今日は、本番の日を迎えた
「スクールコンサート」!でした。
子供の通う小学校で行いました。
事の経緯は、今の息子の担任のI先生から、家庭訪問の時に
「生のピアノ演奏を子供達に聴かせたいから、是非お願いします!」という
依頼を受け、お引き受けしました。
引き受けたものの、最初はクラスで・・だったのが、どんどん話が膨らみ、
最終的には、2年生全員の前で弾く・・という大きな企画に発展してしまいました。
「あ~困ったなぁ、私には荷が重いなぁ~」と、その思いを
理恵先生と
はるみ先生にぶつけたら、二人にこう励まされました。
「NAOさん、何を言ってるの。こんなチャンスめったにないんですよ!
学校で弾く機会を与えてもらって、あなたはラッキーなのよ。
私は、子供が小学校に通ってた時、先生からそんなお声かけられもしなかった。
声がかかる、ということは、チャンスをもらったの。あなたは恵まれてるのよ!」
・・・そうか。そういう風にとらえればいいのか。
その日から技術面をはるみ先生、精神面を理恵先生、という強力な
サポート体制で、練習してきました。
で、その当日のレポート。
8時過ぎに音楽室に入り、ピアノに慣れる為30分ほど練習時間頂きました。
第一音楽室。普段は高学年使用らしく、2年生は今日初めてここに入ったそうです。
(だからみんな興奮して、ちょっとうるさかったんだけど・・^^;)
事前に私がパソコンでプログラムを書き、先生が大きく引き伸ばしてくれました。
音楽室の様子。
作曲家の写真が飾ってあるのが、いかにも「学校」を感じさせます。
かわいい飾りは、息子のクラスメイト達が、前日に作って飾ってくれたそうです。
みんなどうもありがとう!!
コンサート中の風景。
170人もの生徒の数にビックリ!
熱気で、弾いているうちに汗が出てきました。^^;
先生方は10名ほど。
校長先生・教頭先生も観客に来てくださいました。
これだけの人数なので、教室にあるものは全てどけて、生徒はみんな
防災頭巾兼用の座布団持参で、体育座りして聴いてもらいました。
コンサート中の私。
<プログラム>
1: バッハ作曲 「メヌエット ト長調」
2: モーツァルト作曲 「きらきら星による変奏曲」(抜粋)
3: ベートーヴェン作曲 「エリーゼのために」
4: ショパン作曲 「幻想即興曲」
5: ドビュッシー作曲:「亜麻色の髪の乙女」
*弾いた感想*
覚悟はしてましたが、こういう機会に慣れていない子が大多数だったので、
ピアノ習っている子は真剣に聴いてましたが、そうでない子は
ちょっと騒がしかったかな?^^;
おまけに、曲の説明をしながら弾くのは初の試み!
弾いたり話したり、とともすれば注意力が散漫になってしまいます。
その中で、集中して弾く事の難しさを感じました。
緊張は、さほどしなかったのですが、この人数なので、弾いている自分の音が
聞き取りにくかったです。(音が飛ぶ~というかんじ)
演奏するたびに、大きな拍手を頂いてうれしかったです。
なかなか生演奏を聴く機会はない子供達。
これを機会に、いろんな音楽を生で感じ取っていく機会が増えれば
きっと、心の豊かな子供達がたくさん育ってくれるだろうと思います!
最後にみんなで「校歌」を歌い、お開きになりました。
子供達の「ありがとうございました!」の声に感謝です。
コンサート終了後、他のクラスの担任K先生から、
「何十年前に、自分も小学生の時に生演奏を聴いて感動した事を、今日ふたたび
思い出しました。素晴らしい演奏をありがとうございました」と言葉をかけられました。
うれしいですねぇ・・・・。弾いた甲斐がありました!
その後校長先生・教頭先生からも、
「素晴らしい演奏をありがとうございました。子供達がうるさくて申し訳なかったです。
高学年の生徒にも聴かせてあげたかったです。
子供にも勉強になりましたが、何より我々教師が勉強になりました。
‘この曲はこうやって弾いてるんだ’と初めて分かりました。
NAOさんの曲に対する思いも伝わり、教える側も勉強になりました。」
⇒このコメント、本日の最大収穫です!
いろいろ大変だったけど、頑張って良かったと思います!
帰ったら子供に「ママ、ちょっと間違えただろ?」とするどい指摘が!^^;
毎日聴いていた息子には、一発で分かったようです。
でも、いいのさ!
間違いは誰にでもあるも~ん。
止まらなかったから、分からなかった子はいっぱいいると思うよ~。
ママは、BESTをつくしたから、これでいいのだっ!
最後になりましたが、コンサートの企画を発案された、I先生を始め学校関係者の
皆様、コンサート会場を作ってくれた2年1組の子供達、そしてサポートして下さった
沼田はるみ先生・青木理恵先生に、心から感謝致します。