<4月の鑑賞予定映画>
~10兆円で世界のルールは変えられるか?~
2013年 日本映画 (2013.10.19公開)
配給:松竹 上映時間:140分
監督:阪本順治
原作:福井晴敏 『人類資金』(講談社刊)
脚本:阪本順治/福井晴敏
美術:原田満生
音楽:安川午朗
出演:佐藤浩市/森山未来/香取慎吾/観月ありさ/石橋蓮司/豊川悦司/寺島進
三浦誠己/岸部一徳/オダギリジョー/ユ・ジテ/ヴィンセント・ギャロ/仲代達矢
<見どころ>
『亡国のイージス』『大鹿村騒動記』などの阪本順治が監督を務め、原作の福井晴敏と共に
脚本も担当したサスペンス。いまだ、その存在が議論されている旧日本軍の秘密資金、
M資金をめぐる陰謀と戦いに巻き込まれていく男の姿を活写する。佐藤浩市、香取慎吾、
森山未來をはじめユ・ジテやヴィンセント・ギャロら、海外からのキャスト陣を含む豪華な
顔ぶれが結集。彼らが見せる演技合戦はもちろん、壮大で緻密な展開のストーリーも見もの。
<ストーリー>
終戦後、ひそかに回収されたというM資金と呼ばれる旧日本軍の秘密資金。
それをネタにした詐欺を行い続けてきた真舟(佐藤浩市)は、石(森山未來)という青年から
彼が所属する日本国際文化振興会なる財団の人間に会うよう迫られる。
だが、財団のビルに足を踏み入れた瞬間、高遠(観月ありさ)が率いる防衛省秘密組織の
一団に襲撃される。石の助けを借りて逃げ出した真舟は、そのまま本庄(岸部一徳)という男
に引き合わされ、50億円の報酬と引き換えに某投資ファンドが管理する10兆円もの
M資金の奪取を持ち掛けられる。
<感想>
原作=未読。
『亡国のイージス』の阪本順治が監督を務め、原作者の福井晴敏が共同脚本を務める
「M資金」を題材にしたサスペンス大作。
「M資金」とは、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が、占領下の日本で接収した
財産などを基に、現在も極秘に運用されていると噂される秘密資金のこと。
M資金は実在する、という過程でのお話なんだが、スケールがでかい割にはしょぼい。
戦後史をはじめ、世界の貧困のことや震災のことにも触れています。
「全人類のうち7割の人間は電話をかけた経験さえない」というのは、ちょっとビックリ。
そうなんだ。。。。。全然知らなかったよ・・・・。
でも、だからといって、1人1台ずつPDAを持たせたら、ハッピーになるのか?
良かったのは、森山未來さんの国連本部での演説シーン。
台詞、全部英語だし、実際の国連本部で撮影されたから、かなりの迫力。
ここのシーンが、ほんとに見応えありました。
言いたいことはわかるんだけど、あれもこれもという感じで、焦点がぼやけてしまい残念。
ぶっちゃけ、予告編で騙されたな・・・(笑)
点数:5点 (10点中)