チョウチョウウオがいても、いつもは気にもとめない。
でも、今回は、なぜかチョウチョウウオの神が降臨。
いったい、シパダンウィーク1週間で、どれだけの種類のチョウチョウウオが見られるのか追求してみた。
はじめは、チョウチョウウオ属、学名Chaetodonの子たちから。
フウライチョウチョウウオ Chaetodon vagabundus
英名は、The Vagabond Butterflyfish。
英名も和名も、学名のラテン語、vagabundusがそのまま訳されたものになっている。
名前のとおり、バガボンドなチョウチョウウオらしい。
トゲチョウチョウウオ Chaetodon auriga
英名はThe Thredfin Butterflyfishで、背びれが糸のように細長くなっていることを表現。
トゲは、私にとって、名まえと顔が一致している数少ないチョウチョウウオ属の一種。
学名のラテン語aurigaは「御者」の意味で、そのまま英語にもなっていて、英語では、星座の「ぎょしゃ座」。
Wikipediaでぎょしゃ座を調べると、輪郭がそれっぽいのかな。
英名と和名の意味はいっしょ。
フウライ、トゲ、フウライと並んで写っているが、どちらも気が強いらしい。
ミゾレチョウチョウウオ Chaetodon kleinii
英名は、The Sunburst Butterflyfish、強いひざしの意味をもつ。
和名の、雪でも雨でもない中途半端なミゾレにたいして、英名は、太陽、それも雲間から急にかっと照る太陽。
イメージのとらえ方に、すごいギャップ。
英名では、Black-lipped Butterflyfish、Klein's Butterflyfishともいうらしい。
クチグロがいちばんイメージにあっているのに。
ハナグロチョウチョウウオ Chaetodon ornatissimus
英名はThe Ornate Butterflyfish。
黒い鼻がはずかしいのか、こっちを向いてくれないっ!
日本語だとハナグロ、英語だと、絢爛豪華なとか、どぎつく飾り立てたって意味なのに、超ギャップ。
学名はornatissimusで、ラテン語で、「最も飾り立てた」って意味だそうだ。
ヤリカタギ Chaetodon trifasciatus
英名は The Chevron Butterflyfish、シェブロン柄にちなんで。
他に、Triangulate Butterflyfishとも、V-lined Butterflyfishとも呼ばれるらしい。
和名は、図鑑には、名まえの由来が出ていない。
漢字では「槍担」と書くそうで、背びれを槍をかついでる姿に見立てたとか。
ミカドチョウチョウウオ Chaetodon baronessa
英名はThe Triangular Butterflyfish。
「なぜに帝?」と思ったら、帝蝶々魚ではなく、英名と一緒で、三角と書いてミカドらしい。
これは模様が三角ではなく、体全体が三角形に近いことからの名前らしい。
学名のBaronessaは、男爵夫人?
トノサマダイ Chaetodon speculum
英名はThe Mirror Butterflyfish。
鏡も殿様も、理解しかねる。
学名のspeculumを英名はそのまま訳したものらしい。
「日本の海水魚」によれば、学名は、ラテン語で鮮やかな点らしいが、大きな黒点にしか見えない。
英名では、Oval Spot Butterflyfishとも呼ばれ、これがいちばんあってそう。
孤高な性質らしい。
ミスジチョウチョウウオ Chaetodon trifasciatus
英名は、The Melon Butterflyfish。
学名のtrifasciatusがthree bandedを意味するそうで、だから三筋なのね。
確かに、見ようによっては、帯3本あるもんなあ。
でも、英名のメロンはわかりかねる。
メロンというと、ついついマスクメロンが思い浮かぶが、ほかのウリとも似ているとは思えない・・・。
スダレチョウチョウウオ Chaetodon ulietensis
英名は、Double-saddle Butterflyfish。これには納得。
英語では、他にFalse Furcula Butterflyfishともいう呼び名もある。
False Furculaを直訳すると、ニセ鎖骨???
Falcula Butterflyfishというインド洋のチョウチョウウオに似ているのでニセにされてしまっている。
ひどい話だ。
でも、簾に見えるかなぁ?
オウギチョウチョウウオ Chaetodon meyeri
英名は、Scrawled butterflyfish。
ふだん、スクロール、スクロールと言うけれど。
なぐり書き、走り書き、そんな感じ。
和名の扇に見えるような見えないような。
セグロチョウチョウウオ Chaetodon ephippium
英名はThe Saddled Butterflyfish。
学名のephippiumも、サドルの意味。
背黒蝶々魚。
和名、英名、学名とも、数少ない、納得のネーミング。
おとなしい子たちらしい。
クラカケチョウチョウウオ Chaetodon adiergastos
英名はThe Philippine Butterflyfish。Eye-patch butterflyfishとも呼ばれる。
英名はPanda Butterflyfishにすればよいのに、と思ったら、図鑑には記載はないが、実際、そうとも呼ばれるらしい。
パンダ顔は、きわめて臆病だそうだ。そっとしておいてあげよう。
鞍掛蝶々魚、といっても、あまりに大熊猫っぽくて、どこを鞍に見立てたらよいのやら。
チョウハン Chaetodon lunula
英名はThe Raccoon butterflyfis、確かにアライグマっぽい。
crescent-masked butterflyfish、lunule butterflyfishという別名もある。
三日月、爪半月・・・顔の模様を、無理してそう表現できなくもないけれど、やっぱりアライグマ!
