くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

社会科見学 コタキナバル市魚市場

2009-02-03 10:34:33 |  旅行
朝7時からじゃらんじゃらん、KKの市場へいってみる。市場は17時頃までやっているが、市場の活気と品ぞろえは朝に限る。

青果市場には今、マンゴ、マンゴスチン、ランブータン、そしてドリアンと、好物の季節物フルーツが並んでいて目の毒。

以前はハイアット側に肉や魚市場があったが、今はフィリピノマーケット側に移動していた。魚市場が通りから入りやすい場所になっていたので、入ってみた。生臭く、びしょびしょな足元だが、かまわずどんどん入ってゆく。ダイバーは魚市場で楽しめる人って多いと思う。私もそうだ。去年もセンポルナの小さな魚市場でも、じゅうぶん興奮した私たちなのであった。こちらのフィッシュ・マーケットは、日本の魚市場のような忙しさはなく、ゆったりしている。



バラクーダ、ギンガメアジ・・・。シパダンでの仲間達が、みな変わり果てた、いや、命果てるとも、かわらない活きの良い姿でならんでいる。ロウニンアジだけは頭を落とされ変わり果てていたけれど。キハダマグロ、カツオなど紡錘系のやつらはぶりぶりっとしていて、見てるだけで楽しい。

市場の人たちは、皆口々にカニだ、エビだ、買ってけといっている。無理にきまってるでしょ。



チャイニーズのおじさん二人の店の前を通ったら、バラクーダをすすめられた。バラクーダはシガテラ毒があると聞いているけれど、市場にはたくさん並んでいる。そういえばはじめてシパダンに行ったとき、ボルネオダイバーズのボート小屋で出発を待っていると、干物売りのおばさんがバラクーダの干物をひっさげてみんなでびっくりしたことを思い出した。この私がいつもトルネードで見てる横縞模様なやつらは、毒はどうなんだ。「見てるだけで、買うことはできないの。」と告げると、「ホテルに泊まってるの?」と、何も買わない見学者であることを承知しつつ、ひまつぶしにあーだこーだ言ってくる。「バラクーダって、いくらするの?」とたずねると、「1キロ9リンギットだよ。」だそうだ。「バラクーダって1本だいたい何キロくらいあるの?」ときいたら、「4キロくらいだね。」とのこと。おじさんたちに、「隣のシイラもよーくみてゆきなさい。」、と言われ、しいらの平べったい顔を凝視。



他のところではギンガメが積み重なっていた。ギンガメはマレー語でikan putih(ikanが魚、phtihが白)と言われるだけあって、水揚げされた奴らは、水中でのギラギラ感があまりなく白っぽい。モルディブやパラオでローカルが釣り上げたギンガメは結構ギラギラしていた気がするけれど。ギンガメもキロ9リンギット、ギンガメは1本1キロちょっと。



いったいシパダンでは何リンギットのバラクーダとギンガメを見たんだろう、とついつい思ってしまう。市場を歩いていると、魚、米、ココナッツフレーク、野菜、フルーツ・・・新鮮な食材を買い集めて、調理したくなってしまう。たまにはコンドに泊まって、自炊しようかな。
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サバハンカット 126円

2009-02-03 00:09:51 |  旅行
海水と紫外線でパサパサなうえに伸び放題な髪の毛。
鏡を見るたびに、広がった髪の毛に、もう、うんざり。
KKにいながら、どうしてもすぐに髪を切りたくなった。

とりあえず見た目がまとまりさえすればそれでいいのだ。
若者がカットしているところに行けば、きっと日本のファッションの情報も、台湾経由の雑誌で見ているに違いない。
さーて。どこで切るか。
前に何度かカットに行った店があるのだが、外からのぞいたら、担当のナルシストな兄さんはいなくなっていた。

町にはレトロな床屋はいっぱいあるが、サロンらしいものはほとんどない。センター・ポイントからシャングリラ・ホテルへゆく通りに、いちおう、今風かなと思うサロンが1件あるが、ピンと来ない。ウィスマ・ムルデカあたりだと、昔のパーマ屋さんなイメージの店が多い。センターポイントの1階に、若い女の子がこぞってストパーかけている店があるけれど、みんな髪に板つけて、店の外の丸イスにすわられていてたりする。そんな店はいやだ。ワリサンスクエアをさがしてみたら、サロンは数件あるが、混雑してるところと閑古鳥が鳴いているところの落差が大きい。もちろん狙うは混雑してるところだけれど、そうとう待たされそう。カットとシャンプーで20~25リンギットと貼ってあるところが多い。そういえば、リトルKLと呼ばれるセンターポイントのパームスクエアの上に、美容関係のこぎれいな店が何件かあったではないか。もうあれこれ見たり、品定めをしていたら絶対に入れないので、ゆきあたりばったり、最初にぶちあたった打ちっぱなしな感じの、一応ロレアルサロンに入ってみる。

入ると気まずいことに、お客ゼロ。「あいうぉんととぅーかっとまいへあー」と言うと、「とうぇにーオーケー?」と聞こえたので20リンギットとは安いなあと思い、「オーケーら~。とうぇにーりんぎっとおんりー?」というと、「とぅえにー」とまた言うから「20りんぎっと」と噛みあわない。すると料金表を目の前に出された。とうぇにーではなく、「とれーにー」であった。トレーニーはシャンプー&カットで7リンギット。これは賭けだ。でも私は髪の毛が多いし、伸びるのも早いから、いかようにもなる。7リンギットでどういう結果になるかの興味が勝って、「トレーニーOK!」ということに。もっとも高い部類でも40リンギットとかそんなもん。

さてトレーニーはチャイニーズ。アイドル共和国に出てた頃の香取慎吾みたいで、完全にびびってるし、とても華奢だ。私の髪がダメージで乾燥しているうえに、ボリュームが多いのと、くせもある。ちょっとだけ年上の、これまたアイドル共和国に出てた頃の中居君みたいな先輩に泣きつき、中居君が私に、「どういうふうにカットしたいですか」と聞いて、慎吾に中国語で指示を出す。(※注:ふたりともSMAPとは似て非なるもの。)最初はトレーニーはおずおずとカットして、これでいいか、とか先輩に聞き、何かあると先輩が見本を示す。びびってはいたが、ひとたびハサミを入れ始めれば、なんとかなっている。

カットが終了するまでにはかなり時間がかかったけれど、見た目は東京でも違和感のない髪型に落ち着いた。カットラインがどうなのかはわからないが、伸び放題の時よりはずっといい。

そしてお会計。シャンプーしなかったので、5リンギットだけだった。今、1リンギット25.19円だ。126円で髪が切れてしまうなんて。これは表参道のサロンと訣別の時かも。

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