<1月の鑑賞予定映画>
~幸せ 少し いただきます~
2019年 韓国映画 (2020.01.10公開)
第72回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール受賞作品
配給:ビターズ・エンド 上映時間:132分
監督:ホン・ジュノ
脚本:ハン・ジヌォン/ホン・ジュノ
衣装:チェ・セヨン
音楽:チョン・ジェイル
出演:ソン・ガンホ/イ・ソンギュン/チョ・ヨジュン/チェ・ウシク
パク・ソダム/イ・ジョンユン/チャン・ヘジン
<見どころ>
『母なる証明』などのポン・ジュノが監督を務め、第72回カンヌ国際映画祭で
パルムドールを受賞した人間ドラマ。裕福な家族と貧しい家族の出会いから
始まる物語を描く。ポン・ジュノ監督作『グエムル -漢江の怪物-』などの
ソン・ガンホをはじめ、『新感染 ファイナル・エクスプレス』などの
チェ・ウシク、『最後まで行く』などのイ・ソンギュンらが出演。
<ストーリー>
半地下住宅に住むキム一家は全員失業中で、日々の暮らしに困窮していた。
ある日、たまたま長男のギウ(チェ・ウシク)が家庭教師の面接のため、
IT企業のCEOを務めるパク氏の豪邸を訪ね、兄に続いて妹のギジョン
(パク・ソダム)もその家に足を踏み入れる。
<感想>
抜糸も済み、眼鏡も度を少し合わせ直したので、ようやく映画館に足を
運ぶことができるようになりました。というわけで、今年初の映画鑑賞は
アカデミー賞でもノミネートされた話題の韓国映画。
「ネタバレ厳禁」と、監督からのお願い文が掲載されていましたが、
確かにこれは何の予備知識も無く観たほうが絶対いいですね。
私も、予告編以外は極力予備知識を得ないで鑑賞したので、最後まで
飽きることなく観ることができました。
韓国の格差社会を描いていますが、この格差社会はどこにでも共通されますね。
今の日本も同じだと思います。貧しい一家が、ひょんなことで金持ち一家に
寄生していくのですが、よもや、そっちの「パラサイト」とは
キーワードの「臭い」が、最後にああいう形で繋がるとは思いもしませんでした。
韓国映画は、一筋縄ではいかない面白さがあります。
ポスターも一癖ありますが、観終わったあと、このポスターを再度観ると
またぞくっとします。前半の「パラサイト」後半もう一つの「パラサイト」が
わかってからの展開が本当に意外で面白く、パルムドール獲ったのもうなずけます。
あの父親が地下から出てこれる日はあるのだろうか?
そして、残されたかわいいワンちゃんたちのその後も少し気になりました。
2020年始まったばかりですが、すでに上位確定の作品かな(笑)
点数:8点 (10点中)