういや、先日詐欺で逮捕・釈放されたKT氏の楽曲でしたよね。
これが流れると、TKさんの顔がチラチラ浮かんできましたわ。
挿入歌は、なつかしの80年代の曲がオンパレード。
40代前後の人はいいけれど、10代20代の人が聴いたら、
「???」かもしれませんね。
内容的には、TV以上映画未満的なかんじですね。
とにかく、ああだこうだという代物ではなく、なんにも考えずに
笑いたい人にはオススメの作品。
夫婦で、ばかばかしいと思いながらも、大笑いしてしまいました。
点数:7点 (10点満点)
~予告編 ~
~ヒコーキ、飛ばします~
ポイントが貯まったので、行ってきました。(今月末が有効期限で^^;)
2008年 日本 東宝配給 (08.11.15公開) 11/19鑑賞
監督&脚本:矢口史靖
製作:亀山千広
音楽:ミッキー吉野
主題歌:フランク・シナトラ 「Come fly with me」
<出演>
田辺誠一・・・・・・鈴木和博(機長昇進試験中の副操縦士)
時任三郎・・・・・・原田典嘉(厳格で厳しい機長)
綾瀬はるか・・・・斎藤悦子(新人CA。食いしん坊でおっちょこちょい)
吹石一恵・・・・・・田中真里(先輩CA)
田畑智子・・・・・・木村菜採(グランドスタッフ)
寺島しのぶ・・・・・山崎麗子(チ-フパーサー。厳格で厳しい)
岸部一徳・・・・・・高橋昌治 (オペレーションディレクター。パソコンに弱い)
笹野高史・・・・・・丸山重文 (乗客の1人。カツラをかぶっている)
小日向文世・・・・望月貞男(温厚な機長)
<見どころ>
「ウォーターボーイズ」「スゥイング・ガールズ」など娯楽性豊かな作品を
生み出してきた矢口史靖監督の最新作。
航空機一機をスケジュール通り安全に離着陸させるために働く、
さまざまな役目を負ったスタッフたちの奮闘ぶりを生き生きと描く。
<あらすじ>
副操縦士の鈴木(田辺誠一)は、機長昇格の最終訓練である乗客を乗せて飛ぶ
実地試験でホノルルに向けて飛び立つことになる。
彼は、試験教官として同乗する威圧感たっぷりの機長の原田(時任三郎)を前に
緊張感を募らせていた。
そんな中、キャビンアテンダントの斎藤(綾瀬はるか)は夢にまで見た
ホノルル行きの国際線フライトに就くが、思わぬ実態が発生する。
(以上、シネマトゥディより)
<感想>
ANAが全面協力のこの作品。
映画の無料券の期限が、今月末までだったので、なんでもいいから
観てしまえ!の感覚で、さして期待しないで行ったのですが、あらら!
やっぱり、矢口監督ですね。 素直におもしろい作品だと思いました。
主演は、綾瀬はるかさん?と思いきや、田辺誠一さんだったんですね。
副操縦士(田辺誠一)と、新人CA(綾瀬はるか)を中心に空港を舞台にした
大人の群像劇。 全体的な感じは、「THE有頂天ホテル」や「踊る大走査線」
のような印象を受けました。
綾瀬はるかさんは、今年映画でまくってましたね。
これは「ICHI」とは違って、天然ボケボケキャラでしたが、素直に笑えました。
綾瀬さんの、ロールパン一気食いシーン、必見です。(^m^)
この作品は、空港の1日を描いた内容ですが、1機の飛行機を飛ばすのに
どれだけの人が関わっているのかが、この映画でわかったような気がします。
山崎麗子(寺島しのぶ):『もっと華やかで夢みたいな仕事だと思ってた?』
華やかな職業と見られがちなCAですが、実際はいろんな乗客の
頼みや苦情をにこやかに対応、自分のご飯なんて食べてる暇はなし!
