<12月の鑑賞予定映画>
~この世界は、残酷か~
2015年 日本映画 PG12指定 (2015.08.01公開)
配給:東宝 上映時間:1時間38分
監督:樋口真嗣
原作:諫山創
特撮監督:尾上克郎
脚本:渡辺雄介/ 町山智浩
音楽:鷺巣詩郎
主題歌:SEKAI NO OWARI 「ANTIーHERO」
出演:三浦春馬(エレン)/長谷川博己(シキシマ)/水原希子(ミカサ)
本郷奏多(アルミン)/三浦貴大(ジャン)/桜庭ななみ(サシャ)
松尾諭(サンナギ)/渡部秀(フクシ)/水崎綾女(ヒアナ)
武田梨奈(リル)/石原さとみ(ハンジ)/ピエール瀧(ソウダ)/國村隼(クバル)
<見どころ>
人間を捕食する巨人と人類との壮絶な戦いを描いた諫山創の人気コミックを基に、
『巨神兵東京に現わる 劇場版』などの樋口真嗣が実写映画化したアクション大作。
100年以上前に出現した巨人が巨大な壁をぶち破り、再び侵攻してきたことから、
巨人対人類のバトルが繰り広げられる。エレンを『真夜中の五分前』などの
三浦春馬が演じるほか、長谷川博己、水原希子、石原さとみ、國村隼といった
キャスト陣が集結。原作にはないキャラクターも登場するなど劇場版ならではの
展開や、巨人のビジュアルやすさまじいバトルの描写も見どころ。
<ストーリー>
100年以上前、人間を捕食する巨人が現れ、人類のほとんどが食べられてしまった。
生き残った者たちは巨人の侵攻を阻止すべく巨大な壁を3重に作り上げ、壁の
内側で暮らしていた。エレン(三浦春馬)やミカサ(水原希子)もそんな中の一人
だった。そんなある日、100年壊されなかった壁が巨人によって破壊されてしまう。
<感想>
原作→1巻のみ アニメ版→ほんの数話観た程度・・・・なので
さして思い入れもないので、わりとフラットな状態では観たのですが・・・。
やっぱり、1番人気のリヴァイ兵長がいないのはどうなんだろ?
かといって映画用新たに「シキシマ」というキャラを出しているが、雰囲気とか
台詞の言い回しが、リヴァイ兵長にそっくりなんですけど。
これなら最初からリブァイのままでええやん!
ご贔屓の本郷奏多君のアルミンは、イメージとちょっと違うような感じもしなくは
なかったが、キャラつくりは前々から巧い役者さんなので、違和感はすぐに
なくなりました。一番ぶっ飛んでたのは、ハンジを演じた石原さとみさん。
いやー良かったわ。あのぶっ飛び加減は爽快です。
巨人の映像は、思っていた以上に迫力があり良かったがそれだけかな。
なんせ脚本が酷くて・・・・。ハンジが「巨人は人間の声に敏感だから」と口酸っぱく
して言ってる尻からおしゃべりするわ、エレンは叫ぶわ・・・で緊張感ないし。
それに、エレンの設定が変わっているのは、やっぱりどうなのかと。
目の前でお母さんが巨人に食い殺されたことへの怒りは、やっぱり変えたらいけない。
役者さんも若手有望なな人そろえているはずなのに、どういうわけか
へたくそに見えたのもひっかかりました。
後編は・・・・・ポイント鑑賞観るかな?お金出しては観たくないかも。
本当はもう少し低い点出したかったが、セカオワのEDが意外に良かったのでおまけで。(笑)
点数:4点 (10点)
先日、美術館巡り第2弾ということで娘と六本木まで。
展示会を観終ったら、ちょうどお昼時だったので
久しぶりに、六本木ヒルズに行き、これまた久々に「鮨 清山」でランチしました。
ちょうどお昼時で、かなり混んでいました。
小丼と握りのセット (1,130円)を注文。
思った以上にボリュームがあり、大満足。
鯛にゴマダレがかかっていて、これまたさっぱりした味で食欲進みます。
胃袋大きめの私でも、まんぷくになりました。
店内の内装も品が良いので、ほっこりできます。
また寄ろうっと!
鮨 清山
〒106-0032 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウエストウォーク5F
電話:03-5772-2077
営業時間:11:00~23:00(L.O.22:00)
定休日:無休
いいの見つけちゃいました。
ぺんてるの「orenz」。 芯が折れないんですよ!
私、筆圧が高くて、どんなに丈夫な芯にしても、バキバキと折れてしまい
生徒さんの楽譜にカキコしても、毎回追って芯を飛ばしてしまうありさま。
でも、これなら折れる心配もなく、生徒さんにご迷惑かけることもないでしょう!
