NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
コーギー・B'z・グルメ話あり
映画の点数は自分の満足度で評価

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<2月の鑑賞予定映画>

「1ST KISS ファーストキス」「ショウタイムセブン」「ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻」「ゆきてかへらぬ」「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」「デュオ 1/2 のピアニスト」

「人間失格」

2010年03月06日 | な~は行の映画

~堕ちていくほど 美しい~

原作は、高校生の時に読みました。公開早々に行ったが、UPするのおそっ!

2010年 日本映画 (角川映画)  10.2.20公開
監督:荒戸源次郎        企画・製作総指揮:角川歴彦
原作:太宰治 『人間失格』
音楽:中島ノブユキ        上映時間:1時間57分
出演:生田斗真・・・・・・・大庭葉蔵 (太宰が自己を投影したといえる主人公)
        伊勢谷友介・・・・・堀木    (画塾仲間。葉蔵を堕落へと誘う)
        坂井真紀・・・・・・・礼子    (下宿屋の娘。一方的に葉蔵に想いを寄せる)
        寺島しのぶ・・・・・・常子   (葉蔵と心中するカフェ女中)
        小池栄子・・・・・・・・静子   (子持ちの未亡人)
        石原さとみ・・・・・・・良子   (葉蔵が初めて結婚する、煙草屋の娘)
        室井滋・・・・・・・・・・寿     (葉蔵が堕ちるきっかけとなった薬屋の女主人)
        大楠道代・・・・・・・・律子   (BAR「青い花」の女主人で、本作の語り部)
        三田佳子・・・・・・・・鉄     (青森で葉蔵を世話する最後の女)
        森田剛・・・・・・・・・・中原中也 (実在した詩人、映画ではオリジナルキャラ)
        石橋蓮司・・・・・・・・平目    (葉蔵の後見人)

<見どころ>
太宰治の代表作品の一つである「人間失格」を原作とした文芸映画大作。
過剰な自意識が原因で周りの人間となじめず、酒や女におぼれて廃人同様に
破滅していく男の魂の旅路を描く。映像化は困難と言われた原作を荒戸源次郎が
まとめ上げ、太宰の分身的存在の主人公を生田斗真が熱演する。

<あらすじ>
議員の父親を持ち、津軽では有名な資産家の御曹司・葉蔵(生田斗真)は
人間関係がうまくいかず、周囲に溶け込むためにわざと失態を犯して笑いを取る
日々を送っていた。高校に入った葉蔵は遊び人の堀木(伊勢谷友介)や
詩人の中原中也(森田剛)と出会い、酒や女におぼれる放蕩(ほうとう)生活を
送るようになって、精神的に疲弊していく。

<感想>
あまりにも有名な太宰治の代表作『人間失格』が原作の映画。

高校時代に読みましたが、難解な文章で、いまひとつ「?」だったのが
正直な印象。難解な作品が、果たして映像化でどれだけわかりやすくなるか?
と思い、足を運びましたが、はっきり言って原作を読んでいない方には
ちんぷんかんぷんだったかもしれません。
 
原作では1人称の書き方でしたが、映画では大楠さん演じる律子が
語り部のような感じで客観的な見方で話が進んでいきます。

ほぼ原作どおりに話が進んでいきますが、淡々と進んでいくので
「何故、彼ら・彼女たちはこういうことをするんだろう?」と観る側が疑問に感じて
しまう場面が多いので、原作未読の人は、「は?」なんて思うかもしれません。
原作読んだ私でも、そうでしたので・・。

葉蔵の周りには、まぁとっかえひっかえ女性が登場してきます。
 
私は、葉蔵のような自己意思が希薄で、流されるままに行動するタイプは
性に合わないので、それぞれの女性にあまり共感がもてず・・・。
でも、こういう上昇志向のないのっていうのは、今の時代にも言えているのかな~。
原作の時代背景も、希望に乏しい時代でしたかね。

あ、それと、室井滋さんの役はおいしかったですね。
でも、ファンにとっては、衝撃なシーンだったかも?
室井さん、出番少なかったけど、インパクト大だったなぁ・・・。

あと三田佳子さんもある意味すごかった。
 
あのからみのシーンは、ちょっとひきましたけどね。
見てると、子宮の中に生田くん演じる葉蔵がいる・・って構図に見えます。
だから、生田君全裸だったのかな。

全体的に、映像はとってもキレイなんですが、そこに固執した感があり。
見終わっても「映像がキレイだった」とか「生田くんの葉蔵がキレイだった」の
印象が強すぎるように感じます。
その中で、光っていたのが、石橋蓮司さんと、堀木を演じた伊勢谷友介さん。
伊勢谷さんは、原作のイメージとほぼ同じかも!
そして、ほわっした葉蔵と対照的な男性を見事に演じていたと思います。
石橋さんは、「今度は愛妻家」でも好演でしたが、ここでもナイス演技!
この2作品で、来年度のアカデミー賞でぜひ賞をとっていただきたいですわ~。

肝心の生田くんですが・・・がんばっていたと思います。
個人的には、ジャニーズの中では好きな顔立ちですので。
役者としても、これから更なる飛躍を期待したいですね。

というわけで、生田くんファンには必見の映画ですが、
好き嫌いがかなり分かれる作品です。

点数:6点 (10点満点)

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「バレンタインデー」

2010年02月22日 | な~は行の映画

~甘い恋もある、苦い恋もある~

アン・ハサウェイが出るので、早々に観てきました。
2010年 アメリカ映画  (ワーナー・ブラザーズ)  10.2.12公開
監督:ゲイリー・マーシャル
音楽:ジョン・デブニー     上映時間:1時間57分
出演:アシュトン・カッチャー、ジェシカ・アルバ、ジェニファー・ガーナー
     アン・ハサウェイ、テイラー・ロートナー、テイラー・スウィフト
    シャリー・マクレーン、パトリック・デンプシー、ブラッドレイ・クーパー
     ジェイミー・フォックス、ジュリア・ロバーツ

<見どころ>
バレンタインデーに色めき立つロサンゼルスを舞台に、ハリウッドを代表する
俳優たちが悲喜こもごものストーリーを繰り広げる恋愛群像劇。
シャーリー・マクレーンやキャシー・ベイツにジュリア・ロバーツ、
アシュトン・カッチャー、ジェシカ・アルバといった、ベテランから若手まで豪華な
キャストが勢ぞろいする。

<あらすじ>
2月14日、ロサンゼルス。バレンタインデーのこの日、リード(アシュトン・カッチャー)
は同せい中のモーリー(ジェシカ・アルバ)にプロポーズ。しかし、仕事の途中で
自宅に立ち寄るとモーリーが荷物をまとめていた。
一方、教師のジュリア(ジェニファー・ガーナー)は親友・リードのアドバイスで、
恋人のハリソン(パトリック・デンプシー)の出張先に押し掛けようとするが……。