非常時には、保安任務の顔になったり・・・と、確かに過酷な職場ですね。
確かに、甘い世界ではないな~と感じます。
でも、どんな職場も甘い世界なんていうのはないですよね。
CAに限らず、パイロットも整備士もグランドスタッフも、どのポジションも
大切なお仕事だな~、大変だけどカッコイイな~なんてちょっとした社会見学の
感覚で、このあたりは観てましたね。
意外に良かったのが、田畑智子さんが演じた木村菜採。
彼女の演技力がいいのでしょうか? すごく印象に残りました。
最後、恋の行方がどうなったのか?(大体想像つくが)
エンドロールで、しっかり描いて欲しかったです。
後半は、軽くパニックムービーでしたが、予想のつく結末だったので
特に盛り上がりもなし・・・この辺は仕方ないかな?
それでも、細かい描写だから、観てるだけで飛行機に乗った気分になり
飛行機が揺れて騒いでる様子は、こっちまで揺れているような感覚に
なりました。
あと、主題歌のフランク・シナトラが良かった。
この歌で、映画の品格が上がった?という感じもします。
音楽担当したミッキー吉野さんのセンス、さすがです。
空港の裏側が観られて楽しい2時間でした。
単なるバカバカしい映画・・・と思ってましたが、意外に見ごたえがあった
作品でした。 スカッとしたい方にオススメです。
個人的には、乗客役の笹野さんがやっぱりおかしかったな~。
点数:8点(10点満点)
~予告編~
~愛は、分けられない~
イギリス王朝絵巻の話は、大好き! 即効で、観に行きました♪
2008年 イギリス=アメリカ ブロードメディアスタジオ配給 (08.10.25公開)
監督 : ジャスティン・チャドウィック
原作 : フィリッパ・グレゴリー
出演 : ナタリー・ポートマン・・・・・・・アン・ブーリン
スカーレット・ヨハンソン・・・・ナタリー・ブーリン
エリック・バナ・・・・・・・・・・・・ヘンリー8世
<見どころ>
16世紀のイギリスの宮廷を舞台に繰り広げられる愛憎劇。
どちらも国王の寵愛を受けながら、まったく異なる道を歩むことになる
美しい姉妹の劇的な人生を鮮やかに映し出す。
本作ではナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンという当代きっての
若手女優の夢のような共演が実現。
後にイギリスに黄金時代をもたらしたエリザベス1世の母の壮絶な生涯に息をのむ。
<あらすじ>
16世紀、イングランド。20年にわたる夫婦生活で、王女メアリーしか
もうける事が出来なかったヘンリー8世(エリック・バナ)の目下の関心事は、
立派な男子の世継ぎをあげる事。
一族の富と権力を高めるため、新興貴族のトーマス・ブーリンは
自慢の娘アン(ナタリー・ポートマン)を差し出す。しかし、王が目をとめたのは
清純で心優しい妹のメアリー(スカーレット・ヨハンソン)。
姉より先に結婚したばかりのメアリーは夫と共に、王の愛人となるべく
宮廷にあがる。アンは姉でありながら、結婚も王の愛人という立場も妹に
奪われてしまったのだ。一族の発展のための企みが、次第にアンとメアリーの絆を
王の愛を巡る非情な対立へと変えていく…。
<感想>
イギリスで最も有名な女王、エリザベス1世の母親を中心とした物語。
ヘンリー8世の世継を生むために、姉妹で争うことになります。
歴史大好き、とりわけ王室に関するドロドロした権力争い話が好きな
私にとってはかなり興味深い作品。
物語の主軸は、姉のアン・ブーリン(ナタリー・ポートマン)
妹のナタリー・ブーリン(スカーレット・ヨハンソン)、
ヘンリー8世(エリック・バナ)。
父は姉のアンとヘンリー8世をくっつけようとしたのですが
不幸にも、ヘンリーが見初めたのは、既婚者の妹、メアリー。
この時点で、すでに歯車が狂っていたのかもしれません。
当時、国王の権力は絶対。そして、娘の出世=一族の繁栄と考えられてた時代。
女性は、出世の道具の一つだったんですよね。
父親から平気で「国王と寝ろ」と言われるなんて、今の時代じゃ考えられん話。
メアリーが国王に見初められたおかげで、ブーリン一族は宮廷にあがることに。