ボールペンでも極細を好んで使っている私なので
0.2ミリという驚異的な細さも魅力の一つ。
書いてみると、めっちゃ細くてこまかーいのも書けるのでありがたや。
子供たちの分もまとめて購入しちゃいました!
バキバキに折ってしまう方はぜひ!
娘と夏休みの美術館巡り、お次は横浜美術館で開催されている
「蔡國強展:帰去来」を見に行きました。
丹下健三氏デザインの美術館。いつ見ても素敵です。
国内では7年ぶりに開かれる蔡國強の展覧会。
北京オリンピックで、開閉会式の花火演出で有名なアーティストです。
この方の特徴は火薬を使った絵画方法。
↑の作品は、横浜美術館のエントランスで制作された
大がかりな爆発を伴う「火薬ドローイング」。
制作の模様をVTRで見ましたが、凄かったですね~。
2階から見ても迫力があります。
展覧会は、火薬絵画を始め、横浜美術大学の学生さんとの協働で
制作されたテラコッタ作品や、磁器製のパネルなどが展示。
磁器パネルで描かれた「春夏秋冬」は、ほんとに火薬を使用したの?と
疑ってしまうほどの繊細な描写に目を見張りました。
圧巻だったのは、日本初公開の「壁撞き」。
99匹の狼が、ガラスの壁にぶち当たっている作品ですが
1体1体がはく製と勘違いするほど、精巧にできています。
ちゃあんと雄雌まで分けてある細かさ(笑)
99という数字は中国の道教において、永遠に循環することを象徴する数字なんだそうです。
空間を目いっぱい使ったこの作品は必見かと思います。
空間アートを勉強している娘は、とても有意義な展示会だったらしく
かなり感動&興奮して見学していました。
展示数は、少なめですが、作品がとにかくでかいので見応えある
展示会だったと思います。
横浜美術館/蔡國強展:帰去来
会期:2015年7月11日(土)~10月18日(日)
開館時間:10時~18時
休館日:木曜日
観覧料:一般1500円 大学・高校生900円
中学生600円 小学生以下無料
主催:横浜美術館、読売新聞社
後援:中国大使館、横浜市、一般社団法人日本福建経済文化促進会
特別協力:日本航空
協賛:華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)、資生堂
~絶対不可能に挑め~
2015年 アメリカ映画 (2015.08.07公開)
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン 上映時間:2時間11分
監督:クリストファー・マッカリー
脚本:クリストファー・マッカリー/ドリュー・ピアース/ウィル・ステープル
プロダクション・デザイナー:ジム・ビゼル
衣装デザイン:ジョアンナ・ジョンストン
音楽:ジョー・クレイマー
出演:トム・クルーズ/ジェレミー・レナー/サイモン・ベッグ/レベッカ・ファーガソン
ヴィング・レイムス/ショーン・ハリス/アレック・ボールドウィン
<見どころ>
トム・クルーズ主演の世界的大ヒットシリーズ『ミッション:インポッシブル』の第5弾。
スパイ組織IMFに所属する腕利きエージェントが、仲間たちと協力して暗躍する
無国籍スパイ組織撲滅というハイレベルのミッションに挑戦する姿を活写する。
共演は、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、アレック・ボールドウィンら。
高度1,500メートル、時速400キロメートルで飛行中の軍用機侵入を試みる、
トムの命知らずのアクションも見どころ。
<ストーリー>
正体不明の多国籍スパイ集団“シンジケート”をひそかに追っていたIMFエージェント
のイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、ロンドンで敵の手中に落ちてしまう。
拘束された彼が意識を取り戻すと、目の前に見知らぬ女性と、3年前に亡くなった
はずのエージェントがいた。拷問が開始されようとしたとき、その女性は思わぬ
行動に出る。 (以上、シネマトゥディより)
<感想>
宣伝しまくってた、飛行機張り付きシーンは、あんまり本筋とは関係なかったのね。
前作のブルジュハリファのシーンが目玉シーンだったからそういう点では、
ちょいと肩透かし食らった感が。 それを差し引いても、スタントなしで、あんなこと
するなんて、トム・クルーズの超人アクションには、感嘆の声しか出ないぐらい
凄かったです。バイクのシーンも見ごたえあったし、オペラ「トゥーランドット」の
舞台裏シーンも緊迫して見ごたえありました。
それにしてもこのオペラを選択した辺りはうまいですね。
求婚者に三つの謎を出す姫がオペラで登場するのですが、これと今作の謎の美女
イルサがトムに3つの選択肢を迫ったのとかぶり、オペラの内容を知ってる者には
うまく掛けたたなぁ~とニンマリしてしまいました。
ド派手なアクションも満足でしたが、チームプレイも最高。
脚本もひねりを利かしていて飽きない展開でしたし、笑いありスリルありアクションありと
M:Iシリーズファンも、一見さんでも楽しめる内容だったかと思いました。
個人的には、イルサの立ち位置が、峰不二子に見えて仕方なかったのですが。
トムの超人的なアクションは必見。 役者は、アレック・ボールドウィンの含みが
ある演技が秀逸でした。シリーズの中で一番面白かったかも!