和名は「長範」と書くそうで、熊坂長範という平安時代の伝説上の大盗賊の、長範頭巾に見立てたんだそうだ。
このサカナの黒い部分を、ドロボーが巻く頭巾に見立てるとは。
チョウハンとハタタテダイのペア。
チョウハンは、ミノカサゴとカワハギ系以外には、やさしいらしい。
ハタタテダイが出たところで、チョウチョウ属は終了。
では、ハタタテダイ属 Heniochus。
ハタタテダイ Heniochus acuminatus
英名はThe pennant coralfish。
他に、Longfin Banner Fish、Coachmanなんてのもある。
アクアリストたちの間では、Poor Man's Moorish Idolともいうらしい。
なんだかなぁ・・・。
Moorish Idolはツノダシのことで、ツノダシは、飼育がとても難しいらしいが、似たイメージのハタタテダイは、飼育が簡単だからだそうだ。で、なんでPoor Man'sになるの?
「旗立鯛」というネーミングが納得の、たなびく旗。
ムレハタタテダイ Heniochus diphreutes
英名は、The schooling bannerfish。
ムレハタタテダイの方が、ハタタテダイより目が大きく、鼻面が短いらしい。
群旗立鯛。旗立鯛も群れるのにね。
ミナミハタタテダイ Heniochus chrysostomus
英名は、The Threeband Penant fish。
和名の漢字は、南旗立鯛でいいのかな?
3本の黒い帯を、和名も英名も言っているので、まさか三並旗立鯛だったりして。
学名のchrysostomusは、「黄金色の口」を意味するそうだ。
続いて、フエヤッコダイ属 Forcipiger。
といっても、1種類だけど。
フエヤッコダイ Forcipiger flavissimus
英名は、The Yellow Longnose Butterflyfishで、まさにその通り。
さすがに、この子たちも、古くから知っている。
学名のflavissimusは、flavが黄色、issimusが最上級を意味するラテン語。
これも、和名、英名とも、名まえがイメージにあってる。
ラストは、カスミチョウチョウウオ属 Hemitaurichthys。
これも1種類。
カスミチョウチョウウオ Hemitaurichthys polylepis
英名のThe Pyramid Butterflyfishは、体の白い部分がピラミッド型に見えるから。
和名の霞蝶々魚は、水中が霞むほどの群れを作るかららしい。
学名のpolylepisは、polyは多い、lepisはウロコで、ウロコが多いんだって。
学名がいちばんシュールだね。
以上、1週間で「あ!チョウチョウウオ!」とわかった子たち。
手持ちの図鑑数冊とWikipediaとFish Baseを活用して調べて、名まえをつける人たちの想像力とか、思いもよらぬ固有名詞を持ってくる博識ぶりに驚愕。
でも、たったこれだけのチョウチョウウオチェックでも私は疲労困憊。
チョウチョウウオにたいするうんちくがちょっとだけ深まったが、いったい、次に、何種類覚えているだろう?
きっとシパダンには、さらにいろいろなチョウチョウウオがいるにちがいない。
気が向いたら、また、探してみよう。
----------------------
2012年ゴールデンウィークに、あらたに確認したチョウチョウウオーズ。
イッテンチョウチョウウオ Chaetodon unimaculatus
和名どおり、たしかに一点蝶々魚。
英名では、Teardrop butterflyfish。この一点が涙に見えるということらしい。
穏やかで、シャイな子たちらしい。
ミゾレチョウチョウウオの遠縁だとか。
シマハタタテダイ Heniochus singular
英名は、Singular banner fish。
ずっとずっとオニハタタテダイだと思っていた。
シマハタタテダイって、実は、知らなかった。
口のまわりの白い輪、眼の周りの黒帯が一周しているのが特徴らしい。
ツノハタタテダイ Heniochus varius
写真は、ミナミ、ミナミ、ツノ。
角旗立鯛。これも、ルックスどおりのお名前。
英名は、Horned pennant butterflyfishとツノだったり、Humphead banner fishとコブだったり、Brown Butterflyfishと色だったり。
浅瀬のサンゴがキレイなところで、その姿を見れば思い出す、程度のチョウチョウウオファミリーなので、あんまり見つけられなかった。
でもまた、次のシパダンでも、思い出したら探すぞ~!