王子が生まれれば、一家安泰だけど、生まれなければ没落・・・・。
まさに、男が生まれるか生まれないかで、一家の未来が左右されるなんて
大変な時代だったんですね。
ヘンリー8世は、特に男子継承を強く望んでた国王だったので
妃になる人のプレッシャーは相当なものだったろうと思います。
メアリーは純粋に国王を愛したが、アンは野望のためにヘンリーを巧みに誘惑。
妹と仲たがいしてまでも、妹からヘンリーを奪い去ります。
だが、国王にはキャサリン王妃がいたのだが、アンと結婚するために
キャサリン王妃との離婚を考えるようになります。
離婚を禁ずるローマカトリックと国王は対立。
とうとう、ヘンリーは1534年に国王至上法を発布し、ローマ・カトリックを離脱。
イギリス国教会を立ち上げ、国王自ら長になることにしてしまったから大変。
これが今日まで続き、今のイギリス国教会の長は、現女王エリザベス2世なわけ。
男女の色恋沙汰が、宗教改革・国際問題と発展するから、なんとも怖い。
こんな大騒動を巻き起こして結婚したアンだが、生まれてきたのは女の子。
(これが後のエリザベス1世)
ヘンリー8世との仲は急激に冷え込み、ついには反逆罪・不貞の罪で
斬首刑にされ、ブーリン一族も悲劇的な末路をたどることになります。
史実を基にしたドラマですが、実に見ごたえがありました。
権力闘争にまつわるお話は、必ず裏には男女の問題が見え隠れするので
こういう話は、ほんと大好き。 昔から「歴史」はすごく好きだったので
2時間、まったく飽きずに観られることができました。
歴史のおさらいをしますとこう。
映画では、アンが姉・メアリーが妹となっていますが
実際は、アンが妹・メアリーが姉だったという説が有力です。
そして、↓の肖像画でもわかるように、メアリーの方が美人です。
映画では、アンの方が美人・・という設定になってますけど。
そんなに美人ではないが、フランス宮廷仕込の品格と
センスのよい魅力的なところが、ヘンリーから見初められたのでしょうね。
ヘンリー8世は、イギリス絶対王政の基礎を固めた王とされ、
いろんな面で非常に長けていた国王でした。しかし、こうしてみると
いくら男子継承を強く望んでいたとはいえ、相当な女好きの暴君だった
ようにも感じます。
アンのために、カトリックを捨て英国国教会を作ったことの代償は、
以後今日まで続き、逆に、その後エリザベス1世という名君を生み、
近代国家の礎となったことを考えると、何が幸いするかわかんないものです。
このことで、前妃キャサリンの娘、メアリー王女(後のメアリー1世)と
アンの娘、エリザベスは庶子扱いにされてしまいますが、
ヘンリー8世の最後の王妃、キャサリン・パーカーが、里子に出されていた
メアリーとエリザベスを呼び戻してプリンセスとして教育。
彼女のおかげで、王女復活となるわけです。
なお、前妃キャサリンは、スペイン王室出身。
アンのせいで、離婚させられた恨み?は、その後のイギリスースペインの
国問題となってしまいます。
メアリー王女は、アンの娘のエリザベスを、終生憎み続け、
死の間際まで、エリザベスを後継に指名することを拒んでたそうです。
あと、映画で目に惹いたのが、やはり衣装。
時代にのっとった衣装を忠実に再現しています。
肖像がに身につけてるブーリンの頭文字、「B」のペンダント。
劇中、ナタリーも身に着けていました。衣装にも注目です。
歴史の中では、メアリーはほんの片隅にしか出ませんが、
メアリーの存在をこの作品は、かなり押し出し、姉妹の確執&葛藤を
浮き彫りにさすことで、浮世離れのお話も身近に感じることが出来ました。
アンの家系は、エリザベスが独身だったことで、断たれますが
反対に、アリーの家系は続き、子孫には、故ダイアナ妃が含まれてるんですよね。
こうしてみると、本当に歴史って教科書に載ってない部分のほうが
はるかにおもしろいです。
歴史大好きな私としては、大満足の作品でした。
ケイト・ブランシェット主演の「エリザベス」が、再び観たくなりましたね。
音楽がうるさかったのと、スカっとしない分だけ減点。
だけど、見ごたえのある映画です。オススメ!