<感想>
出演者のほとんどが、主役級ばかりなので、豪華な幕の内弁当的な映画でした。

ひっさびさにジュリア・ロバーツをスクリーンで見ましたが、やっぱりキレイですね。
そういや、NAOさん同い年です。 並んだら私がエライ未熟者に見えてしまうわ~。
 
お話は、花屋のオーナーを演じるアシュトン・カッチャーを中心に展開。
バレンタインデーの日に展開する老若男女の恋愛話なのですが、
まぁ実にてんこ盛りな内容でした。

それぞれのエピソードが散りばめれているのですが、これだけのスターが
出演しているから、どれもちょっとずつ堀下げない内容なのでどうしても
一つ一つのエピソードは浅くなってしまいますが、それなりにオチもあるので
楽しめました。
 
アンは、今までとは違う役でちょい驚き。「秘密の副業」には笑えました。
こんな「副業」あるんですね。
 
日本とアメリカの習慣の違いも勉強になりました。
↑のシーンは、笑えたな~~~ 私もこれで、スカッとしてみたいです。
いろんな愛の形ありましたが、恋人に限らず家族や大切な人を再認識する日
でもありますね・・・・バレンタインデーって。
 
そうそう、先日グラミー賞で4部門受賞したテイラー・スウィフトちゃんも出てました。
「トワイライト」のテイラー・ロートナー君も出てましたが、この映画がきっかけで
この2人、ちょっとだけ交際してたんですよね。(もぅ別れたけど^^;)
そういや、ジュリア・ロバーツの姪っ子、エマ・ロバーツも出演してましたね。
私、ジュリア叔母姪競演ということで絡むシーンがあるのかなぁ~と思って
観てたんですが、ぜんぜんなかったですね。それがちょい残念。
でも、口大きいの似てたな・・・・。

どの恋愛話にもオチがついてたのですが、NAOさん一番びっくりしたのがこの方。
 
飛行機内や空港でのシーンを観てると、「なんてジェントルマン 顔もちょい
好みかも ?」なんて、鼻の下伸ばしていたら、衝撃?のオチに
アゴが外れるほど驚きましたわ。

リアリティに欠けるエピソードもあり、かなりツッコミどころがありますが
こういうお祭り的な映画は、けっこう好きです。
なんにも考えずに観られる映画、カップルでなくて楽しめますね。
NAOさん、お一人様で行きましたがじゅうぶん楽しめました。
カップルは逆にどうかなぁ・・・・。

点数:7.5点(10点満点)

コメント (4)
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「のだめカンタービレ 最終楽章~前篇」

2009年12月21日 | な~は行の映画

~この冬、映画館がコンサートホールに変わる~

原作・ドラマ・アニメ、すべて見つくしたのですから当然見なくちゃ!!

2009年 日本 (東宝)    09.12.19公開
監督:竹内英樹     製作:亀山千広    上映時間:121分
原作:二ノ宮知子
脚本:衛藤凛
<出演者>
上野樹里・・・・・・・野田恵:のだめ (パリ・コンセルヴァトワールの学生)
玉木宏・・・・・・・・・千秋真一 (オレ様キャラの指揮者。ル・マルレの常任指揮者)
瑛太・・・・・・・・・・・峰龍太郎 (R☆Sオケで活動中の自己陶酔型ヴァイオリン奏者)
水川あさみ・・・・・・三木清良 (ウィーンに留学中で、峰とは遠距離恋愛中)
小出恵介・・・・・・・奥山真澄  (プロオケに在籍しながら、R☆Sオケにも所属)
福士誠治・・・・・・・黒木泰則 (コンセルヴァトワールに留学中のオーボエ奏者)
吉瀬美智子・・・・・エリーゼ (シュトレーゼマンの敏腕ドイツ人マネージャー)
伊武雅刀・・・・・・・峰龍見 (中華料理店「裏軒」の店主で龍太郎の父)
竹中直人・・・・・・・フランツ・シュトレーゼマン (千秋の師匠で世界的有名な指揮者)
ウエンツ瑛士・・・・フランク (コンセルヴァトワールでピアノを学ぶフランス人学生)
ベッキー・・・・・・・・ターニャ  (コンセルヴァトワールでピアノを学ぶロシア人学生)
山口紗弥加・・・・・並木ゆうこ (ジャン・ドナデュウの恋人である日本人)
山田優・・・・・・・・・孫Rui  (米国育ちの中国人ピアニスト)
なだぎ武・・・・・・・・テオ (マルレ・オケの事務局員兼ライブラリアン)
谷原章介・・・・・・・・松田幸久 (R☆Sオケに新しく招聘された指揮者)

<見どころ>
二ノ宮知子の同名ベストセラーコミックをテレビドラマ化し高視聴率を記録した
「のだめカンタービレ」が前後編の映画版になって登場。
天才的なピアノの腕と独特な感性を持つヒロイン、通称・のだめと、
一流の指揮者を志すエリート青年・千秋の恋と音楽に懸ける青春が展開する。
上野樹里、玉木宏をはじめ、テレビシリーズのキャストが続投。
フランスをはじめとする計5か国で撮影が行われ、新キャストも登場するなど、
映画版にふさわしくパワーアップした内容が見どころ。

<あらすじ>
プラティニ国際音楽コンクールでの優勝後、千秋(玉木宏)は
ルー・マルレ・オーケストラの常任指揮者に。早速オケの偵察に行く千秋だったが、
まったくやる気の感じられない団員たちの態度を目の当たりにし、がく然と
してしまう。一方、のだめ(上野樹里)はコンセルヴァトワール(音楽学校)の
進級試験を控え、練習に励む毎日を送っていたが……。

これまでのお話は、こちらを見てね!
のだめカンタービレ・in・ヨーロッパ 第1夜レビュー記事
のだめカンタービレ・in・ヨーロッパ 第2夜レビュー記事

<劇中登場曲>      クリックすると視聴できます
♪ ベートーヴェン: 交響曲第7番                 
♪ チャイコフスキー: バレエ音楽「くるみ割り人形」~小序曲 
♪ チャイコフスキー: バレエ音楽「白鳥の湖」~情景
♪ ベートーヴェン: 交響曲第9番 “合唱”~第4楽章
♪ ラヴェル: ボレロ
♪ デュカス: 交響詩「魔法使いの弟子」 (ディズニー映画「ファンタジアでも使用)
♪ シューマン: 交響曲第1番 “春”
♪ グリーグ: 「ペールギュント」組曲~ソルヴェイグの歌
♪ モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 第3楽章~「トルコ行進曲」 
♪ メンデルスゾーン: 歌の翼に Op34-2
♪ ショパン: ワルツOp.64-1(子犬のワルツ)    
♪ ショパン: エチュードOp.10-12 “革命”      
♪ ドヴォルザーク: チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 
♪ モーツァルト: オーボエ協奏曲 ハ長調 KV314
♪ サラサーテ:  ツィゴイネルワイゼン         
♪ ジョリヴェ: バソン協奏曲                    
♪ チャイコフスキー:祝典序曲 “1812年”    
♪ バッハ:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052~第1楽章 
♪ チャイコフスキー: 交響曲第6番 “悲愴”~第4楽章       
♪ ベートーヴェン: 交響曲第5番 “運命”~第4楽章
♪ マーラー: 交響曲 第5番~第4楽章
♪ ガーシュウィン: ラプソディー・イン・ブルー(エンディング曲)   

