9/18 タンジュンアルの朝
午前8時にアラームをかけておいたが、7時半すぎには目が覚めた。
シャングリラやメリディアンなど、いいホテルだと、枕もよいものを使っているので、安眠できてすっきり。
ただ、リゾートにどっぷりで、ダイビングモードに切り替わってこないのも、また事実。
フライトは13:15。
朝のホテル散策&朝食に出かけよう。
部屋の通路側は、リゾートの裏ビュー。
でも、今朝は部屋を出たら、屋根のむこうにキナバル山がちょびっとだけ顔を出している。
ホテルの遊歩道からもキナバル山。
さて、もちろん、われわれがこのホテルで朝食をとるはずもなく。
ベルおじさんに、タンジュンアルのクダイ・コピにゆきたいと相談。
歩けるか聞いたら、20分はかかるので、タクシーに乗ることをすすめられた。
タクシーが来ると、ベルおじさんは親切にも、ドライバーに、私たちを降ろす場所まで指定して送り出してくれた。
タクシーが止まった店はとても混んでいて、空きテーブルはなかった。
クダイ・コピがひしめきあう区画なので、一帯にあるクダイ・コピをもれなくチェック。
小規模サンデーマーケットもたっていて、野菜やピサンゴレン、ロティやナシレマも売っている。
フライトの時間から逆算すると、ランチは空港でとるしかないから、なんか買っておこうかな。
でも、まずは朝食をすませてからだ。
結局、タクシーを降りた場所に戻り、満卓だったテーブルがタイミングよくひとつ空いたところに入る。
店内、超混雑。
アニマル浜口似の親父が店主らしい。
「みぬむ?」は、けさもテタレ。
「マカン?」は、隣のテーブルのローカルが食べているものがおいしそうなので、「同じものを」とオーダー。
こうして、期せずして、2日連続、コンローミーの朝食となった。
今朝の店は、ポークのいっぱい入ったコンローミーで、期待どおり美味。スープも具沢山。
あっさりしているけど、満腹。
コンローミーが一人5リンギット、テタレが2リンギット。
180円もかけずに満足度の高い朝食。
ホテルで、一人、1000円以上も払って、無難な味のものばかりを食べている場合じゃないね。
交通費(タンジュンアルまでのタクシーが、片道10リンギット)の方が、高くついているけれど…。
(あとから聞いたら、このアニマル浜口の店のコンローミーは有名らしい。)
ランチにサンデーマーケットのナシレマを買うつもりでいたが、このクダイ・コピでテイクアウトをする人を見かけて、「そうだ!テイクアウって手があったじゃん!」と気づく。
店の女の子(「まかん?」と聞きにくるとき以外は、えてしてやる気がない)に、ナシゴレンをテイクアウトでたのんだが、すっかり忘れられたので、他で買うことにした。
このクダイ・コピ激戦区を、再度右往左往するのも面倒くさいので、すぐ隣のすいているチャイニーズのクダイコピに入って、ナシゴレンをテイクアウトで注文。
なぜすいているのか?
どいうやらメニューを見ると、おとなりより50センほど高いようだ。
いつもはナシゴレン・シーフードを食べるが、ショーケースの焼き豚をみたら、これはやっぱりポークでしょう。
ナシゴレン・ポークを2パックで11リンギット。
さあ、ランチもGETしたので、残り少ないリゾートライフのために、ホテルへ帰ろう。
アニマル浜口の店の前にはタクシーが止まっているが、ドライバーの姿はない。
客待ちで止めてあるようにも見えるし、でも無人ということは、食事のために止めてあるだけか!?
