<1月の鑑賞予定映画>
~人は罪を犯し続ける。人は人を愛し続ける。~
2023年 日本映画 (2024.05.17公開)
配給:東京テアトル 上映時間:141分
監督:大森立嗣
原作:吉田修一 「湖の女たち」(新潮文庫刊)
脚本:大森立嗣
美術:大原清季
音楽:世武裕子
出演:福士蒼汰/松本まりか/福地桃子/近藤芳正/平田満/根岸季衣
菅原大吉/土屋希乃/北香那/大後寿々花/財前直見/三田佳子/浅野忠信
<見どころ>
『さよなら渓谷』の原作者・吉田修一と、大森立嗣監督が再び組んだミステリー。
ある介護施設で一人の老人が殺害された事件を巡り、翻弄される人々の姿を描く。
捜査にあたる刑事を『ちょっと今から仕事やめてくる』などの福士蒼汰、
容疑者として嫌疑をかけられた介護士を『雨に叫べば』などの松本まりか、
事件の真相を追う週刊誌記者を『あの娘は知らない』などの福地桃子が演じるほか、
財前直見、三田佳子、浅野忠信らが共演する。
<ストーリー>
湖畔の介護施設で100歳の老人が殺害され、西湖署の若手刑事・濱中圭介
(福士蒼汰)とベテラン刑事の伊佐美佑(浅野忠信)が事件の捜査に乗りだす。
厳しい取り調べを行う中、圭介はその過程で出会った介護士・豊田佳代
(松本まりか)にゆがんだ支配欲を募らせる。一方、事件を追う週刊誌記者・
池田由季(福地桃子)は、今回の事件と過去の薬害事件との関連を突き止めるが、
さらに取材を進める中で衝撃的な事実が浮かび上がる。
<感想>
地元・滋賀がロケ地、ということで鑑賞。
観終わった最初に感じたのは、言い方汚いが胸糞悪い映画だな・・と
インタビューで主演二人が「言葉にするのが難しい作品だった」と
話されていたとおり、実際見てみて私も「なんでそうなる?」的な
展開が多くて、逆に睡魔に襲われることはなかったですけど(笑)
実際にあった薬害事件、731部隊、介護施設での殺人事件や警察の
冤罪未遂などモチーフがてんこもりでしたが、それに対する回収が
もうひとつだったのが、見ている側は消化不良。
主演二人のあの絡みって、必要だったのかなぁ。。。
久々にスクリーンで福士蒼汰さんを観ましたが、成長著しく感じました。
ドラマ「大奥」での演技も良かったですしね。30代に突入されたので
ますます頑張ってもらいたいです。女性陣は、みなさん本当にすばらしい
演技でしたが、個人的に目が留まったのは財前直見さんと福地桃子さん。
財前さんの鬼気迫る演技は必見ですし、出番は少なかったものの
三田佳子さんはやはり惹きこまれます。
最後はフェードアウト的な終わり方で消化不良しまくりですが
主演二人の頑張りは宣伝通り見どころの一つと言えるでしょう。
福士蒼汰ファンは必見です。
点数:6点/10