<感想>
TV⇒映画の作品は、これまでいくつもありますが、正直、及第点をつけられるのは
ごくわずか。だけど、「のだめカンタービレ」は違います。
ドラマや原作をあらかじめお勉強しないとついていけない内容には
なっていますが、ちょっとお勉強したらじゅうぶん理解できるようになっています。
それにしても、平日にも関わらず、お客さんの入りがすごいのに驚き!
「のだめ」フィーバー再び!って感じです。娘の同級生のママにも会ったし。。。

OP&EDは、ドラマと同じ「ベト7」と「ラプソディ~」でしたが
いやぁ~最初の「ベト7」が、とにかくすごい!
ここですでに、目がウルウル状態でしたよぉ~。

前後篇からなる本編、まず前篇は、千秋真一がマルレオケで奮闘する話が
中心に描かれています。
今作で一番の見どころといえば、やはり玉木宏演じる千秋の指揮ぶり。
 
TV版に比べると、格段の指揮の腕前が上がっています!
プロの指揮者から相当学ばれた様子が随所にうかがわれます。
曲をちゃんと理解していないと、これらの指揮をちゃんと振ることなんてできません。
それを見事にこなし消化させていた玉木さんの指揮者ぶりは必見の価値あり。
 
後半の「祝典序曲 1812年」のシーンは、圧巻。

もちろん、のだめとのロマンス?もあります。
 
のだめは、今回の千秋を見て、絶望感においやられます。
 
千秋は、自分の夢の為にどんどん前へ進む。
自分も進みたいのに、思うように進めないジレンマに葛藤の日々。
縮まらない「差」を見せ付けられるシーンは、痛々しかったなぁ・・・。

さて、お話の題材はもちろん「音楽」。
というわけで、TV同様、音楽にはすごくこだわってくれました。
今回、のだめが演奏する「トルコ行進曲」のシーンは、有名ピアニスト:ラン・ランが
吹き替えました。よくOKしてくれましたねぇ~、驚きましたよ。
はじける音は、のだめにピッタリ。

音楽のお話なので、音源はプロの方ですが、ある程度の弾きさばきは
出演者もがんばっていました。感心するのは、どの方もちゃんとお勉強なさって
音源と指さばきが、間違っていない、ということです。
 
スクリーンで、手のアップとか出ると、指さばきは一発でアラがわかってしまいますが
みなさん、ちゃんと音源に合わせてやってらっしゃいました。
特に、オーボエの黒木君を演じた福士くんのオーボエは見事でしたね。
 
モーツァルトのオーボエ協奏曲、難しいのによくやってくれた!と思います。

クラシックの名曲が、たくさん出てきて、それだけでも満足。
映像と音楽が融合されていて、改めて音楽の素晴らしさを実感。
キャスト・スタッフが一丸となって、この作品をまじめに丁寧に扱っているのが
随所に見られて、それにも感動。
そして、千秋がナレーション付きで、作品に対して解説してくれているので
音楽史のお勉強にもなります。

演奏シーンは、どれも印象に残りますが、個人的に良かったのは
* OPの「ベト7」・・・・・・・・・・・このオープニングの持って生き方はすごい!
* 「1821年」・・・・・・・・・・・・・玉木さんの指揮者能力が上がった!と実感
* バッハのピアノ協奏曲・・・・アシュケナージを連想してしまう見事な演奏!
     ⇒ヤマハ全面協力の中、このシーンだけピアノは、名器「ベヒシュタイン」
      でした。やっぱりいい音色だ♪

でも、これが一番でしょう。

そう、それはラヴェルの「ボレロ」!  あのボレロを映像で再現するとは。。。

なぜ?と思われるかは、劇場でぜひ!

ヨーロッパの美しい映像も注目。不穏な感じで前篇が終了しましたが
これは予測の範囲。後篇のフィナーレが楽しみです。
予告編を見てると、原作どおりの最終回までいきそうですね。
となると、シュトレーゼマンとの共演するショパンのコンチェルトが聴けそうです。

のだめファン、大満足の作品。クラシックファンも楽しめること間違いなしです。
この年末年始、超オススメの作品。ぜひ、劇場で音楽を味わってください。

点数:10点 (満点)
追記~玉木さんの声、やっぱNAOさん的にはどストライクの声でした。
     あの声を耳元で囁かれたら・・・悶絶です、ハゥ~。
~予告編~

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「パブリック・エネミーズ」

2009年12月18日 | な~は行の映画

~奪うのは、汚れた金。 愛したのは、たった一人の女~

ジョニー久しぶりの「素顔?」での主演! これは行くっきゃないでしょう!

2009年 アメリカ (東宝東和)    09.12.12公開
監督 : マイケル・マン
脚本 : ロナン・ベネット、マイケル・マン&アン・ビダーマン
製作 : ケヴィン・ミッシャー/マイケル・マン
原作 : ブライアン・バロウ     衣装デザイン : コリーン・アトウッド
音楽 : エリオット・ゴールデンサール 
上映時間 : 2時間21分
出演 : ジョニー・デップ・・・・・・・・・・ジョン・デリンジャー(美学に生きた銀行強盗)
     マリオン・コティヤール・・・・・ビリー・フレシェット(ジョンの恋人)
      クリスチャン・ベイル・・・・・・・メルヴィン・パーヴィス(ジョンを追う捜査官)

<見どころ>
大恐慌時代のアメリカに実在した伝説のアウトロー、ジョン・デリンジャーと
彼の恋人との逃亡劇を描いたラブストーリー。
無法者として生きる男とFBIの攻防を軸に、恋人との純粋な愛もスクリーンに
焼き付ける。主演は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジョニー・デップ。
その恋人に『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』でアカデミー賞に輝いた
マリオン・コティヤール。

<あらすじ>
1933年、大恐慌時代のアメリカで、ジョン(ジョニー・デップ)は紳士的な態度と
鮮やかな手腕の銀行強盗として注目を集めていた。
ある日、彼はクラブのクローク係として働く美しいビリー(マリオン・コティヤール)に
目を奪われる。二人はダンスを楽しみ、共に食事を堪能するが、いつの間にか
ビリーは彼の前から姿を消す・・・。

<感想>
Public Enemy=社会の敵


大恐慌時代、実在した銀行強盗:ジョン・デリンジャーのお話。
彼が狙うのは、銀行にある組織金のみ。
そこに居合わせた客や、個人のお金には手をつけない、という強盗だったので
悪いことしてるんだけど、世間からは人気?があった人物だったようです。

デリンジャーを演じたのは、ジョニー・デップだったのですが、これがかっこええ!
 