ま、ホテルまで20分だし、最悪歩くか。
クダイ・コピから、まずはホテルに通じる広い通りに出る。
歩く覚悟を決めたわりには、暑いし、とても長い一本道なので、すぐにめげてきた。
とりあえず、ホテルに通じる車線側の歩道に横断するが、ホテル方面へゆくタクシーはもれなく人を乗せている。
KK方面へ向かう車線側には、ときどき空車が通る。横断したのは大失敗。
タンジュンアル・プラザ前の通りを、空車が来ないか振り向きながら歩いていると、対向車線を走ってきた空車がUターンして戻ってきてくれた。食べたら、なんとなく腸が活動をはじめた感があったので、早くホテルに帰れるのは助かる。
ホテルに着くと、ベルおじさんに、コンローミーはおいしかったとお礼を言って部屋へ戻る。
12時前にチェックアウトしにゆくと、レセプションは大混雑。
チェックインといい、チェックアウトといい、なんでこんなに時間がかかるんだろう。
まさか、一流ホテルチェーンのチェックアウトに15分も待つとは思わなかったし、ゲストの両替をちんたらやっていたりするので、両替中のスタッフに、13:15のフライトに間に合わなくなるから、早くするように頼むが、それでも、チェックアウトまでさらに5分も待たされた。
シャングリラ・タンジュンアルは、KKの老舗ホテル。
お客様への対応面では、同じリゾートホテルのマジュランや、他のどこよりもすぐれているはずだったのに、レセプションはなんでこんなにダメになってしまったんだろう。
シャングリラ・タンジュンアルは、全体的には満足、ただ、レセプションの無能ぶりには不満を残して、タクシーでKKIAへ。
タクシーでKKIAへむかう途中、もう昼だというのに、キナバル山の全景が正面に見えていた。
MH2137 コタキナバル13:15 タワウ14:00
KKIAに着くと、モバイルチェックインをしてあったので、WEBチェックイン専用のBAGのドロップカウンターへ直行。
私の前には、手続き中の一組だけだったので、すぐに順番が来た。
iPhoneのQRコードを提示するが、思うように、画面が回転せずに、ちょっともたもた。
WEBチェックインのときに、自動的に通路側がアサインされたが、きょうは、この時間でもキナバル山が見えているので、窓側A列に変えて欲しいとたのむと、「EXIT ROW1席しか残っていないけれど…」とのことで、変えてもらう。
カウンターを出て、斜め左前にあるハンディクラフト系みやげ物屋に、なまこ石鹸が並んでいた。
GW明け、虎ノ門の薬局ケイズやナチュローで、「ボルネオのなまこ石鹸」を見て、手にとってまじまじとながめたものだ。
確か、1000円弱くらいだった気がする。
チラ見すると、女性店員が、「せっけん~、なまこ~」と日本語だ。
1つ600円くらいのようだ。
POPも日本語で、どうやら日本人ターゲットの土産物のよう。
ラベンダー、ココナッツ、シナモンなどの、香りはなかなかよい。
なまこはミネラル豊富そうだけど、ちょっとすぐには決断できず、時間もないので、ゲートへ向かった。
セキュリティを通過し、ゲートに着くと、もうボーディングを開始していた。
とてもナシゴレンを食べる時間はないし、おなかもまだ減ってこない。
機内、EXIT ROWは、まさにEXTRA LEG ROOMだ。
わずか45分の飛行時間なので、あまり恩恵はないが、羽田-KKなら、この場所、いいなあ。
離陸し、キナバル山と南シナ海が一度に見える景色が好きだが、曇っているのが残念。
それに、EXIT ROWは、ウィングが超邪魔。
キナバル山を見るなら、ウィングの影響が少ないA列の最前列か最後列かな。
タワウ~センポルナ
タワウに着き、おなじみの、C/E送迎ドライバーおじさんとも無事MEET。
これからナシゴレンを食べるのに、飲み物がないので、ドライバーさんに、車に乗る前に、ミネラル・ウォーターを買いたいので、ちょっと待っていてほしいことと、センポルナでスーパーに寄ってほしいことを伝える。
ミネラル・ウォーターは、空港の建物内にある売店に走って買いにゆくつもりだっが、今回は、到着ホールを出た横に売店が出ていたので、小戻りしてGET。
車に乗り込むと、われわれ二人だけなので、一列ずつゆったり座り、さっそくナシゴレンをあける。
う、うまい。
焼き豚もスモーキーでおいしすぎ。
さめてもこんなにおいしいんだから、アツアツははぞおいしいに違いない。