夏休みの娯楽作品にオススメの映画です。
点数:9点 (10点中)
この夏休みは、娘が出来るだけ美術館巡りをしたい!といことで
いくつか私もお供をさせられることになり、猛暑の中付き合っています。
空間系の展覧会を重点にいくつか行っていますが、この日訪れたのは
前から行ってみたかった東京都庭園美術館。
旧朝香宮邸の建物を都立美術館として一般公開されています。
外観はシンプルですが、内装はアール・デコ様式の豪華なつくり。
今年7月に重要文化財に指定されたとても貴重な建物です。
玄関前には、特注で作られたラリックの作品が。
次室には美術館のシンボル的存在、香水塔が。
全ての調度品、壁紙やタイルなど細部に渡り
アール・デコ様式に拘っていて、とても優雅にひたれる空間でした。
照明もデザインも、とてもオシャレ。
妃殿下の居間にあったまあるい照明がとてもかわいらしかったです。
大食堂の照明もラリック作品。
パイナップルと柘榴のデザインがとても洒落てます。
平日は、撮影OK(フラッシュは)なのが嬉しいですね。
母娘で写真撮りまくってました。
暑い中行った甲斐があった展覧会でした。
東京都庭園美術館/アール・デコの邸宅美術館
開催期間:2015年7月18日(土)~9月23日(水・祝)
開館時間:10:00–18:00
休館日:第2・第4水曜日 <ただし9月23日(水・祝)は開館>
開館料:一般:800円
大学生(専修・各種専門学校含む):640円
中・高校生・65歳以上:400円
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
協力:東京藝術大学、大倉陶園
出品協力:イセ文化財団、大村美術館、オールファッションアート研究所
年間協賛:戸田建設株式会社
娘と東京へ美術館巡りをする前に、茶寮都路里へ寄りました。
都路里の店舗で、大丸東京店だけまだ行っていなかったので
これで全店舗制覇?しました。
娘は、抹茶カステラパフェを注文。
私は大丸東京期間限定の貴船しぐれを注文。
レモン入り抹茶みつがめっちゃ美味しい。レモンと抹茶って合うんですね!
さっぱりしてて、夏にぴったり!のかき氷でした。
かなりのボリュームなので、食べ終わった頃は体がキンキンに冷えましたが
猛暑のこの日、デパート出てしばらくしたらまた汗が噴き出ちゃいました。
茶寮都路里 大丸東京店
東京都千代田区 東京駅八重洲北口 大丸東京店 10階
電話:03-3214-3322
営業時間:10:00~20:00(L.O. 19:30)
木・金のみ - 10:00~21:00(L.O. 20:30)
定休日:不定休
12日は、20年ぶりに再結成したREBECCAの
「Yesterday,Today,Maybe Tomorrow 」ツアー初日に行ってきました。
学生時代、タイムリーに聴いていたバンドなので、今回ツアーチケットをGET出来て
本当にラッキーでした。
会場の横浜アリーナは、超満員。 私と同じ40~50代の方がほとんどでしたが
中には、親子連れや若い世代もいました。ツアーグッズは、ツアータオルだけ購入。
席は、まさかのスタンド最後尾でしたが、悲観するほど悪い位置ではなかったです。
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<REBECCA~Yesterday,Today,Maybe Tomorrow
@横浜アリーナ8月12日セットリスト>
01. RASPBERRY DREAM
02. MOON
03. LONELY BUTTERFLY
04. Cotton Time
05. ONE MORE KISS
06. CHEAP HIPPIES
07. Hot Spice~Girls Bravo!~Boss Is Always Bossing
~Love Is Cash~蜃気楼~Hot Spice
08. 真夏の雨
09. ドラムソロ~Time
10. 76th Star
11. LITTLE DARLING
12. (It's just a) Smile
13. OLIVE
14. WHEN A WOMAN LOVES A MAN
15. MONOTONE BOY
16. PRIVATE HEROINE
アンコール
17. Friends
18. MAYBE TOMORROW
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★シンプルなステージセット
ステージ後方左右にビッグスクリーン2機がある以外は、変形花道でぐるっと
囲んだステージセットでした。バックを解放したステージだったので、お客さんの
数はいつものステージセットよりたくさん入っていたかも。
ライティングとバンドの音で聴かせたって感じです。流石っ!