劇中、恋人に甘いというか、ストレートな口説き文句を言いますが
どれもこれもええですわ。

「俺の好きなもの。野球、映画、高級服、速い車。そして君」

これを日本人が言ったら、歯が疼きてしようがない言葉だけど
彼が言うと、ストンと落ちてしまいます。

というわけで、ジョニー・デップファンが観たら、「イヤ~ン、カッコイイ!
と終始にやけっぱなしの映画。。。というわけですが。
(NAOさん、ジョニーファンだから、終始目がハートでしたもの)

さてさて、客観的に作品を見ると申し訳ないが、ちと中途半端のように感じました。

役者さんは、みんないいんですよ。
恋人役のマリオン・コティヤールなんか、よかったですもん。
 
色っぽい・かわいい・芯のある女性を、上手く演じていました。
警察に詰問されるシーンは、迫力ありましたよね。

同じくらいに良かったのが、捜査官役のクリスチャン・ベイル。
 
顔はまったくタイプじゃないけどええ仕事したな~って印象。

俳優さんたちは、素晴らしい演技をしていました。
でも、なんでかなぁ~作り手の問題ですかね?
淡々としたかんじなんですよ。というか、この3人はちゃんとわかりますが
脇役の方達が、どれもこれも似たような顔で最後まで顔と名前が一致できず
乱射シーンなんか、どれが誰やらさ~~っぱりで。( ̄◇ ̄)
この時代、男性はみんな帽子をかぶっているので、余計にわかりません。
 
それと、ドラマテッィクな展開がまったくなかったのに、ちょい驚き。
これは、監督の意図なんですかねぇ~?
1933年からデリンジャーが殺される34年の1年間を描いていますが
実に淡々と描かれています。もう少し内面を掘り下げてほしいのに・・・
というのは、まったくなし。
なんで、指名手配されているのに、堂々と街を歩いて、それを市民や警察が
だれも気付かないのか?というのも、ちょっと描いてほしかったのですが
そのへんは全くスルーでしたからね。

この辺が、評価がわかれる点だと思います。

リアルに描いたのは良かったけど、もっと味付けがほしかったよ~という方は
だめかもしれません。
リアルに描くのなら最後、デリンジャーと映画に行った
アンナがFBIに情報提供するわけですが、その目印に赤いドレスを着る。。
というのが史実に残っています。ところが、映画ではぜんぜん違服装。
そこは、赤いドレスにしてほしかったな~と個人的に思いました。

でも、「男の美学」をお勉強するのには、観ていい作品。
ジョニー・デップファンは、ぜひごらんください。
あかん、またニヤけてきた~。

点数:7点 (10点満点)

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「ニュームーン/トワイライト・サーガ」

2009年12月02日 | な~は行の映画

~この愛を貫く~

前作でハマったので、今回も早々に行ってきました。

2009年 アメリカ (アスミックエース、角川映画) 09.11.27公開
監督:クリス・ワイツ
原作:ステファニー・メイヤー
脚本:メリッサ・ローゼンバーグ  音楽:アレクサンドル・デスプラ
上映時間:2時間11分
出演:クリスティン・スチュワート・・・・・ベラ・スワン (高校生、エドワードに恋)
     ロバート・パティンソン・・・・・・・エドワード・カレン (ヴァンパイア)
    テイラー・ロートナー・・・・・・・・ジェイコブ・ブラック(人狼)
    ピーター・ファシネリ・・・・・・・・カレン医師 (エドワードの父。ヴァンパイア)
    アシュリー・グリーン・・・・・・・・アリス・カレン(エドワードの姉。ヴァンパイア)
     ケラン・ラッツ・・・・・・・・・・・・・エメット・カレン(エドワードの兄。ヴァンパイア)
     ダコタ・ファニング・・・・・・・・・ジェーン(苦痛を与える能力を持つヴァンパイア)

<見どころ>
永遠に年を取らない美しきバンパイアと女子高生のラブ・ロマンスを描き、
世界中で大ヒットを記録した『トワイライト~初恋~』の続編。
『アメリカン・パイ』のクリス・ワイツに監督を交替し、前作をはるかにしのぐ壮大な
物語へと発展する。主人公の二人は前作に続きクリステン・スチュワートと
ロバート・パティンソンが続投。バンパイア、エドワードとは敵対関係にあたる
狼一族の少年にふんするテイラー・ロートナー、さらにはダコタ・ファニングも共演。
切ない恋の行方と、バンパイアと新たな種族との闘いに注目。

<あらすじ>
18歳の誕生パーティーでのある事件がきっかけとなり、愛するバンパイアの
エドワード(ロバート・パティンソン)と離ればなれになってしまう人間の女子高生
ベラ(クリステン・スチュワート)。
傷つくベラを励ますジェイコブ(テイラー・ロートナー)だったが、彼はバンパイアの
宿敵、狼一族の末裔(まつえい)だった……。(シネマトゥデイより)

<感想>
今年4月公開された「トワイライト~初恋~」の続編。

禁断の恋に加え、今回は三角関係というこれまた乙女心ワシづかみな内容。
乙女という時期をとっくに過ぎているNAOさんでも萌えてしまいましたわ~。
 
主人公は、今回もこの2人ですが、なにせプライベートでも噂の二人。
ラブラブなシーンは、「公私混同かい?」とツッコミ入れたくなるような甘さ。

主人公のベラは、18歳にして早くも「年齢」に悩む。
そりゃそうだ、エドワードは吸血鬼なので歳はとらない。
このまま自分だけが年老いてってしまうのは怖いよね。
だから「私もヴァンパイアに!」と懇願するが、エドワードはそれを拒んでいる。

そんな折、誕生パーティーで起きるハプニングがきっかけで、カレン一家は
街を去ってしまう。もちろん、ベラの身を守るための手段だったが
エドワードはあえてそれは言わずに別れを告げる。

心にぽっかり穴が開いてしまったところに入り込んできたのが
前作でも出ていたジェイコブ。
 
年下なんだけど、これまた優しいんだわ。おまけにマッチョ。(わたしゃ興味ないが)

この2人から言い寄られて、それに悩むベラ。 (なんてうらやましい!)
しかも、二人とも化け物(ヴァンパイアと狼男)。どれだけ化け物にもてるん?

でもねぇ~NAOさん、エドワードとジェイコブのお顔は好みじゃないのよね。
エドワードも役柄お顔白いからキレイに見えますが、演じているパティンソン君って
素顔はヒゲ濃いのよ~私、ダメなのよ~。

ジェイコブは、どうみてもお猿さんにしか見えないし・・・。

顔の好みからいえば、まだ父親の方が好み。
  (左端がパパ)
基本的にキレイなお顔が好きなもので。。。

今回、キャスティングで話題になったのが、名子役のダコタ・ファニングちゃん。
もぅ、"ちゃん"と言うような感じじゃないですね。
娘と同じ15歳なのに、この大人びた雰囲気。最初わかりませんでしたよ。
  ビューティフル!
しかし、これだけ話題になってたのにも関わらず、「え!これだけ!?」と
言うようなチョイ出演。 ものすごい肩すかしでしたわ~。
でもまぁ、あのダコタちゃんが、そんなチョイ役をOKするはずがない。
3作目では、きっと活躍してくれるでしょう。

さて、今作はてっきりヴィクトリアの復讐が話の中心にくると思ってたのですが
全然でしたね。3人の三角関係が話の中心でした。
というわけで、前回のようはヴァンパイアの戦いも、さほど見られず。
ヴォルトゥーリ一族や狼族が新キャラとして出てきたのにも関わらず
バトルは対してかなかったのが、ちと不満でした。
3部作の真ん中は、だいたいそういうもんなんでしょうかね?
 