テイクアウト、これに味をしめてしまいそう。
センポルナ
きょうは1時間でセンポルナに到着。
いつもドライバーさんは、スーパーに寄ってと頼んでおけば、それを忘れることはないのだが、きょうは、車はスーパーにも寄らず、New Jettyにも行かず、シーフェスト・ホテル前のJETTYで止まった。
そこには、天然パーマだったC/Eのタンクボーイがいて、今は坊主頭で、カラテカ矢部みたい。
ドライバーさんとカラテカくんから、ボルネオ・グローバルの中で20分待つように言われたので、「その間にスーパーに行ってくる!」と言ったら、「えっ!?スーパーに行きたいの?」みたいな感じだった。
どうも空港でミネラル・ウォーターを買ったことで完結したと思われたくさい。
われわれには、スーパーでタイガー・ビールを買うミッションがある。
今朝、ひと足先に乗船した友達からも、頼まれているのだ。
スーパーにむかって歩き出そうとしたら、ドライバーさんが、車で連れて行ってくれると言う。
ミレメワで降りて、一緒に乗ってきたカラテカくんに、「15分後に迎えに来る!」と言われた。
ところが、ミレメワには、缶ビールはまるでなかった。
タイガーなくても、置いてありがちな、カールスもギネスもなく、瓶のタイガーたけ。
瓶はちょっと…と思い、新しくできたなんとかマートにも行ってみるが、お酒自体、置いていない。
ミレメワに戻り、友だちと瓶を持ち込むか協議しているところに、カラテカくんが、もう迎えに来た。
「え!?まだ買い物、終わってないんすけど…」
ぶっちゃけ、買い物と言ったって、ビールだけである。
そこにドライバーさんがやって来て、「行くよ。」と言うので、船にビールがなければこれを積みたいというと、「船に聞いてみる」と、どこかへ消えた。
その間に、すぐ横のレジにいるお姉さんに、「ぶらぱ?(おいくら?)」と聞くと、お姉さんはレジを出て、タイガーの箱をめりめりと空け、1本レジに持っていって、バーコードでピッとやって、「6.9リンギット!」
出てきた瓶が、思っていた大瓶ではなく350mlボトルだったので、「な~んだ。大瓶じゃないんだ。なら、買っちゃお!」
まさに2カートン分支払ったところに、ちょうどドライバーさんが戻ってきて「船には5カートン、ストックがあるって!」と知らされたが、もう買っちゃったも~ん。
カラテカくんに手伝ってもらい、ビールを車に乗せ、再度、シーフェスト前へGO。
C/Eの送迎ボートの横には、ポンポン島へゆくボートが止まっていた。
ポンポン島のボートには、おととしC/Eのボートマンだった、おじさんがいて、微笑みかけていた。
そして、カラテカくんが、今はボートマンをやっていることをはじめて知った。
セレベス・エクスプローラー乗船
カラテカくんの操縦するボートは、順調に走ったが、マブールにいるC/Eまで1時間10分かかった。
C/Eには、見慣れぬスタッフもいた。
ゲストリレーションズのエリエルは、私を見るなり、「この間より太ったけど、どーしたの?」とずけずけと言って来る。
そう、減量しようとジリアン・マイケルズのエクササイズをやったら、筋肉太りで体重増加中なのだ。
でも、筋肉ついてからでないと痩せてこないとみんな言うし、仕方がないのだーーー。
ハウスキーピング兼ゲストリレーションズ見習い的なライアンに、ゲストカードに記入するように言われ、記入したが、チェックにも回収にも来ないので、勝手知ったる置き場所に、はさんでおいてやった。
ダイブステーションで、荷物からダイビング器材を取り出しているところにちょうどジェリーがいたので、ジェリーが切望していた、ポークエキス入りのカップヌードルを、友だちと1個(!)ずつ渡す。
けちくさすぎだが、カップヌードルは軽いけど、かさばるから、パッキングの妨げになり、多くは持てないのだ。
乗船早々、カップヌードルを渡したら、ジェリーはなんだかとても親切。
友達とも再会し、ちゃちゃっとC/Eの様子を聞くと、ゲストはシニア主体、外人はドイツ人カップルだけ、トムとキャプテンのダスリはホリデーとのこと。
うるさいダスリがおらず、説教くさいトムもいない。
その事実にほくそえむが、「二人とも、水曜日に帰ってくるんだって~。」
な~んだ。
でも、トムいなかったら、ダイブマスターはどないなことに?と思ったところに、ダイビング・ボートが帰ってきた。
なんと、屋根がない!