点数:9点(満点)
~予告編~
今週しかもう行けないので、慌てて行きました。
2005年 アメリカ映画 ブエナ ビスタ インターナショナル配給
<監督> アンドリュー・アダムソン
<出演> ピーター・・・・・ウィリアム・モーズリー
スーザン・・・・・アナ・ポップルウェル 「真珠の首飾りの少女」にも出演
エドマンド・・・・・スキャンダー・ケインズ (あのダーウィンの末裔!)
ルーシー・・・・・・ジョージ-・ヘンリー
白い魔女・・・・・ティルダ・スウィントン 「コンスタンティン」にも出演
アスラン・・・・・リーアム・ニーソン(声)
→「スターウォーズ」のクワイ・ガン・ジンでおなじみ!
<あらすじ>
第二次世界大戦下のロンドン。ベンジー家の4人兄妹は疎開のため
田舎の古い屋敷に預けられる。
長兄のピーター、長女スーザン、次男のエドマンド。
そして、無邪気な末っ子のルーシーは、「屋敷の中で静かにするように」と
女執事に厳しく言われる。
しかし遊び盛りの4人は、言いつけを破り、怖い執事に見つからないように
屋敷中に隠れる。
末っ子のルーシーが隠れた部屋には、衣装ダンスがあった。扉を開けるルーシー。すると、そこは一面に雪が降り積もる森だった。
衣装ダンスは、別の世界への入り口だったのだ・・・・・。
<解説>
原作は英国人作家C.S.ルイスが1950年に発表した全7巻からなるファンタジー小説。
神秘の国、ナルニアの2555年間の物語を、壮大なスケールで綴った年代記で
トールキンの『指輪物語』(『ロード・オブ・ザ・リング』の原作)と
英国ファンタジーの双璧を成している。
この壮大な世界観を映像化するのは困難とされてきたが、最新のテクノロジーを
駆使し、映画史上最高のイマジネーションが完成した。
注目のライオン(アスラン)の声を、リーアム・ニーソンが重厚に演じている。
<個人的感想>
今回はポイント的に述べます。
*キャスティングは、最高!
配役の選び方はひじょ~にうまかったです。
特に子役! さすが苦労して選んだ甲斐があります!
左から ルーシー・スーザン・ピーター・エドマンドの兄弟。
特に、この末っ子役のルーシーは、映画初出演。
で、ぴかいちに上手かった!
彼女を見るだけでも価値があります。
魔女役のティルダ・スィントン。
彼女は冷酷非情な役を見事に演じてました。
メイクも氷のイメージがしていて、とてもよかった。(^-^)v
アスランは、リーアム・ニーソンの静かに語りかけるような話し方。
文句ないですね!vv 雄雄しさを感じます。
*『4人兄姉弟妹」の性格付けが明確
4人の性格がひじょ~にはっきりしていました。子供には分かりやすい!
