<12月の鑑賞予定映画>
~泳げない僕に、人魚のようなコーチが教えてくれた
たくさん泣くこと、笑うこと~
2022年 日本映画 (2022.06.10公開)
配給:東京テアトル/リトルモア 上映時間:113分
監督:渡辺謙作
原作:高橋秀実 「はい、泳げません」(新潮文庫刊)
脚本:渡辺謙作
美術:渡辺大智
音楽:渡邊琢磨
衣装:立花文乃
出演:長谷川博己/綾瀬はるか/伊佐山ひろ子/広岡由里子/占部房子/上原奈美
小林薫/阿部純子/麻生久美子/大森立嗣
<見どころ>
高橋秀実のエッセーを原作に描くヒューマンドラマ。泳ぐことができない哲学者と、
彼に水泳を教えるコーチの歩みを描く。監督と脚本を手掛けるのは『舟を編む』で
第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作。
『セカンドバージン』などの長谷川博己、『今夜、ロマンス劇場で』などの
綾瀬はるかをはじめ、小林薫、阿部純子、麻生久美子らが出演する。
<ストーリー>
大学で哲学を教える小鳥遊雄司(長谷川博己)は水に顔をつけるのも怖いほどの
カナヅチだった。あれこれ理屈をこねては水を避けてきた彼は、プールの受付で
薄原静香(綾瀬はるか)に強引に入会を勧められ、水泳教室に通い始める。
コーチの静香に毎日泳ぎを習いにくる主婦たちに混じって練習する中で、
雄司は過去のさまざまな出来事を振り返る。
<感想>
原作=未読
タイトルから見ると、コメディー映画って印象で鑑賞したのですが
コメディー要素を含みつつも、主人公の成長と再生のヒューマンドラマでした。
まず驚いたのが、綾瀬はるかさんの登場シーン、9割水着シーン。
なので、ほぼスッピンです。スイミングインストラクター役なので
水着は色っぽくないですが、それでも綺麗なスタイルは拝めます。
伊佐山ひろ子さん、久しぶりに拝見しましたが、小林薫さんも含め
この2人の起用の仕方、かなり贅沢すぎるような感じが。。。
映画のタイトルからして、もっとコミカル要素強めかと思いきや
意外に重たい内容には驚きました。けっこうそう感じている方多いかも。
前半軽く、後半重め、最後また軽めとなかなか浮き沈みが激しい展開。
特に、冒頭いきなりの納豆の展開はなんだったんでしょ?(ー-;)
小鳥遊教授の苦悩と心のリハビリは、親なら理解理解できるし
後半の綾瀬はるかさんとのプールでのシーンは胸打つものがありました。
しかし、静香コーチのトラウマの終わり方がなんとも中途半端。
泳げなくなったのが克服できたのはいいが、肝心の外で出歩けない
トラウマもなんとかしましょうよ。あれじゃ、不審すぎるし
小鳥遊教授の泳げないどころのレベルじゃないような気がするんですけどねぇ。
綾瀬はるかさん&長谷川博己さんだったから、保てたような印象でした。
うーん、ちょっともったいない。
点数:6点/10