<12月の鑑賞予定映画>
~今日も「自分らしく」を連れて行く~
2020年 アメリカ映画 (2020.06.12公開)
本年度アカデミー賞衣装デザイン賞受賞作品
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 上映時間:135分
監督:グレタ・ガーウィグ
原作:ルイザ・メイ・オルコット
脚本:グレタ・ガーウィグ
衣装:ジャクリーン・デュラン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:シアーシャ・ローナン/エマ・ワトソン/フローレンス・ピュー
エリザ・スカンレン/ローラ・ダーン/ティモシー・シャラメ
メリル・ストリープ/ルイ・ガレル/クリス・クーパー
ボブ・オデンカーク/ジェームズ・ノートン
<見どころ>
ルイザ・メイ・オルコットの自伝的小説「若草物語」を実写化したドラマ。
南北戦争下の姉妹の物語を、作家を夢見る次女の視点で描く。
監督は『レディ・バード』などのグレタ・ガーウィグ。『レディ・バード』で
ガーウィグ監督と組んだシアーシャ・ローナンとティモシー・シャラメ、
『ファイティング・ファミリー』などのフローレンス・ピューのほか、
エマ・ワトソン、メリル・ストリープらが出演する。
<ストーリー>
しっかり者の長女メグ(エマ・ワトソン)、アクティブな次女ジョー
(シアーシャ・ローナン)、ピアニストの三女ベス(エリザ・スカンレン)、
人懐っこくて頑固な四女エイミー(フローレンス・ピュー)、愛情に満ちた
母親(ローラ・ダーン)らマーチ一家の中で、ジョーは女性というだけで
仕事や人生を自由に選べないことに疑問を抱く。ジョーは幼なじみの
ローリー(ティモシー・シャラメ)からの求婚を断って、作家を目指す。
<感想>
3か月半ぶりの映画鑑賞です(涙)
自粛生活は、インドア派の私にとっては苦ではなかったですが
やはり娯楽が全くない生活は、楽しくなかったですね。
こうして、映画鑑賞出来る何気ない日の有難さが身に沁みます。
さて、映画鑑賞復活1本目は、アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した作品。
若手で今気になる女優の一人、シアーシャ・ローナンをはじめ
エマ・ワトソン、ローラ・ダーン、メリル・ストリープと好きな女優さん
ばかり出演しているので、公開前から楽しみにしていました。
物語は、私たち世代にはお馴染みの「若草物語」。
全体の内容は「続・若草物語」になりますが、7年前の十代の少女期を
フラッシュバックして「若草物語」の内容も描いており、2つ小説を
合わせて1本の映画としたようなしあがりになっています。
時代背景は違えど、4姉妹の生き方&考え方は今の時代でも大差ないし
それぞれ理解できます。衣装デザイン賞を獲っただけあって、衣装や
調度品などが素晴らしく、撮影画面がとても美しいです。(特に光の使い方)
また、音楽の使い方も素敵でした。個人的には、ベスがスクエアピアノで
弾いていた、バッハの「羊は安らかに草を食み」の選択がGOOD。
ベスが演奏するにピッタリの曲で、ここのシーンは思わずウルウル。
過去と現在が目まぐるしく交差するので、原作をある程度知っていないと
置いてけぼり感を感じる人がいるかもしれません。
それより、母を演じたローラ・ダーンと、ジョーを演じた
シアーシャ・ローナンが、私たち母娘と同じ年回りということに愕然(笑)
ラスト、「LITTLE WOMEN(若草物語)」が製本される
シーンが、とても美しかったです。 「若草物語」世代の方は是非!
点数:8点 (10点中)