ダイブマスターより、「船に屋根がないとは、ナニゴト?」
友だちが、「前の週の台風でこわれたんだって。」
「なんですと!?」
サバはLand below the wind、台風は来ないんじゃね?
エリエルいわく、「屋根はもうオーダーしてあるけど、いつ来るかわからない」んだそーだ。
さすがC/E。何も不具合がないことはない。
さて、屋根のことばかりに気をとられていたら、ボートの先端には、女の子だと思うんだけど、フードをかぶっていて、黒尽くめのローカルが乗っていることに気がついた。
ガン見してたら、ボートから、「Hi!」と感じのよい笑顔。
クリスチーナという、ボルネオ・グローバルで働いていた、Newダイブマスターだそうだ。
さて、今回、ダイコンのバッテリーが切れるかな~、と思いながらやってきた。
今頃は、D9とトランスミッターつきのはずだったが、キャンセル待ちをしてあった11月のバア環礁クルーズがとれてきたので、ダイコン購入を見送ったのだ。
GWには、まだ大丈夫だったので、なんとかもって、と思いつつ…
しかし、ここで水につけたら、ONにならない。
まあ、そんなこともあろうかと、交換用のバッテリーは持ってきてある。
本来、日本では市販されていないタイプのバッテリーなのだが、マレーシアやシンガポールでは買えるのだ。
日本では、メーカー出しで、7,000~8,000円かかるが、バッテリーだけならいくらもしない。
実は、家で、バッテリー切れに備え、バッテリー交換を試みたら、ネジが1本、どうしてもはずれなかった。
プラスドライバーが、ねじ山とかみあわないのだ。
WEBで調べたら、「ネジ山救助隊」という商品が、こわれたネジ山に有効というのを知った。
会社の近くにある、有名なネジ屋さんに行って、「ネジ山救助隊ありますか?」と聞いたら、「在庫が残っていれば…」とみつけてはくれたが、「これはネジをはずすより締める方なんで、逆ですよ。」とのアドバイス。
「このネジ1本だけが、どうしてもはずれないんです。」とダイコンを見せたら、「ネジ山はこわれてなさそうなので、何か家にある油をさして、時間をかけてゆっくり開けるようにした方がいいですよ。海に持ってはいるものだと、どうしても潮がかんだりしますからね。」と言われた。
ふむふむ。家に帰り、油をさしはみたが、改善がなかった。
「ジェリー、落ちてたダイコンとかない?」と聞くと、「ワタシモダイコンバッテリーナイヨ」との返事。
今、ダイコン使えない状態だから、深くいけないと…。
そんなことでよいのか?
ジェリーに、「バッテリーはあるけど、交換できない」と言ったら、貸せと言われ、いとも簡単に、私にはずせなかった4本目のネジをはずし、交換してくれた。
カップヌードル1つで、ご親切に、ありがとう!
C/Eに午後乗船の場合は、NO DIVING。
友だちがしっかりナイトまで行くのを見送り、ぐうたらしているうちにディナータイム。
本日入荷のビールが冷えるのを待ち、ディナーでやっと乾杯。
今回、厨房には、マズウィンという、やや天然で、無表情な男子しかいない。
マズウィンは、以前、エリエルのようなゲストリレーションズの仕事をしていたが、いつもビールの本数があわなくて悩んでいたので(まあ、つけないゲストが悪いのだが)、大丈夫かちょっと不安。
でも、メインのアダムがいなくても、マズウィン、ちゃんとおいしく料理を作っている。
マズウィンひとりでできるじゃん!