★圧巻のパフォーマンス
1曲目は、予想通り「RASPBERRY DREAM」でした。
NOKKOの声は当時よりさらに磨きがかかっていて、最初の一声で
アリーナの空気が変わるほどのオーラを放っていました。
声のキーも昔と全く変わらない且つ伸びのある声量に会場は圧倒されっぱなし。
私も友人も最初から最後まで鳥肌立ちっぱなしの素晴らしいボーカルでした。
個人的には、小田原豊さんのドラムに聞き惚れていました。
「MAYBE TOMORROW 」のドラムを生で聴けたのは本当に嬉しかったし
ドラムソロは本当にシビれましたわ。 ついでに言うとお顔立ちもタイプなんです。
★生きててよかった~!
「moon」で、歌詞をすっぽぬかすと言うアクシデントがあり、NOKKO謝って
いましたが、そういうミスもライブにはつきものなので。
それよりも、MCでNOKKOの「みなさん、生きてて良かったですね~」には
感無量になっちゃいましたよ。
2時間のライブ、テンションあがりっぱなしでした。
しかし、真夏のライブということで、半分脱水症状状態。ペットボトルのお水
がぶ飲み&帰宅後、普段殆ど飲まないオレンジジュースを一気飲みしちゃいました。
今日13日、参戦される方は、お茶よりもポカリスエット系の飲み物持参の
方がいいかもしれません。
若いころに聞きまくったバンドの曲は覚えているもので、気が付いたら演奏した
曲、ほぼフルコーラスで歌えてました。
とにかく、ファンには涙ちょちょ切れもののライブでした~。
この日行ったライブの模様は、30日WOWOWで放送されますのでぜひ!
私は、録音してブルーレイにおとして保存版にします!
★「RASPBERRY DREAM」
★「MONOTONE BOY」
~降伏か、本土決戦かーー~
2015年 日本映画 (2015.08.08公開)
配給:アスミック・エース=松竹 上映時間:2時間16分
監督&脚本:原田真人
原作:半藤一利 『日本のいちばん長い日 決定版』(文春文庫刊)
美術:原田哲男
音楽:富貴晴美
VFXスーパーバイザー:オダイッセイ
出演:役所広司/本木雅弘/松坂桃李/堤真一/神野三鈴/蓮沸美沙子
矢島健一/木場勝己/中島しゅう/麿赤兒/キムラ緑子/野間口徹
池坊由紀/戸田恵梨香(特別出演)/松山ケンイチ(特別出演)/山崎努
<見どころ>
半藤一利のノンフィクションを基にした群像歴史ドラマ大作。太平洋戦争での
日本の降伏決定から、それを国民に伝えた玉音放送が敢行されるまでの裏側
を見つめていく。メガホンを取るのは、『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』などの
原田眞人。キャストには『わが母の記』などの役所広司、『おくりびと』などの
本木雅弘、『ツナグ』などの松坂桃李ら実力派が集結し、昭和天皇や阿南惟幾陸相
をはじめとする実在の人物を熱演する。身をていして現在の平和の礎を築いた
人々の思いに引き込まれる。
<ストーリー>
1945年7月。太平洋戦争での戦況が悪化する日本に対して、連合軍は
ポツダム宣言の受託を迫る。連日にわたって、降伏するか本土決戦に突き進む
かを議論する閣議が開かれるが結論を一本化できずにいた。やがて広島、長崎
に原爆が投下され、日本を取り巻く状況はさらに悪くなっていく。
全国民一斉玉砕という案も取り沙汰される中、阿南惟幾陸軍大臣(役所広司)は
決断に悩み、天皇陛下(本木雅弘)は国民を案じていた。
そのころ、畑中健二少佐(松坂桃李)ら若手将校たちは終戦に反対するクーデター
を画策していた。
<感想>
1967年に公開された岡本監督版では、当時昭和天皇が存命であったということで
後姿のみでしか描かれなかったが、今回はきっちり描かれているのが大きなポイント。
直接的に政治に介入することが出来ない昭和天皇の姿を、本木雅弘さんは
見事に演じていました。声のトーンとか歩くくせとかよくつかんでの演技は必見。
昭和天皇を演じるにあたり、さぞプレッシャーがあったろうと思いますが
お見事でした。
畑中少佐を演じた松坂桃李君はなかなか頑張っていたと思いますが、畑中少佐は当時
確か30代だったよね?26歳の松坂桃李君は、やっぱり少佐にはちぃと見えなかった