特に、次男のエドマンド。
ひねくれもので、長男に反抗。これが物語の展開に大きく左右します。
長男 ピーター 【英雄王】の運命をになう少年。
長女 スーザン 【優しの君】となる運命をになう少女。
次男 エドマンド 【正義王】の運命をになう少年。
次女 ルーシー 【頼もしの君】となる運命をになう少女。
~二人の「アダムの息子」と二人の「イブの娘」が
「ケア・パラレル城の4つの王座」を満たす時白い魔女の支配は終わる~
このナルニア国に語り継がれている予言が鍵です。
*随所にイギリスらしさが!
原作者がイギリス人のためか、細かいところにイギリスの雰囲気が出てました。
子供達の洋服もいかにもって感じだし、ルーシーが優雅に紅茶を飲むシーン。
この辺りもイギリスらしさを感じました。
それより、白い魔女からもらった“ターキッシュ・ディライト”っていうお菓子が
とっても気になる私・・・。^^;
いったいどんな味なのかしら?エドマンドがしつこくねだっていたもの。。。。
*ファンタジーの世界&映像美
映像は、さすが「ロード・オブ・ザ・リング」のスタッフが関わっているので
キレイでした。
SFXも大手3社のコラボレーションなので、映像は上出来です。
特に、氷の世界。 透明感が感じられて幻想的でした。
ファンタジーの世界にどっぷり。
ルーシーとタムナス
タムナスというのは「フォーン」と
呼ばれる、下半身が山羊の
半神半獣。
本来なら、人間がナルニアに侵入したら
“白い魔女”に引き渡すことに
なっていたが、
末っ子のルーシーのやさしさ・心の交流に
よってルーシーを開放したため、“白い魔女”からは裏切り者として処罰されてしまう。
この二人は、ほのぼのしていました。心が和むシーンです。
*前半はダレダレ感アリアリ
最初にナルニア刻に4人兄弟が入るまでの描き方が、長すぎ。
これが響いたのか、その後の展開はかなり急ぎ足に感じました。
子供達も対して成長感を感じないまま、クライマックスに至った・・という印象。
魔女との決戦も思った以上に短く、魔女の最後もかなりあっさりでした。
このあたりは、不満が残ります。。。
現代に忘れがちな思いやり、人を信じる心、自己犠牲の精神などが
当たり前のように描かれていて、好感が持てました。
スタンダードな作品に仕上がっていると思いますので、家族やカップルで
見るのに十分満足できる作品ではないかと思います。
まだ見ていない方は、公式サイトで予告編なんか見られますよ。(^-^)
公式サイトは こちら!
点数: 8点 (10点満点)
前から気になっていたこの映画。1人でじっくり観て来ました。
2005年 イギリス映画 配給 : UIP映画 127分
監督 : ジョー・ライト
出演 : キーラ・ナイトレイ(エリザベス)
マシュー・マクファディン (ダーシー)
ドナルド・サザーランド (Mr. ベネット=エリザベスの父)
ブレンダ・ブレッシン (ベネット夫人=エリザベスの母)<ストーリー>
18世紀末のイギリス。5人姉妹がいるベネット家の隣に大富豪の独身男性
ビングリーが引っ越してきた。
美しく慎み深い長女ジェーンとビングリーが互いに惹かれ合う一方で、
快活な次女エリザベスは、ビングリーの親友ダーシーの気位の高さに
強い反発を抱いていた。
様々な噂を耳にし、ますますダーシーに嫌悪感を募らせていくエリザベスだったが、
なぜか彼の存在が気になって仕方がなく・・・。<解説>
イギリスを代表する女流作家ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」の映画化。
イギリス人に最も愛されているこの物語のテーマは、ズバリ「結婚」。
お金持ちと結婚して、セレブ生活を……というのは今も昔も女性たちの憧れだが、
財産相続の権利がない18世紀の女性たちにとって、結婚はまさに死活問題。
そんな中にあって、キーラ・ナイトレイ扮するエリザベスの凛とした佇まいは
どこまでも清々しく美しい。
格調高きイギリスの風景をバックに、反発しながらも惹かれあう男女、
結婚を急かす母親など、思わず「ある!ある!」と頷いてしまう共感度大の恋物語。
音楽は、ベルリン映画祭で金熊賞に輝いた『イン・ディス・ワールド』の
ダリオ・マリアネッリが担当。
娘たちの快活さ、華やかな舞踏会、恋の波乱など各場面を
クラシック調の曲で盛り上げている。ここから感想
キーラ・ナイトレイ見たさに行って来ました。^^;
まず目にいってしまったのが、キーラの胸のなさ。
いや、私も人の事はまったく言えませんが、洗濯板に近い胸のなさ。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」で、胸があるかのように見せてたのは、
特殊メイクのせいという説は、これで事実だと分かりました。
もう一つ、気になったのが、お相手のマシュー・マクファディン!