なんだか、めっちゃほめてしまった。
明日は6時モーニングコール。
夕食後、22時前には、おやすみなさい。
午前8時にアラームをかけておいたが、7時半すぎには目が覚めた。
シャングリラやメリディアンなど、いいホテルだと、枕もよいものを使っているので、安眠できてすっきり。
ただ、リゾートにどっぷりで、ダイビングモードに切り替わってこないのも、また事実。
フライトは13:15。
朝のホテル散策&朝食に出かけよう。
部屋の通路側は、リゾートの裏ビュー。
でも、今朝は部屋を出たら、屋根のむこうにキナバル山がちょびっとだけ顔を出している。
ホテルの遊歩道からもキナバル山。
さて、もちろん、われわれがこのホテルで朝食をとるはずもなく。
ベルおじさんに、タンジュンアルのクダイ・コピにゆきたいと相談。
歩けるか聞いたら、20分はかかるので、タクシーに乗ることをすすめられた。
タクシーが来ると、ベルおじさんは親切にも、ドライバーに、私たちを降ろす場所まで指定して送り出してくれた。
タクシーが止まった店はとても混んでいて、空きテーブルはなかった。
クダイ・コピがひしめきあう区画なので、一帯にあるクダイ・コピをもれなくチェック。
小規模サンデーマーケットもたっていて、野菜やピサンゴレン、ロティやナシレマも売っている。
フライトの時間から逆算すると、ランチは空港でとるしかないから、なんか買っておこうかな。
でも、まずは朝食をすませてからだ。
結局、タクシーを降りた場所に戻り、満卓だったテーブルがタイミングよくひとつ空いたところに入る。
店内、超混雑。
アニマル浜口似の親父が店主らしい。
「みぬむ?」は、けさもテタレ。
「マカン?」は、隣のテーブルのローカルが食べているものがおいしそうなので、「同じものを」とオーダー。
こうして、期せずして、2日連続、コンローミーの朝食となった。
今朝の店は、ポークのいっぱい入ったコンローミーで、期待どおり美味。スープも具沢山。
あっさりしているけど、満腹。
コンローミーが一人5リンギット、テタレが2リンギット。
180円もかけずに満足度の高い朝食。
ホテルで、一人、1000円以上も払って、無難な味のものばかりを食べている場合じゃないね。
交通費(タンジュンアルまでのタクシーが、片道10リンギット)の方が、高くついているけれど…。
(あとから聞いたら、このアニマル浜口の店のコンローミーは有名らしい。)
ランチにサンデーマーケットのナシレマを買うつもりでいたが、このクダイ・コピでテイクアウトをする人を見かけて、「そうだ!テイクアウって手があったじゃん!」と気づく。
店の女の子(「まかん?」と聞きにくるとき以外は、えてしてやる気がない)に、ナシゴレンをテイクアウトでたのんだが、すっかり忘れられたので、他で買うことにした。
このクダイ・コピ激戦区を、再度右往左往するのも面倒くさいので、すぐ隣のすいているチャイニーズのクダイコピに入って、ナシゴレンをテイクアウトで注文。
なぜすいているのか?
どいうやらメニューを見ると、おとなりより50センほど高いようだ。
いつもはナシゴレン・シーフードを食べるが、ショーケースの焼き豚をみたら、これはやっぱりポークでしょう。
ナシゴレン・ポークを2パックで11リンギット。
さあ、ランチもGETしたので、残り少ないリゾートライフのために、ホテルへ帰ろう。
アニマル浜口の店の前にはタクシーが止まっているが、ドライバーの姿はない。
客待ちで止めてあるようにも見えるし、でも無人ということは、食事のために止めてあるだけか!?