でも、今回は、なぜかチョウチョウウオの神が降臨。
いったい、シパダンウィーク1週間で、どれだけの種類のチョウチョウウオが見られるのか追求してみた。
はじめは、チョウチョウウオ属、学名Chaetodonの子たちから。
フウライチョウチョウウオ Chaetodon vagabundus
英名は、The Vagabond Butterflyfish。
英名も和名も、学名のラテン語、vagabundusがそのまま訳されたものになっている。
名前のとおり、バガボンドなチョウチョウウオらしい。
トゲチョウチョウウオ Chaetodon auriga
英名はThe Thredfin Butterflyfishで、背びれが糸のように細長くなっていることを表現。
トゲは、私にとって、名まえと顔が一致している数少ないチョウチョウウオ属の一種。
学名のラテン語aurigaは「御者」の意味で、そのまま英語にもなっていて、英語では、星座の「ぎょしゃ座」。
Wikipediaでぎょしゃ座を調べると、輪郭がそれっぽいのかな。
英名と和名の意味はいっしょ。
フウライ、トゲ、フウライと並んで写っているが、どちらも気が強いらしい。
ミゾレチョウチョウウオ Chaetodon kleinii
英名は、The Sunburst Butterflyfish、強いひざしの意味をもつ。
和名の、雪でも雨でもない中途半端なミゾレにたいして、英名は、太陽、それも雲間から急にかっと照る太陽。
イメージのとらえ方に、すごいギャップ。
英名では、Black-lipped Butterflyfish、Klein's Butterflyfishともいうらしい。
クチグロがいちばんイメージにあっているのに。
ハナグロチョウチョウウオ Chaetodon ornatissimus
英名はThe Ornate Butterflyfish。
黒い鼻がはずかしいのか、こっちを向いてくれないっ!
日本語だとハナグロ、英語だと、絢爛豪華なとか、どぎつく飾り立てたって意味なのに、超ギャップ。
学名はornatissimusで、ラテン語で、「最も飾り立てた」って意味だそうだ。
ヤリカタギ Chaetodon trifasciatus
英名は The Chevron Butterflyfish、シェブロン柄にちなんで。
他に、Triangulate Butterflyfishとも、V-lined Butterflyfishとも呼ばれるらしい。
和名は、図鑑には、名まえの由来が出ていない。
漢字では「槍担」と書くそうで、背びれを槍をかついでる姿に見立てたとか。
ミカドチョウチョウウオ Chaetodon baronessa
英名はThe Triangular Butterflyfish。
「なぜに帝?」と思ったら、帝蝶々魚ではなく、英名と一緒で、三角と書いてミカドらしい。
これは模様が三角ではなく、体全体が三角形に近いことからの名前らしい。
学名のBaronessaは、男爵夫人?
トノサマダイ Chaetodon speculum
英名はThe Mirror Butterflyfish。
鏡も殿様も、理解しかねる。
学名のspeculumを英名はそのまま訳したものらしい。
「日本の海水魚」によれば、学名は、ラテン語で鮮やかな点らしいが、大きな黒点にしか見えない。
英名では、Oval Spot Butterflyfishとも呼ばれ、これがいちばんあってそう。
孤高な性質らしい。
ミスジチョウチョウウオ Chaetodon trifasciatus
英名は、The Melon Butterflyfish。
学名のtrifasciatusがthree bandedを意味するそうで、だから三筋なのね。
確かに、見ようによっては、帯3本あるもんなあ。
でも、英名のメロンはわかりかねる。
メロンというと、ついついマスクメロンが思い浮かぶが、ほかのウリとも似ているとは思えない・・・。
スダレチョウチョウウオ Chaetodon ulietensis
英名は、Double-saddle Butterflyfish。これには納得。
英語では、他にFalse Furcula Butterflyfishともいう呼び名もある。
False Furculaを直訳すると、ニセ鎖骨???
Falcula Butterflyfishというインド洋のチョウチョウウオに似ているのでニセにされてしまっている。
ひどい話だ。
でも、簾に見えるかなぁ?
オウギチョウチョウウオ Chaetodon meyeri
英名は、Scrawled butterflyfish。
ふだん、スクロール、スクロールと言うけれど。
なぐり書き、走り書き、そんな感じ。
和名の扇に見えるような見えないような。
セグロチョウチョウウオ Chaetodon ephippium
英名はThe Saddled Butterflyfish。
学名のephippiumも、サドルの意味。
背黒蝶々魚。
和名、英名、学名とも、数少ない、納得のネーミング。
おとなしい子たちらしい。
クラカケチョウチョウウオ Chaetodon adiergastos
英名はThe Philippine Butterflyfish。Eye-patch butterflyfishとも呼ばれる。
英名はPanda Butterflyfishにすればよいのに、と思ったら、図鑑には記載はないが、実際、そうとも呼ばれるらしい。
パンダ顔は、きわめて臆病だそうだ。そっとしておいてあげよう。
鞍掛蝶々魚、といっても、あまりに大熊猫っぽくて、どこを鞍に見立てたらよいのやら。
チョウハン Chaetodon lunula
英名はThe Raccoon butterflyfis、確かにアライグマっぽい。
crescent-masked butterflyfish、lunule butterflyfishという別名もある。
三日月、爪半月・・・顔の模様を、無理してそう表現できなくもないけれど、やっぱりアライグマ!