イギリスでは、かなり有名な俳優さんだそうですね。なかなか良かったです。
でも見ながら誰かに似ている・・・・・?
そう、肖像画でよく見る「ナポレオン」・・・。
そうそう、ウィッカムという将校の役をやった、ルパート・フレンド。
一瞬、「あれ?オーランドくん出てたの?」と間違うほど、よく似てました。
作品全体の感想は、まず音楽がピアノ中心でまとめられていて良かったです。
派手な音楽もいいが、たまにはこぅしっとりとした感じもいいですね。
ピアノの効果大!だったと思います。
映像も、なかなかきれいでした。
お母さんが、しゃしゃり出てくるシーンも「あ~こんなお母さんいるいる」
なんて見てましたし、そんなお母さんに気恥ずかしさを感じるエリザベスの
気持ちも~く分かります。
女性の為の映画かもしれません。
余計なところに出てくるお母さんを見て「あんたじゃま!」と思ったり、
男性の積極性がいまいち出て行かないところに「あ~~じれったい!」
と感じながら、見てましたね~。
主人公の二人は、タイトルどおり「プライド・偏見」が邪魔して、
なかなか恋の進展が進まない。
エリザベスももっと素直に言えば、早くハッピーになれたのに・・・。
やはり、素直な心を持った方がいいのかな?
エリザベスを見てると、若かりし頃の自分を見ているようでした。
つんけんしてて、思ったことバッサリ言い、素直な感情を男の人に言わない。
ひどいこと言った・・・と後悔したらもぅあとのまつり。
親には「お前みたいな性格の子を嫁にする相手がいるのかね?」と言われる始末。
エリザベスも似たようなこと言われてましたね。
顔はまったく違うが、自分の過去とだぶってしまいました。
キスシーンすらない、どちらかといえばプラトニックなラブストーリー。
ラスト近くの、朝霧の中からダーシーがエリザベスの前に現れるシーン。
胸にグッと来てしまいました。
女心くすぐられたなぁ~~。こういうのに私は弱いっ!
だから、最後ぐらいキスシーンあってもいいのに・・・と、この辺がいまいち
消化不良でしたが、素直に観られる映画でした。
女性の方にお勧め、男性は意見分かれるかも?
点数:7.5点 (10点満点)
やっと行ってきました「ハリーポッターと炎のゴブレット」。
2005年 アメリカ作品 157分
監督)マイク・ニューウェル
脚本)スティーブ・クロ-ヴス
音楽)パトリック・ドイル
出演)ダニエル・ラドクリフ 、ルパート・グリント 、エマ・ワトソン
シリーズも4作目に突入、ハリーも4年生になった。
2時間半を越える映画でしたが、なかなか見ごたえがあったように思う。
ただ、シリーズ通して言えることだが、小さなのエピソードが一杯あり、
少し本筋の物語が判りにくい。
しかも今回の作品は、これまでの作品とのつながりが強いので、
初めて観る人には分かりづらかったのではないかな?
「ハリーポッター」を初めて見る人は、是非今までの作品を見てから
この映画を観ることをお勧め。
全部見るのは時間がないよぉ~~と言う片は、せめて「アズカバンの囚人」は観るべし!