ま、ホテルまで20分だし、最悪歩くか。
クダイ・コピから、まずはホテルに通じる広い通りに出る。
歩く覚悟を決めたわりには、暑いし、とても長い一本道なので、すぐにめげてきた。
とりあえず、ホテルに通じる車線側の歩道に横断するが、ホテル方面へゆくタクシーはもれなく人を乗せている。
KK方面へ向かう車線側には、ときどき空車が通る。横断したのは大失敗。
タンジュンアル・プラザ前の通りを、空車が来ないか振り向きながら歩いていると、対向車線を走ってきた空車がUターンして戻ってきてくれた。食べたら、なんとなく腸が活動をはじめた感があったので、早くホテルに帰れるのは助かる。
ホテルに着くと、ベルおじさんに、コンローミーはおいしかったとお礼を言って部屋へ戻る。
12時前にチェックアウトしにゆくと、レセプションは大混雑。
チェックインといい、チェックアウトといい、なんでこんなに時間がかかるんだろう。
まさか、一流ホテルチェーンのチェックアウトに15分も待つとは思わなかったし、ゲストの両替をちんたらやっていたりするので、両替中のスタッフに、13:15のフライトに間に合わなくなるから、早くするように頼むが、それでも、チェックアウトまでさらに5分も待たされた。
シャングリラ・タンジュンアルは、KKの老舗ホテル。
お客様への対応面では、同じリゾートホテルのマジュランや、他のどこよりもすぐれているはずだったのに、レセプションはなんでこんなにダメになってしまったんだろう。
シャングリラ・タンジュンアルは、全体的には満足、ただ、レセプションの無能ぶりには不満を残して、タクシーでKKIAへ。
タクシーでKKIAへむかう途中、もう昼だというのに、キナバル山の全景が正面に見えていた。
MH2137 コタキナバル13:15 タワウ14:00
KKIAに着くと、モバイルチェックインをしてあったので、WEBチェックイン専用のBAGのドロップカウンターへ直行。
私の前には、手続き中の一組だけだったので、すぐに順番が来た。
iPhoneのQRコードを提示するが、思うように、画面が回転せずに、ちょっともたもた。
WEBチェックインのときに、自動的に通路側がアサインされたが、きょうは、この時間でもキナバル山が見えているので、窓側A列に変えて欲しいとたのむと、「EXIT ROW1席しか残っていないけれど…」とのことで、変えてもらう。
カウンターを出て、斜め左前にあるハンディクラフト系みやげ物屋に、なまこ石鹸が並んでいた。
GW明け、虎ノ門の薬局ケイズやナチュローで、「ボルネオのなまこ石鹸」を見て、手にとってまじまじとながめたものだ。
確か、1000円弱くらいだった気がする。
チラ見すると、女性店員が、「せっけん~、なまこ~」と日本語だ。
1つ600円くらいのようだ。
POPも日本語で、どうやら日本人ターゲットの土産物のよう。
ラベンダー、ココナッツ、シナモンなどの、香りはなかなかよい。
なまこはミネラル豊富そうだけど、ちょっとすぐには決断できず、時間もないので、ゲートへ向かった。
セキュリティを通過し、ゲートに着くと、もうボーディングを開始していた。
とてもナシゴレンを食べる時間はないし、おなかもまだ減ってこない。
機内、EXIT ROWは、まさにEXTRA LEG ROOMだ。
わずか45分の飛行時間なので、あまり恩恵はないが、羽田-KKなら、この場所、いいなあ。
離陸し、キナバル山と南シナ海が一度に見える景色が好きだが、曇っているのが残念。
それに、EXIT ROWは、ウィングが超邪魔。
キナバル山を見るなら、ウィングの影響が少ないA列の最前列か最後列かな。
タワウ~センポルナ
タワウに着き、おなじみの、C/E送迎ドライバーおじさんとも無事MEET。
これからナシゴレンを食べるのに、飲み物がないので、ドライバーさんに、車に乗る前に、ミネラル・ウォーターを買いたいので、ちょっと待っていてほしいことと、センポルナでスーパーに寄ってほしいことを伝える。
ミネラル・ウォーターは、空港の建物内にある売店に走って買いにゆくつもりだっが、今回は、到着ホールを出た横に売店が出ていたので、小戻りしてGET。
車に乗り込むと、われわれ二人だけなので、一列ずつゆったり座り、さっそくナシゴレンをあける。
う、うまい。
焼き豚もスモーキーでおいしすぎ。
さめてもこんなにおいしいんだから、アツアツははぞおいしいに違いない。