それと、前作と今回は監督が変更。そのせいか、作風が変わってしまい
前作のあの独特の雰囲気が、今回感じられず、これまた残念。
監督は変えないでほしかった。

それでも、今回も赤面するようなセリフがあり、萌えモードは高め。
10代の子がいかにも走りそうな暴走行為があり、大人?の私には
「アホやなぁ~」と思う場面も、原作があくまでもティーンの作品なのでそれも納得。

エドワードが、今回はあまりにもよわっちぃので、ツッコミは前作以上に
あるけれど、今作は思わず「ジェイコブがんばれ!」と、つい言ってしまいたく
なっちゃった。と同時に、ベラのポジションがおいしいな~とも。
男性から見れば、「ジェイコブかわいそう、ベラ、いい加減にしろ!」
と、うなりたくなるような内容になっています。

最後、衝撃?のエドワードの爆弾発言。

どんな次回作になるのか、来年公開される3作目に期待したいと思います。
今度は、ダコタちゃんがいっぱい出てほしいなぁ~。

点数:8点 (10点満点)
-- 予告編 --

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「なくもんか」

2009年11月25日 | な~は行の映画

~これは“泣ける喜劇”か!?“笑える悲劇”か!?~

阿部サダヲちゃんが好きなので、早速行ってきました。

2009年 日本 (東宝)   09.11.14公開
監督:水田伸生    製作:堀越徹
脚本:宮藤官九郎   音楽:岩代太郎    上映時間:134分
出演:阿部サダヲ・・・・・・下井草祐太(総菜屋の2代目。山ちゃんの愛称)
        瑛太・・・・・・・・・・・ 下井草祐介(祐太の生き別れた弟。お笑い芸人)
    竹内結子・・・・・・・  山岸徹子 (初代店主の娘。祐太と結婚)
    塚本高史・・・・・・・・金城大介  (祐介とコンビを組んで活躍している)
    伊原剛志・・・・・・・・下井草健太(祐太と祐介の父。破天荒な性格)
    陣内孝則・・・・・・・・山岸安江  (徹子の母。初代店主の死後、認知症になる)
    いしだあゆみ・・・・・桂谷宗一郎(環境大臣)

<見どころ>
幼いころに生き別れ、互いの顔も知らずに育った兄弟と、二人を取り巻く周囲の
人々が織り成す人情コメディー。『舞妓 Haaaan!!!』の水田伸生監督、
主演の阿部サダヲ、脚本の宮藤官九郎のトリオが再び顔を合わせ、
不幸な生い立ちの兄弟の再会劇を、笑いと涙を交えて描く。
お人好しの兄を阿部が演じるほか、人気お笑い芸人の弟を瑛太が、
兄の幼なじみに竹内結子がふんする。家族のきずなをテーマにした、
ハートフルな物語が感動的。

<あらすじ>
無茶苦茶な父に捨てられ、幼少期に生き別れた兄・祐太(阿部サダヲ)と
弟・祐介(瑛太)は、互いの顔も名前も知らずに成長する。
祐太は、東京下町の商店街でハムカツが名物の店を切り盛りし、
祐介はお笑い芸人として超売れっ子になっていた。そんなある日、祐太のもとに、
初代店主の一人娘・徹子(竹内結子)が突然帰って来る。(シネマトゥディより)

<感想>
クドカン×阿部サダヲと聞けば、どうしても観たくなってしまいます。
 
お店のお金を盗んでトンズラした父、残された祐太はそこの夫婦に育てられます。
これがトラウマになったんでしょう、「嫌われたくない」という理由で
八方美人な性格として生きていきます。それをいいことに?街の人は
祐太を頼ります。
でも、個人的に頼っているというよりは、都合のいい使いっぱしりというような感じで
観ていて少々というか、かなりイラっときてしまうんだけど。
 
“八方美人”という仮面で生きた祐太に対し、弟の祐介は“笑い”という仮面を
つけて苦労を乗り越えてきたんだけど、生きていく知恵とはいえ悲しいです。
でも、多かれ少なかれ人間は、仮面をつけて生きているのかもしれませんね。
 
祐太を演じた阿部サダヲさんは、やはりハマリ役。
仮面をつけた時と脱いだ時の表情の違いは、さすがです。
逆に瑛太くんは、よかったんだけど、他の人でもよかったかも?ってかんじ。

あと竹内さんは、かなりよかったです。
 
阿部サダヲさんのハイな演技を、ちゃんと受け止めた演技はいいですね~。
で、かなりはじけた演技も観られたし、幅のある演技が観られました。
今後ますます楽しみな女優さんです。

個人的にいいなぁ~と思ったのは、本性をみせない祐太が唯一見せる場所を
娘が尾行して見てしまうシーン。あんな父親の姿を見てグレるのかと思ったら、
祐太の「本当の笑顔」が見られて安心したような顔をするのにヤラれました。
この娘は徹子の連れ子なので、本当の親子じゃないけれど、あの姿を見て
父親も苦しんだ、というのが娘にもわかったんだと思います。

あのシーンが良かっただけに、最後の沖縄での漫才シーンは
なんでやねん!?という思い。 いくら映画でもあんな運び方は引きました。

役者さんがしっかりしてて見ていて十分楽しめましたが、ちょいと長いような
気がしました。エコだからといって、ラードからサラダ油に変えるのは
いらなかったような気もします。

クドカンの脚本ですが、「舞子~」よりもクドカンテイストが少々抑えられていて
ある意味新鮮さ?を感じました。
見終わったら、「ハムカツが食べたい~」と思う作品です。

実際、見終わった後日、ハムカツを大量に作ってしまいました。

点数:7.5点 (10点満点)

コメント (6)
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「BALLAD~名もなき恋のうた」

2009年09月11日 | な~は行の映画

          
~守ることが、愛することだった。祈ることが、愛することだった~

目の調子が少し良いので、久しぶりに映画館へ行けることになりました。

2009年 日本 東宝配給   (09.9.5公開)
監督・脚本・:山崎貴
原案:映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』
             (原作:臼井儀人/監督・脚本/原 恵一)
衣装:黒澤和子      音楽:佐藤直樹      上映時間:2時間12分
出演:草剛・・・・・・・・・井尻又兵衛 (春日国の武将。“鬼の井尻”と呼ばれてる)
        新垣結依・・・・・・・廉姫      (春日国の姫。又兵衛とは幼馴染)
        夏川結衣・・・・・・・川上美佐子 (真一の母)
        筒井道隆・・・・・・・川上暁    (真一の父、カメラマン)
        武井証・・・・・・・・・川上真一  (現代から戦国時代へタイムスリップする少年)
    中村敦夫・・・・・・・康綱      (春日国当主。廉姫の父)
        大沢たかお・・・・・大倉井高虎 (戦力を増している戦国武将)
    