公開前は、かなりハリーの初恋や、ロンとハーマイオニーの関係など、
思春期を迎える彼らが描かれてる・・・の触れ込みだったが、大した盛り上がりもなく
全体の物語にはあまり関係なかったなぁ~。
では、私的な感想を。
まず、3人が確実に成長してることに素直に嬉しい。(^-^)
ハーマイオニーがとにかくきれいでかわいい。
この映画の一つの見せ場、ダンスシーンがあるのだが、ドレス着て登場する
彼女はきれいだった。
ハリーとロンは、ほんと奥手。
見ていて、イライラ!とする場面が多し。
「女心」がまだまだわかっていないのよねぇ~~。
それと、今回「笑い」が多い!
映画館は満席だったが、ドッとみんなが大笑いする箇所かなりありましたよ。
そして後半の山場、そうヴォルデモート卿が復活する場面。
なかなか迫力ありましたよ。
レイフ・ファインズが演じてるのよね。
彼の顔とは、あまり分からないだろうなぁ・・・。
そしてラスト、少々悲しい結末になっている。
不覚にもウルッと来てしまった私。
「笑い」あり「涙」あり!の青春ファンタジー映画という作品になってるよ。
今作は「賢者の石」から比べると、3人も成長した分ファンタジー度は低い感じが。
が、その分幅広い層に観られるのではないか?と思う。
実際、観客みてるとかなり年齢層に幅があった。
私個人としては、シリーズの中で1番の出来のように感じた。
最後、ホグワーツ校を去る空飛ぶ馬車と船のシーンは、なかなか幻想的だった。
しかし・・・いつも思うのだが、洋画のエンディングロールって、どうしていつも
めっちゃ長いの??
点数:8点(10点満点中)
やっと観てきました「NANA」。
案の定、女性客が圧倒的でした。
原作:矢沢あいさんの人気漫画の映画版。
大人気の作品なのでアニメ化かな~と予想してたのが、まさか?の実写版です。
主人公のナナ(中島美嘉)と奈々(宮崎あおい)の二人。
雰囲気は、「マンガから出てきたの!」といういい感じになってます。
ナナの服装は、ビビアン・ウエストウッドで決めている辺りがよろしいですねぇ。
私もあんな格好がしてみたい。
加えて、中島美嘉さんの足の細いこと!マンガのような足でしたわ!
全体的に話の構成は、けっこうまともに出来ていると思います。
二人が住む部屋もけっこう原作のイメージ近くに出来ていると思いますよ。
細かい小道具なんかもスタッフは、かなり原作に忠実に再現しているんじゃない?
というふうに感じました。
俳優陣は、女性の方がやはり印象強く残りました。
男性の方は、いまいち存在薄く映りました。
あと、演技力は期待しないほうがいいです。
はっきりいってうまくない。
宮崎あおいさんと成宮寛貴さんは、まぁよかったです。
宮崎さんはウザったさがよく出来てて、成宮さんはボケっぽさがいい感じにでていました。
ガッカリしたのが、バンドの演奏シーン。
曲はいいのに、ボーカルもいいのに、松田龍平の弾き方・・・なってない!
勉強したの??といいたい。弾いてないってバレバレ~。
素人以下の弾き方だぞっ!!
終わり方はひじょ~~にさわやかに終わりましたね。
原作では、あのあともっとドロドロの展開になるんですが・・・。
続編やるのかな??
カップルで観に行くよりは、女友達で観にいった方がいい作品かもしれません。
俳優の下手さが目立ついわゆる「青春映画」?
でもまぁ主人公の雰囲気は、原作にけっこう忠実だし、最低限の原作の世界を
守っていると思います。
音楽もいいので、まぁ6点はあげてもいいかな?(10点のうち)
もし、続編やるのでしたら宮崎さん・成宮くん以外の方は、もう少し
演技力磨かれたほうが賢明かと思います・・・・。