<2月の鑑賞予定映画>
~自分たちが、最後の砦~
2019年 日本映画 (2020.03.06公開)
配給:松竹/KADOKAWA 上映時間:122分
監督:若松節朗
原作:門田隆将
脚本:前川洋一
音楽:岩代太郎
美術:瀬下幸治
特撮&VFX監督:三池敏夫
出演:佐藤浩市/渡辺謙/吉岡秀隆/緒方直人/火野正平/平田満/萩原聖人
堀部圭亮/小倉久寛/和田正人/石井正則/三浦誠己/堀井新太/欣太郎
池田努/金井勇太/増田修一朗/須田邦裕/皆川猿時/前川泰之
ダニエル・カール/小野了/金山一彦/天野義久/金田明夫/小市慢太郎
矢島健一/伊藤正之/阿南健治/中村ゆり/田口トモロヲ/篠井英介
ダンカン/泉谷しげる/津嘉山正種/段田安則/吉岡里帆/斎藤工
富田靖子/佐野史郎/安田成美
<見どころ>
多くの関係者への取材を基に書かれた門田隆将のノンフィクション
「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」を実写映画化。
世界を震撼(しんかん)させた東日本大震災による福島第一原子力発電所事故発生
以降も現場に残り、日本の危機を救おうとした作業員たちを描く。
『64-ロクヨン-』シリーズなどの佐藤浩市、『明日の記憶』などの
渡辺謙らが出演。『沈まぬ太陽』などの若松節朗がメガホンを取り、
ドラマシリーズ「沈まぬ太陽」などの前川洋一が脚本を務めた。
<ストーリー>
2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0の地震が発生し、それに伴う
巨大な津波が福島第一原子力発電所を襲う。全ての電源が喪失して原子炉の
冷却ができなくなりメルトダウン(炉心溶融)の危機が迫る中、現場の指揮を
執る所長の吉田昌郎(渡辺謙)をはじめ発電所内にとどまった約50名の
作業員たちは、家族や故郷を守るため未曽有の大事故に立ち向かう。
<感想>
久しぶりの映画感想です。
といっても、作品は3月公開早々に鑑賞してたんですけどね。
コロナウイルス騒動や、家のことで、少々バタバタしてたので、
すっかりUPするの忘れてましたよ。
なので、感想サクっと。
東日本大震災時で起きた福島原発事故を事実に基づいて描いた作品。
以前TVのドキュメンタリー番組で吉田所長が激高して本部に意見
していたのを覚えています。
出演された俳優さんたちの演技は素晴らしく、映画というのを
忘れるくらい熱がこもっていました。渡辺謙さん、吉田所長が憑依したかの
ようにも感じました。
ただ気になる点は、映画の登場人物のうち、故人である
福島第一原発の所長・吉田昌郎のみが実名。あとは、生存する職員は
架空名ですし、政府高官も役職表記のみ。ハリウッド映画のように
実名や実会社がはっきり出ることはありません。ここが今一つ弱いのは
日本映画の限界なんでしょうかね。
福島第一原発の事故はまだ終わっていません。
完全収束は、あと数十年かかるでしょう。
この事故は、大きな教訓として、風化させずに伝えていくべきですね。
点数:7点(10点中)