<10月の鑑賞予定映画>
~闘うことでしか 生きられない~
2017年 日本映画 (2017.04.22公開)
配給:東宝/アスミック・エース 上映時間;2時間9分
協力:公益社団法人日本将棋連盟
監督&脚本:大友啓史
原作:羽海野チカ
脚本:岩下悠子/渡部亮平
音楽:菅野祐悟
後編主題歌:藤原さくら 「春の歌」
美術:古積弘二
VFXスーパーバイザー:小坂一順
衣裳デザイン・キャラクターデザイン:澤田石和寛
将棋監修:先崎学
出演:神木龍之介/有村架純/倉科カナ/染谷将太/清原果耶/佐々木蔵之介
加瀬亮/前田吟/高橋一生/岩松了/斉木しげる/中村倫也/尾上寛之
甲本雅裕/新津ちせ/板谷由夏/伊藤英明/豊川悦司
<見どころ>
若きプロ棋士の成長を見つめた羽海野チカのベストセラー漫画を実写化した2部作の後編。
次々と待ち受ける試練を乗り越えながら獅子王戦に挑む桐山零が、その中で闘いしか
知らなかった自分を見つめ直して前に進む。監督の大友啓史、キャストの神木隆之介、
有村架純、倉科カナ、染谷将太、清原果耶、佐々木蔵之介、加瀬亮らが続投するほか、
シンガー・ソングライターの藤原さくらが主題歌を担当。キャストたちが織り成す世界観に
引き込まれる。
<ストーリー>
プロ棋士の桐山零(神木隆之介)が、川本あかり(倉科カナ)、ひなた(清原果耶)、モモ
(新津ちせ)の川本家3姉妹と食卓を囲むようになって1年。彼女らとの交流に安らぎを
感じる一方で獅子王戦に臨もうとするが、幸田柾近(豊川悦司)は頭をけがして入院、
その娘・香子(有村架純)は妻のいる後藤正宗(伊藤英明)との関係に悩み、二海堂晴信
(染谷将太)は自身の病気に苦しむなど、それぞれ試練に直面していた。さらに、川本家
には3姉妹を捨てた父親が現れたことで不穏な空気が漂い始める。
(以上、シネマトゥデイより)
<感想>
原作を知ってるので、後編の方がより人間ドラマになっていくことはわかっていても
やっぱりじーんと来ちゃいました。
前後編通じてキャスティングがとにかく良かった。豊川悦司の幸田役は、最初どうかと
思ったけれど、意外にしっくりきてたし、幸田のセリフが私も同じ親の立場でみてしまう
せいか?ぐっときちゃうんですよね。
あ、ツボにはまったのは、高橋一生君が演じた林田先生!
出た瞬間に、もぅハマリすぎてて一人でにやけてしまった(笑)
前編は、この後半にむけての序章。この作品の本質はこの後編に凝縮されています。
みんな、なにか抱えて生きているんですよね。
原作の空気感が、映画も同じように伝わってました。
神木君を主人公にした時点で、もぅ合格なんですけどね(笑)
桐山零をあそこまで演じきった神木君は、お見事としか言いようがないし
間違いなく、神木龍之介君の代表作になったと思います。
点数:8点 (10点中)