テイクアウト、これに味をしめてしまいそう。
センポルナ
きょうは1時間でセンポルナに到着。
いつもドライバーさんは、スーパーに寄ってと頼んでおけば、それを忘れることはないのだが、きょうは、車はスーパーにも寄らず、New Jettyにも行かず、シーフェスト・ホテル前のJETTYで止まった。
そこには、天然パーマだったC/Eのタンクボーイがいて、今は坊主頭で、カラテカ矢部みたい。
ドライバーさんとカラテカくんから、ボルネオ・グローバルの中で20分待つように言われたので、「その間にスーパーに行ってくる!」と言ったら、「えっ!?スーパーに行きたいの?」みたいな感じだった。
どうも空港でミネラル・ウォーターを買ったことで完結したと思われたくさい。
われわれには、スーパーでタイガー・ビールを買うミッションがある。
今朝、ひと足先に乗船した友達からも、頼まれているのだ。
スーパーにむかって歩き出そうとしたら、ドライバーさんが、車で連れて行ってくれると言う。
ミレメワで降りて、一緒に乗ってきたカラテカくんに、「15分後に迎えに来る!」と言われた。
ところが、ミレメワには、缶ビールはまるでなかった。
タイガーなくても、置いてありがちな、カールスもギネスもなく、瓶のタイガーたけ。
瓶はちょっと…と思い、新しくできたなんとかマートにも行ってみるが、お酒自体、置いていない。
ミレメワに戻り、友だちと瓶を持ち込むか協議しているところに、カラテカくんが、もう迎えに来た。
「え!?まだ買い物、終わってないんすけど…」
ぶっちゃけ、買い物と言ったって、ビールだけである。
そこにドライバーさんがやって来て、「行くよ。」と言うので、船にビールがなければこれを積みたいというと、「船に聞いてみる」と、どこかへ消えた。
その間に、すぐ横のレジにいるお姉さんに、「ぶらぱ?(おいくら?)」と聞くと、お姉さんはレジを出て、タイガーの箱をめりめりと空け、1本レジに持っていって、バーコードでピッとやって、「6.9リンギット!」
出てきた瓶が、思っていた大瓶ではなく350mlボトルだったので、「な~んだ。大瓶じゃないんだ。なら、買っちゃお!」
まさに2カートン分支払ったところに、ちょうどドライバーさんが戻ってきて「船には5カートン、ストックがあるって!」と知らされたが、もう買っちゃったも~ん。
カラテカくんに手伝ってもらい、ビールを車に乗せ、再度、シーフェスト前へGO。
C/Eの送迎ボートの横には、ポンポン島へゆくボートが止まっていた。
ポンポン島のボートには、おととしC/Eのボートマンだった、おじさんがいて、微笑みかけていた。
そして、カラテカくんが、今はボートマンをやっていることをはじめて知った。
セレベス・エクスプローラー乗船
カラテカくんの操縦するボートは、順調に走ったが、マブールにいるC/Eまで1時間10分かかった。
C/Eには、見慣れぬスタッフもいた。
ゲストリレーションズのエリエルは、私を見るなり、「この間より太ったけど、どーしたの?」とずけずけと言って来る。
そう、減量しようとジリアン・マイケルズのエクササイズをやったら、筋肉太りで体重増加中なのだ。
でも、筋肉ついてからでないと痩せてこないとみんな言うし、仕方がないのだーーー。
ハウスキーピング兼ゲストリレーションズ見習い的なライアンに、ゲストカードに記入するように言われ、記入したが、チェックにも回収にも来ないので、勝手知ったる置き場所に、はさんでおいてやった。
ダイブステーションで、荷物からダイビング器材を取り出しているところにちょうどジェリーがいたので、ジェリーが切望していた、ポークエキス入りのカップヌードルを、友だちと1個(!)ずつ渡す。
けちくさすぎだが、カップヌードルは軽いけど、かさばるから、パッキングの妨げになり、多くは持てないのだ。
乗船早々、カップヌードルを渡したら、ジェリーはなんだかとても親切。
友達とも再会し、ちゃちゃっとC/Eの様子を聞くと、ゲストはシニア主体、外人はドイツ人カップルだけ、トムとキャプテンのダスリはホリデーとのこと。
うるさいダスリがおらず、説教くさいトムもいない。
その事実にほくそえむが、「二人とも、水曜日に帰ってくるんだって~。」
な~んだ。
でも、トムいなかったら、ダイブマスターはどないなことに?と思ったところに、ダイビング・ボートが帰ってきた。
なんと、屋根がない!
