<1月の鑑賞予定映画>
~想いの数だけ未来がある~
2014年 日本映画 (2014.04.05公開)
配給:東京テアトル 上映時間:80分
監督:片岡翔
原作:中村尚儁 『1/11 じゅういちぶんのいち』(集英社『ジャンプSQ』連載)
脚本:片岡翔
主題歌:上野優華 「Dear my hero」
出演:池岡亮介/竹富聖花/工藤阿須加/阿久津愼太郎/上野優華
東亜優/古畑星夏/久遠さやか/奥貫薫/鈴木一真
<見どころ>
中村尚儁原作の人気コミックを基に、サッカーを通して成長していく男女を爽快に
描く青春ストーリー。中学卒業と同じタイミングでサッカーを続けることを諦めた
主人公が、女子日本代表のヒロインとの出会いをきっかけに、再びサッカーに夢中に
なっていく姿をつづる。主演はD-BOYSのメンバーとして活躍する池岡亮介、
ヒロインには『生贄のジレンマ』などの竹富聖花。
『きいろいゾウ』などで脚本を担当した片岡翔がメガホンを取る。池岡や竹富のほか、
共演陣の工藤阿須加や阿久津愼太郎など俳優たちのフレッシュな演技に心が癒やされる。
<ストーリー>
「サッカーの神様に選ばれた人間ではない」からと、中学卒業と同時にサッカーを
辞めようと決めた安藤ソラ(池岡亮介)。
しかし、サッカー女子日本代表の若宮四季(竹富聖花)との出会いが、ソラの心を
変化させていき……。
<感想>
原作=ちょっとだけ既読
ブログでいつもお世話になっているmigさんの弟、片岡翔監督の長編デビュー作
ということで公開早々に観てきました。 おめでとうございます!!!
原作は、「安藤ソラ」を巡る様々なドラマを描いたマンガ。
主人公は、ソラなんですが、掲載される話によって主人公が異なるオムニバス形式の
作りになっているので、映画も前半そのようなスタンスがとられています。
だから、観る人によっては「これ、誰を主人公にしてるん?」と思われるかもしれませんね。
高校生を演じた若手俳優さんは、池岡くんと武富さん以外は、正直だれ?状態。
演技は、みんないまひとつでしたが、まぁいいか。
不満は、80分という短さ。それゆえに、各エピソードが端折った感が否めず・・・。
もうちょっと長く出来たら良かったのに・・・・。
良かったのは、カメラワーク。サッカーのお話なので、当然サッカーのシーンが
ありますが、全体を映さず、足元だけあてた映像になっていました。
出演者がサッカー未経験を考慮してだとは思いますが、なかなか上手い演出だと
感じました。
「ムダに見えるがムダではない」
このセリフが、この映画のカギとなっています。
大人より、同世代の子に観てほしい映画ですね。
粗削りな印象ですが、ピュアな気持ちになれる作品でした。
片岡監督の次回作、期待しています。がんばれ~!