<見どころ>
文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞など数々の映画賞に輝いた、
傑作『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』。
そんな映画クレヨンしんちゃんが実写映画として蘇る。
監督は、『ALWAYS ~三丁目の夕日』で日本全国を温かい涙で包んだ山崎貴。
さらに、“鬼の井尻”と呼ばれた主人公の戦国武将を、『黄泉がえり』『日本沈没』
などの映画で主役を演じたSMAPの草剛。
小国の美しき姫・廉姫を、今最も輝いている女優・新垣結衣が演じる。

<あらすじ>
時は戦国時代。春日という小国に、井尻又兵衛という“鬼の井尻”と
恐れられる無敵を誇る侍がいた。
ある戦の日、一瞬の隙から命を奪われそうになった又兵衛を、未来から
タイムスリップしてきたという不思議な少年、川上真一が救う。
城主・康綱の命令で真一の面倒を見ることになった又兵衛と真一との間には、
次第に奇妙な絆が生まれるようになる。
一方、真一やその家族の登場で、一度受け入れられた康綱の娘・廉姫との縁談を
断られた北関東の大名・大倉井高虎は、破談に激怒し春日の国に大軍を
送り込んでくる。
互いに身分違いの恋心を抱く又兵衛と廉姫、さらに真一たちの運命は……。

<感想>
お下品な作品として、親からは眉をひそめられている「クレヨンしんちゃん」ですが
原監督が手がけた「嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」と
今作品の原作となった「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」の2作品に関しては
大人も満足する映画になっています。

とりわけ、「アッパレ!~」の方は、NAOさん映画館で子供がいるにも
関わらず、大泣きしてしまった作品。まさか「クレしん」でこんなに泣かされるとは
思いもしなかった、という強烈な印象となって残っている作品。
さらに、作画もキレイし、お話のスジもしっかりしている完成度の高い作品で
NAOさんの歴代アニメベストの3本の一つに入っています。

というわけで、原作を知り尽くしてこの映画を見たわけですが
原作の名残をしっかり残していて、かなり満足できました。
 
ただ、しんちゃんをあのまま演じるのは不可能。
実写版はヘタレな子になっています。そもそも実写版は、又兵衛と
廉姫を軸に置いているので、設定がはそれでよかったっと思います。

草くんの演技は、前から安定しているので、見てて違和感感じず。
無骨な感じが、程よく出ていました。ヒゲ面の武将姿、意外に似合ってたな~。
 
廉姫のガッキーは、ほんとかわいかった。
と同時に、ちょっと演技がお上手になりました。
内面の表現を、言葉の間合いや体で表現が少しできるようになった感がします。
 
お父さん役の中村敦夫さんは、いい味出してましたね。
400年先の未来からやってきた人間、ふつ~ならもっと警戒しても
いいのですが、意外にアッサリ受け入れちゃうし。
そして、顔立ちがアニメと案外似ていたのにも驚きました。
 
でも、一番アニメと似てたのは、大沢さん演じる高虎ですね。
あんまり似てたので、吹き出してしまいましたよ。

アニメの野原一家をまるまる実写にするのは不可能。
そうなると、どうしても印象が薄くなることは否めませんでしたが
これはこれで仕方ないですね。でも、お父さんのヘタレさはひどい。
 
アニメのパパは、諦めがついたらいさぎよく行動するけど、
↑のお父さんはそうではなかったのが個人的には不満。

歴史考証を考えると、いろいろ突っ込むところは多々あるのですが
(タイムスリップの所とか)あくまでアニメの実写版
その辺はあまり目くじら立てず、軽い感じで見てほしいですね。
あと、アニメを見てないと「?」と思うところが何箇所かありました。
・真一が、なぜ又兵衛が大事にしている短刀を欲しがったのか?
・廉姫が「北と南で出会った二人が~」のセリフ。
どちらも、その前の説明が端折られていました。
アニメを見ている私はいいんですが、見ていない人は「なんで?」と思うかも?
これ、かなり重要なんですけどね。(特に短刀の場面)

真一が戦国時代に来た時、又兵衛は彼のおかげで命拾いをします。
ですが、もともと又兵衛はそこで死ぬ運命だったんですよね。
それが、真一が未来から来たおかげで、廉姫は又兵衛に想いを告げることが
出来、又兵衛も廉姫の想いを受け止めることが出来たわけです。
これが成就できた時、彼のもともと死ぬ運命がそこで尽きてしまいます。
死ぬ運命と判っていても、想いを伝えられないまま別れてしまうよりは
伝えてから別れる方がまし。そういう意味では、ある意味ハッピーエンド
だったのではないでしょうか。(悲しいけど)
だからこそ、ラストに出てくる廉姫の石碑の言葉には、涙を誘います。

二人の想いと、タイムスリップしたことで「逃げちゃいけない」というのを
悟り成長していく真一の姿をぜひスクリーンでご覧ください。
VFXの出来もよかったです!

個人的には、原作のアニメを見てから本編を見てほしいです。
「クレよんしんちゃん」の作品と思ってばかにしないでくださいね。
それほど、原作アニメはクオリティ高いです。

<余談>
実写版でも真一には、「お又のおじさん」っていうセリフ言ってほしかったな。

アニメ「クレヨンしんちゃん」映画紹介サイト (予告編見られます)

点数:8.5点 (10点満点)

コメント (10)
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「ナイト ミュージアム2」

2009年08月25日 | な~は行の映画

~この夏、世界最大の博物館が動き出す!~

息子が自由研究のまとめをする、というので、その間、家を空け
映画を観て時間つぶし。
ところが帰宅したら、ほとんどやっていなくて息子の頭上に雷鳴が。。。

2009年 アメリカ 20世紀フォックス (09.8.12公開)
監督:ショーン・レビ            音楽:アラン・シルベストリ
製作総指揮:マーク・ラドクリフ     上映時間:1時間45分
出演:ベン・スティラー・・・・・・・・・・・・・ラリー・デリー
        エイミー・アダムス・・・・・・・・・・・アメリア・イヤハート
     ロビン・ウィリアムズ・・・・・・・・・・セオドア・ルーズベルト
     オーウェン・ウィルソン・・・・・・・・ジェデダイア

<見どころ>
『ナイト ミュージアム』の続編。世界最大の博物館・スミソニアンを舞台に、
ナポレオンやアインシュタイン、深海に住む巨大なダイオウイカまで、
歴史や自然界の遺産たちが次々と動き出す。監督のショーン・レヴィと
主演のベン・スティラーのコンビは前作を踏襲。
『魔法にかけられて』のエイミー・アダムスが、新たなヒロインとして登場する。

<あらすじ>
警備員として夜のニューヨーク自然史博物館を平和に戻して以来、ビジネスも
息子との関係も良好なラリー(ベン・スティラー)。ある日、スミソニアン博物館の
展示物から、助けを求める電話が舞いこむ。
何と、世界征服を企むエジプト王ファラオが、歴史上の有名戦士たちを率いて
戦いを始めようとしているとのことだった・・。(シネマトゥディより)

<感想>
ナイト ミュージアム」の続編。

前作は、ニューヨークのアメリカ自然史博物館が舞台だったが、
今回は、ワシントンDCにある、スミソニアン博物館が舞台。
いつかは行ってみたい博物館の一つです。
 
アメリカ自然史博物館での騒動から2年後。同館は改装のために休館となり、
居場所のなくなった展示物たちは、スミソニアン博物館の地下保管庫に保管
されることに。
ところが、あの猿のデクスターが魔法の石版を持ってスミソニアンに運ばれて
しまったため、スミソニアン博物館の展示物まで動いてしまうことに!