のが残念。でも桃李君は思ってた以上に頑張ってたのでいいか(笑)
タイトルとは違い、本編は鈴木内閣が発足した1945年の4月から描かれ
そこから、8月14日までに至るまでの流れがドキュメンタリーぽくなって単調に
感じてしまったのが残念。
戦争は始めるより終わらせる方が難しい。
もし、将校たちのクーデターが成功していたら、今の日本はなかったでしょう。
そして、昭和天皇の「聖断」がなければ、日本は分断されていたかもしれないでしょう。
最後の玉音放送は、この流れを知った後に聞くと一層重みを感じます。
それにしても、原爆落ちてソ連が参戦してきても、国民を犠牲にしようとする考え方。
ましてや「2000万人特攻すれば、本土決戦に勝てる」と、平気で口にする
狂気じみた言葉には空恐ろしく感じました。
現代の日本でも、いろんな問題をうやむやにしてしまうというこの感覚は
日本人の根本的な性格なのかな・・・・・(--;)
戦後70年の節目の年、日本人としてきちんと振り返って観るべき作品だと思います。
点数:8点 (10点中)
~今度のディズニー/ピクサーの主人公は、頭の中の“感情たち”~
2015年 アメリカ映画 (2015.07.18公開)
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 上映時間:1時間42分
監督:ピート・ドクター
共同監督:ロニー・デル・カルメン
製作: ジョナス・リヴェラ
制作総指揮:ジョン・ラセター
音楽:マイケル・ジアッキノ
日本版主題歌:DREAMS COME TRUE
声の出演:竹内結子(ヨロコビ)/大竹しのぶ(カナシミ)/浦山迅(イカリ)
小松由佳(ムカムカ)/落合弘治(ビビリ)/伊集院茉衣(ライリー)
花輪英司(パパ)/田中敦子(ママ)/佐藤二朗(ビンボン)
<見どころ>
11歳の少女の頭の中を舞台に、喜び、怒り、嫌悪、恐れ、悲しみといった感情が
それぞれキャラクターとなり、物語を繰り広げるディズニー/ピクサーによるアニメ。
田舎から都会への引っ越しで環境が変化した少女の頭の中で起こる、感情を表す
キャラクターたちの混乱やぶつかり合いなどを描く。メガホンを取るのは、
『モンスターズ・インク』や『カールじいさんの空飛ぶ家』などの監督ピート・ドクター。
成長という普遍的なテーマと子供の頭の内部という独創的で柔軟な世界が混じり合う、
個性的な物語に期待が高まる。 (シネマトゥディより引用)
<ストーリー>
田舎町に暮らす11歳の女の子ライリーは、父親の仕事の影響で都会の
サンフランシスコに移り住むことになる。新しい生活に慣れようとするライリーの
頭の中では、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビリ、ムカムカたちが、ライリーの幸せの
ためという強い気持ちが原因で衝突していて……。 (シネマトゥディより引用)
<感想>
「脳内ポイズンベリー」を思い出す映画でしたが、うーん、こちらも
キャラクターにいまいち感情移入が出来ないまま終わってしまった印象。
私が行った回は、ちょうど子供会の団体と一緒でほとんどが子供。
脳内を擬人化しているとはいえ、小さいお子さんには、ちょっと難しい内容だったかも?
いくつか面白いシーンがありましたが、往来のディズニー作品に比べると明らかに
反応が薄かったです。 逆に、同時上映した「南の島のラブソング」の方が同じ擬人化でも
話がいたって単純だったから、こちらの方が反応大で感動も大だったような
気がしました。
「ヨロコビ」「カナシミ」を中心にストーリーが進みますが、声の担当をした竹内結子さんと
大竹しのぶさんは、巧かったですね~。
人間、悲しいことも体験しないと、成長しないんだよね。「ヨロコビ」も「カナシミ」
双方の感情がきちんと育たないと、やっぱりだめだよね。
でも、なんだろう?ヨロコビとカナシミ絡みより、忘却の谷でのビンボンとヨロコビの
シーンが、一番ウルっと来たなぁ~。
決して悪くない内容でしたが、短編「南の島のラブソング」の方が個人的には好きでした。
それと、本編前にドリカムのテーマソング流れる手法はどうかと思う。
EDに流した方が、やっぱり盛り上がると思うんだが・・・・・。
点数:6点 (10点中)