ダイブマスターより、「船に屋根がないとは、ナニゴト?」
友だちが、「前の週の台風でこわれたんだって。」
「なんですと!?」
サバはLand below the wind、台風は来ないんじゃね?
エリエルいわく、「屋根はもうオーダーしてあるけど、いつ来るかわからない」んだそーだ。
さすがC/E。何も不具合がないことはない。
さて、屋根のことばかりに気をとられていたら、ボートの先端には、女の子だと思うんだけど、フードをかぶっていて、黒尽くめのローカルが乗っていることに気がついた。
ガン見してたら、ボートから、「Hi!」と感じのよい笑顔。
クリスチーナという、ボルネオ・グローバルで働いていた、Newダイブマスターだそうだ。
さて、今回、ダイコンのバッテリーが切れるかな~、と思いながらやってきた。
今頃は、D9とトランスミッターつきのはずだったが、キャンセル待ちをしてあった11月のバア環礁クルーズがとれてきたので、ダイコン購入を見送ったのだ。
GWには、まだ大丈夫だったので、なんとかもって、と思いつつ…
しかし、ここで水につけたら、ONにならない。
まあ、そんなこともあろうかと、交換用のバッテリーは持ってきてある。
本来、日本では市販されていないタイプのバッテリーなのだが、マレーシアやシンガポールでは買えるのだ。
日本では、メーカー出しで、7,000~8,000円かかるが、バッテリーだけならいくらもしない。
実は、家で、バッテリー切れに備え、バッテリー交換を試みたら、ネジが1本、どうしてもはずれなかった。
プラスドライバーが、ねじ山とかみあわないのだ。
WEBで調べたら、「ネジ山救助隊」という商品が、こわれたネジ山に有効というのを知った。
会社の近くにある、有名なネジ屋さんに行って、「ネジ山救助隊ありますか?」と聞いたら、「在庫が残っていれば…」とみつけてはくれたが、「これはネジをはずすより締める方なんで、逆ですよ。」とのアドバイス。
「このネジ1本だけが、どうしてもはずれないんです。」とダイコンを見せたら、「ネジ山はこわれてなさそうなので、何か家にある油をさして、時間をかけてゆっくり開けるようにした方がいいですよ。海に持ってはいるものだと、どうしても潮がかんだりしますからね。」と言われた。
ふむふむ。家に帰り、油をさしはみたが、改善がなかった。
「ジェリー、落ちてたダイコンとかない?」と聞くと、「ワタシモダイコンバッテリーナイヨ」との返事。
今、ダイコン使えない状態だから、深くいけないと…。
そんなことでよいのか?
ジェリーに、「バッテリーはあるけど、交換できない」と言ったら、貸せと言われ、いとも簡単に、私にはずせなかった4本目のネジをはずし、交換してくれた。
カップヌードル1つで、ご親切に、ありがとう!
C/Eに午後乗船の場合は、NO DIVING。
友だちがしっかりナイトまで行くのを見送り、ぐうたらしているうちにディナータイム。
本日入荷のビールが冷えるのを待ち、ディナーでやっと乾杯。
今回、厨房には、マズウィンという、やや天然で、無表情な男子しかいない。
マズウィンは、以前、エリエルのようなゲストリレーションズの仕事をしていたが、いつもビールの本数があわなくて悩んでいたので(まあ、つけないゲストが悪いのだが)、大丈夫かちょっと不安。
でも、メインのアダムがいなくても、マズウィン、ちゃんとおいしく料理を作っている。
マズウィンひとりでできるじゃん!
なんだか、めっちゃほめてしまった。
明日は6時モーニングコール。
夕食後、22時前には、おやすみなさい。