<1月の鑑賞予定映画>
~信じる、君を。この世界を~
2024年 日本映画 PG12指定 (2024.11.29公開)
配給:松竹 上映時間:120分
監督:藤井道人
原作:染井為人 「正体」(光文社文庫)
脚本:藤井道人/小寺和久
美術:宮本間太朗
音楽:大間々昴
主題歌:ヨルシカ 「太陽」
衣装:皆川美絵
出演:横浜流星/吉岡里帆/森本慎太郎/山田杏奈/前田公輝/田島亮/遠藤雄弥
宮崎優/森田甘路/西田尚美/山中崇/宇野祥平/駿河太郎/木野花/田中哲司
原日出子/松重豊/山田孝之
<見どころ>
『青春18×2 君へと続く道』などの藤井道人が監督などを手掛け、染井為人の小説を
原作に描くサスペンス。変装と潜伏を繰り返しながら、日本中を巡る指名手配犯の
488日間にわたる逃走劇を映し出す。主人公の青年を『ヴィレッジ』などの横浜流星が演じ、
『アイスクリームフィーバー』などの吉岡里帆のほか、森本慎太郎、山田杏奈、
山田孝之らがキャストに名を連ねる。
<ストーリー>
殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜流星)は脱走に成功。
日本各地で潜伏しながら逃走を続ける鏑木が沙耶香(吉岡里帆)や和也(森本慎太郎)
舞(山田杏奈)らと出会う一方、彼を追う刑事の又貫(山田孝之)は沙耶香らを
取り調べる。しかし彼らが語る鏑木の人物像はそれぞれ全く異なり、まるで別人の
ようだった。
<感想>
正直、つっこみどころはあったんですよ。
ネタバレになってしまうが、凄惨な事件現場なのにも関わらず
返り血ひとつも浴びていない子が犯人なわけないだろう。
逃走も、白昼あれだけの人数がいて、走ってる人間を取り逃がすなんて
どれだけポンコツなんだ・・・。
だけど、それ以上に俳優陣の演技がみなさん凄くて(驚)
横浜流星は、返送して逃走するたびに顔がまったく違う。
ある変装では、一瞬「森山未來か?」と勘違いしてしまうような
顔立ちになっていた。最後、判決言い渡しにシーンの表情が素晴らしい。
間違いなく、彼の代表作の一つになるでしょう。
あと、吉岡里帆の演技も良かった。叫ぶシーンがあったが
とても声が通っていた。あそこまで叫ぶと声にノイズが入ったりするのだけれどね。
山田孝之は流石の演技。こういう演技もしっかり出来ると改めて感じました。
警察の面子の為に冤罪・・だなんて怖い。
でも、現実にあるんだよね。袴田事件や大河原化工機事件などなど、ほんとは
もっとあるのかもしれない・・・。
だからこそ、「なんで俺だったんだろう」このセリフはぐさっときます。
警察や司法は間違えたときに、「間違えました」と認めることが言える
機関であってほしい。
間違いなく賞レースに入ってくる作品です。
ファンの方は必見!
点数:9点/10