というわけで、世界最大の博物館の展示物が動くので、動く数も半端じゃない。
歴史上の人物?も、たくさん登場しました。
 
アメリア・イアハート・・・・・・女性で初めて大西洋単独横断飛行に成功した方
だそうですが、すいません、初めて知りました。

このほかにも、イワン雷帝、アル・カポネ、ナポレオンなども登場。
 
この3人は、さすがに知っていましたが、なんか妙に笑える3人でした。

展示物が動くのは、前作と同じですが、今回は、絵画も動くのが面白かった。
特に、アルフレッド・アイゼンスタットの有名な写真作品、「ウォーズ・エンド・キス」の
中に入り込むっていうのは、すごく面白くて、私自身の想像も膨らむような
感じでした。ちゃんと、そこで落とした物のオチが、エンドロールで描かれていたのも
面白かったです。「あの落し物は結局どうしたんだろう?」と思っていたから
エンドロールを見てすっきりしました。
映画をこれからご覧になる方は、エンドロールまで席を立たないことを勧めます。

面白い部分もありましたが、逆に残念な面も。

続編、ということもあり、前作のキャラが出ていたのは当たり前ですが
彼らの活躍があまりにも少なかった。もう少し活躍の場を与えてほしかった・・と
いうのが、個人的な意見。
 
あと、舞台をスミソニアン博物館にしたのは面白かったが、何せ世界最大の博物館。
舞台が広すぎて、カームンラーの野望を阻止する、という本来の話のスジが
ちいと、薄っぺらく感じてしまいました。
スミソニアンに展示してあるものが、どうやって動くのかに興味が走り
エジプト王の野望なんて、どうでもええわ・・なんて最後思ってしまったのですから
このあたりはもったいなかったですね。

笑いのセンスは、前作同様なかなかGOODでした。
ただ、やっぱり歴史上の人物の背景をある程度知っていないと笑ええんギャグも
あるので、このあたりは少しかじって行った方がいいのかも?と感じました。

ストーリー性は前回より薄いですが、親子で観る夏休み映画としては上々の出来です。

点数:7.5点 (10点満点)

コメント (4)
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「ハリー・ポッターと謎のプリンス」

2009年07月26日 | な~は行の映画

                         
~クラマックスはここから始まる!~

2009年 アメリカ  配給ワーナー・ブラザーズ (09.7・15公開)
監督:デビッド・イェーツ
製作総指揮:ライオネル・ウィグラム
原作:J・K・ローリング
脚本:スティーブ・クローブズ
音楽:ニコラス・フーパー        上映時間:2時間34分
出演:ダニエル・ラドクリフ・・・・・・・・・ハリー・ポッター
     エマ・ワトソン・・・・・・・・・・・・・・ハーマイオニー・グレンジャー
    ルパート・グリント・・・・・・・・・・・ロン・ウィーズリー
    ジム・ブロードベント・・・・・・・・・ホラス先生 (魔法学教師)
    ヘレナ・ボナム=カーター・・・・ベラトリックス (デスイーター)
    ロビー・コルトレーン・・・・・・・・・ハグリッド
    アラン・リックマン・・・・・・・・・・・スネイプ先生
    マギー・スミス・・・・・・・・・・・・・・マクゴナガル副校長
    トム・フェルトン・・・・・・・・・・・・・ドラコ・マルフォイ
    ボニー・ライト・・・・・・・・・・・・・・ジニー・ウィーズリー
    ジェシー・ケイプ・・・・・・・・・・・・ラベンダー・ブラウン (ロンの初GF)
    マイケル・ガンボン・・・・・・・・・・ダンブルドア校長

<見どころ>
世界的ベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの映画版第6弾。
主人公ハリー・ポッターと仲間たちが、邪悪なヴォルデモート卿との最終決戦に
向け、彼の弱点や過去を探る。
監督は、前作に続いてデヴィッド・イェーツが続投する一方、ダンブルドアの
旧友役として『アイリス』の名優ジム・ブロードベントら新キャストも登場する。
最終章に向けて続々と明らかになる謎や新たな展開に注目。

<あらすじ>
ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)の支配力が強大になっていくなか、
ハリー(ダニエル・ラドクリフ)とダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)は、
ヴォルデモートの防御を解く手がかりを探るため、極めて重要な情報を握っている
ダンブルドアの旧友で元同僚ホラス・スラグホーン(ジム・ブロードベント)を
学校に迎え入れる。「ホラスだけが知っているヴォルデモートの弱点を聞き出せ」と
ダンブルドアに命じられたハリー・ポッターは、ホラスに気に入られようと計画的に
近づく。一方、ホグワーツの校内では思春期ならではの恋わずらいが多発。
ハリー、ロン、ハーマイオニーらも恋の甘美さと苦しみを経験する。
(シネマトゥディ・gooより)

<感想>
第4作 「炎のゴブレット」感想  *第5作 「不死鳥の騎士団」感想

シリーズも佳境に入ってきました。クライマックスに向けて、6作目は
その序章、といった感じに仕上がっていたように感じました。

ハリー、ハーマイオニー、ロンの3人は、ホグワーツの6年生。
 
1年生の頃のあどけなさはもぅなく、すっかりお年頃。
恋のお話も盛んになってきます。 今作は、今まで宙ぶらりんだったロンと
ハーマイオニーの関係に、だいたいのメドがつくわけですが、そうはなかなか。
ラベンダーという、ライバルが現れちゃうんですよね。
 
↑のラベンダーの押しがすごい。押し切られて?ロンは付き合っちゃうわけです。
おまけに、このラベンダー、キス魔か?と思うぐらい、キス要求。
ハーマイオニーは、何度か目の当たりにしてみることになりショックを
受けちゃうわけです。あ~なんてかわいちょうなハーマイオニー。
切ない女心を、エマ・ワトソンちゃんは演じていました。
優等生のハーマイオニーが、そうでもない(失礼^^;)ロンに惹かれていくのは
なんだか意外なようにみえますが、わかるような気もします。