和名は「長範」と書くそうで、熊坂長範という平安時代の伝説上の大盗賊の、長範頭巾に見立てたんだそうだ。
このサカナの黒い部分を、ドロボーが巻く頭巾に見立てるとは。
チョウハンとハタタテダイのペア。
チョウハンは、ミノカサゴとカワハギ系以外には、やさしいらしい。
ハタタテダイが出たところで、チョウチョウ属は終了。
では、ハタタテダイ属 Heniochus。
ハタタテダイ Heniochus acuminatus
英名はThe pennant coralfish。
他に、Longfin Banner Fish、Coachmanなんてのもある。
アクアリストたちの間では、Poor Man's Moorish Idolともいうらしい。
なんだかなぁ・・・。
Moorish Idolはツノダシのことで、ツノダシは、飼育がとても難しいらしいが、似たイメージのハタタテダイは、飼育が簡単だからだそうだ。で、なんでPoor Man'sになるの?
「旗立鯛」というネーミングが納得の、たなびく旗。
ムレハタタテダイ Heniochus diphreutes
英名は、The schooling bannerfish。
ムレハタタテダイの方が、ハタタテダイより目が大きく、鼻面が短いらしい。
群旗立鯛。旗立鯛も群れるのにね。
ミナミハタタテダイ Heniochus chrysostomus
英名は、The Threeband Penant fish。
和名の漢字は、南旗立鯛でいいのかな?
3本の黒い帯を、和名も英名も言っているので、まさか三並旗立鯛だったりして。
学名のchrysostomusは、「黄金色の口」を意味するそうだ。
続いて、フエヤッコダイ属 Forcipiger。
といっても、1種類だけど。
フエヤッコダイ Forcipiger flavissimus
英名は、The Yellow Longnose Butterflyfishで、まさにその通り。
さすがに、この子たちも、古くから知っている。
学名のflavissimusは、flavが黄色、issimusが最上級を意味するラテン語。
これも、和名、英名とも、名まえがイメージにあってる。
ラストは、カスミチョウチョウウオ属 Hemitaurichthys。
これも1種類。
カスミチョウチョウウオ Hemitaurichthys polylepis
英名のThe Pyramid Butterflyfishは、体の白い部分がピラミッド型に見えるから。
和名の霞蝶々魚は、水中が霞むほどの群れを作るかららしい。
学名のpolylepisは、polyは多い、lepisはウロコで、ウロコが多いんだって。
学名がいちばんシュールだね。
以上、1週間で「あ!チョウチョウウオ!」とわかった子たち。
手持ちの図鑑数冊とWikipediaとFish Baseを活用して調べて、名まえをつける人たちの想像力とか、思いもよらぬ固有名詞を持ってくる博識ぶりに驚愕。
でも、たったこれだけのチョウチョウウオチェックでも私は疲労困憊。
チョウチョウウオにたいするうんちくがちょっとだけ深まったが、いったい、次に、何種類覚えているだろう?
きっとシパダンには、さらにいろいろなチョウチョウウオがいるにちがいない。
気が向いたら、また、探してみよう。
----------------------
2012年ゴールデンウィークに、あらたに確認したチョウチョウウオーズ。
イッテンチョウチョウウオ Chaetodon unimaculatus
和名どおり、たしかに一点蝶々魚。
英名では、Teardrop butterflyfish。この一点が涙に見えるということらしい。
穏やかで、シャイな子たちらしい。
ミゾレチョウチョウウオの遠縁だとか。
シマハタタテダイ Heniochus singular
英名は、Singular banner fish。
ずっとずっとオニハタタテダイだと思っていた。
シマハタタテダイって、実は、知らなかった。
口のまわりの白い輪、眼の周りの黒帯が一周しているのが特徴らしい。
ツノハタタテダイ Heniochus varius
写真は、ミナミ、ミナミ、ツノ。
角旗立鯛。これも、ルックスどおりのお名前。
英名は、Horned pennant butterflyfishとツノだったり、Humphead banner fishとコブだったり、Brown Butterflyfishと色だったり。
浅瀬のサンゴがキレイなところで、その姿を見れば思い出す、程度のチョウチョウウオファミリーなので、あんまり見つけられなかった。
でもまた、次のシパダンでも、思い出したら探すぞ~!