そうそう、ハリーとジニーも恋仲になるんですよね。
映画でみると、ずいぶん唐突な感じもしますが、詳しくは原作で・・ってことかなぁ。
個人的には、ルーナとくっついて欲しかったなぁ。あの独特の雰囲気、好きです。

さて、今作も、新しい先生がやってきました。
 
スラグホーン教授は、ヴォルデモードの若い頃(トム・リドル)の時、
ホグワーツで教鞭をとっていた先生。トム・リドルの過去をよく知っている為
彼の過去の記憶を見ることから、ヴォルデモードの過去を知ることになる。
ヴォルデモートもけっこう不幸な生い立ちだったのね。。。。

興味深かったのがマルフォイ。
 
今までは、ただのチンピラ兄ちゃん的な印象だったが、今回は別。
ヴォルデモートから指令を受け、なにから怪しい動きを示します。
ついに暗黒界に墜ちちゃったのね・・ドラコ君。
本人も、その重い使命感を実感してたんでしょうね。いつもは悪ガキ3人で
行動してたのに、今回は距離を置いて、全く独りで行動していました。

でも、やはり注目すべきは、スネイプ先生でしょう。
 
アラン・リックマンにしか、このスネイプは演じられないでしょう、というぐらい
はまりにはまっています。 彼のとった行動は衝撃を受けますが
これは本意なのか?真実はまだまだ謎です。

そして、ダンブルドア校長。
 
自分の身が危うい、とおそらく察知してたんでしょうね。
ヴォルデモートとの決戦に備え、ハリーにいろいろ術を教えていきます。
昔のハリーなら、戸惑いもありましたが、自分が「選ばれし者」だという自覚が
芽生えてきたのでしょう、迷わず決戦に備えて立ち向かっていく姿に
成長を感じました。

ホグワーツは安全ではない、ということで、終始モノトーンな感じの映像。
観ているだけで、ダークな気分になりますが、その中でも恋愛ストーリーが
展開され、ロンのおとぼけシーンもあり、ほのぼのします。
あと、映像も1作目から比べると進歩してきていますね。
クィディッチの映像も昔に比べると、すごく臨場感があります。

最終章「死の秘宝」に向けて、明らかになった分霊箱・謎のプリンスが
明らかになり、いよいよクライマックスへ。
(まあ、謎のプリンスは、誰のことかすぐわかったけど)
2010年前篇・2011年後編が公開されます。
原作読むの途中で諦めたNAOさん。 最終章は、原作読んでから観たいと思います。
希望ある終わり方であってほしいな~。

点数:8点 (10点満点)

コメント (8)
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「バーン・アフター・リーディング」

2009年05月08日 | な~は行の映画

~コーエン兄弟が豪華キャストを迎えて描く、予測不能なドタバタ劇 ~

マイカルのポイントが溜まったので、行って来ました。

2008年 アメリカ ギャガ・コミュニケーションズ、日活配給 (09.4.24公開)
製作・脚本・監督・編集:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
製作:ティム・ビーバン、エリック・フェルナー
製作総指揮:ロバート・グラフ   音楽:カーター・バーウェル
上映時間:1時間36分(PG-12作品)
出演:ジョージ・クルーニー・・・・・・・ハリー・ファラー (重複不倫中の連邦捜査官)
    ブラッド・ピット・・・・・・・・・・・・・チャド・フェルドハイマー (筋肉バカ)
    ティルダ・スウィントン・・・・・・・ケイティ・コックス (オズボーンの妻、女医)
    ジョン・マルコビッチ・・・・・・・・オズボーン・コックス (元CIA、アル中)
    フランシス・マクドーマンド・・・・リンダ・リツキ (チャドの同僚、美容整形マニア)
    リチャード・ジェンキンス・・・・・テッド (チャドとリンダの上司、元牧師)

<見どころ>
『ノーカントリー』でアカデミー賞作品賞ほか主要3部門などを受賞した
ジョエル、イーサン・コーエン兄弟が放つクライム・コメディー。
CIAの機密情報が書き込まれた一枚のCD-ROMをめぐり、さまざまな人々が
衝撃の結末へと突き進んでいく。
出演は『オーシャンズ』シリーズのジョージ・クルーニー、
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のブラッド・ピットら。演じる俳優をそれぞれ
想定して書かれたという個性豊かなキャラクターたちと、彼らがたどる運命の
行方に注目。

<あらすじ>
CIAの機密情報が書き込まれた1枚のCD-ROMを、勤務先のフィットネスセンターで
拾ったチャド(ブラッド・ピット)とリンダ(フランシス・マクドーマンド)。
そのころ、元CIA諜報員のオズボーン(ジョン・マルコヴィッチ)は、
機密情報の紛失にうろたえていた。一方、オズボーンの妻
ケイティ(ティルダ・スウィントン)は、財務省連邦保安官ハリー(ジョージ・クルーニー)
と不倫中で……。(シネマトゥディより)

<感想>
「Burn After Reading」=「読んだら燃やせ」

ブラッド・ピットが出てる~と予告編を観た時喜び、てっきり爆笑コメディものかと
思ったら・・・・・・、あ~そうか、コーエン兄弟が監督だったのよね。
この豪華メンバーだけみて、ホイホイと映画館に行った人はドツボにはまったかも?
NAOさんもその一人でした。

不倫・離婚、全身整形マニア、出会い系サイトにアル中とまぁ、いろんな
ことがあり、おまけにCIAやロシア大使館まで巻き込む騒動?となるわけです。
  
しかしまぁ、出てくるキャラがみんな濃い。
でも、みなさん役に合ってるから、「これひょっとして素なのでは?」なんて
思ってしまうぐらい、ハマってましたよ。
とくに、出会い系サイトにはまりまくってクルーニーと筋肉バカの
ブラッド・ピットは必見。 ほんまオバカキャラ炸裂です。
 
内容は、ギャグなんでしょうが、ブラックギャグがほとんど・・・・。
笑うに笑えないギャグばかりで、わたしゃ引いていくばかりでした。
「わかる人にはわかる。わかんない人にはわかんない」でNAOさんは後者のほう。
特に、あの電動イスは、ドン引きです。
 
あと、登場人物のどれもが共感できん。
特に、美容整形マニアのリンダには、一番腹たってしょうがなかった。
観終わってみると、一番騒ぎまくっていたあんたが得したんちゃう?ですもん。
後味悪いったらありゃしない。

エンドロールで、CIAを皮肉った歌が流れて、「なんだ、CIAを批判ぽく
描きたかったのね」というのが、ここでやっと理解できました。

なんとなく言いたいことはわかるのですが、コーエン兄弟の作品は
どれもこれもいまいちピンとこないNAOさんにとっては、今回も
「だからなに?」程度で終わってしまった作品。
コーエン兄弟作品が好きな方は、これ絶対オススメですが
私のようにコーエン作品が合わない方は、ダメかも?
ですが、ブラピの強烈なオバカぶりは必見。あと、衝撃のクローゼットシーンも。

しかし、内容が薄かったなぁ・・・・。

点数:5点(10点満点)

コメント (2)
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