くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

ガーフ&アッドゥ満喫の旅 2016(3)2016/3/7 フォームラ環礁での1日

2016-03-30 13:45:44 |  ダイビング
待ちに待った、年に一度のフォームラ環礁♪
WTPのツアータイトルは、「ガーフ&アッドゥ満喫の旅」だけれど、いちばん楽しみなのがフォームラ。
フォームラ環礁のポイントは、ただひとつ。
フォームラ・ムリだけ。

ここでのウィッシュリストの筆頭はタイガーシャーク。

フォームラムリ3本勝負
ここは、ブルーウォーター(ぶっちゃけあまりブルーじゃなかった)で、大物を狙う、ギャンブルダイブ。
全グループが近くにいて、ガイド陣が水深30m付近で大物サーチ、我々は浅めを漂い、吉報を待つスタイル。
きょうのガイドはパキパキ。
モルディビアンの視力に期待大。

1本目、5分ほどで、パキパキがシャリンと鳴らした。
急速潜降&ダッシュ。
パキパキに追いついて、指さす方向を凝視するが何も見えない。
上がってから聞いたら、タイガーシャークだったという。
やっぱり、タイガーいるんじゃん。

2本目、10分ほどで誰かがシャンシャンと鳴らしている。
すわ、タイガー?
と思ったら、リーフ沿いにニタリ。
みんなエンリッチなのに攻めまくっている。
私は空気ユーザーだが、モルディブの水深30m法(?)が邪魔。
なかなかHUGE!なニタリ、追っても追っても後ろ姿。
写真は無理。
ムービーに切り替えるが、撮ったところで、しっかり写らないし、hugeさも、迫力もお伝えできない。
(通常、水中動画はミュートで撮るのに設定忘れて、ズーゴーズーゴーうるさい。なので、動画をもしご覧になる方は、ミュートにして見てやってください。)

hugeなニタリが去っていった方から、少したつと、やや小ぶりのニタリが来た。
DECOを出したくないので、もう近づけない。
そのニタリが消えると、またもやニタリ登場が現れる。
みんなニタリが出るたびに、ワッとニタリのいる方へ突進するので、グループは入り乱れ…。
そこへイクエーター号の人びとも潜降してきて、どこに誰がいるんだか。
しかも、モルディビアンガイドのマウルーフとパキパキは、幼なじみで、体形も髪型(?)もそっくりと言われている。

マウルーフが通ったあとにパキパキが通ると、デジャヴのような感覚に陥るとか!?
この外洋で、自分のチームからはぐれるのはイヤなので、けっこう同じチームの人探しに必死。

そんな中、イクエーターの女性ガイドが、またもニタリ発見。
もう、上空から、飛行機みたいなニタリを、遠巻きに見下ろすしかなかった。


3本目。
リーフ沿いを潜る。
グレーリーフがちらほら、ただ、遠い。
あとはツムブリの群れだとか…

クロヒラアジの群れだとか…。

渋めのお魚ばかり。
せっかくの、1日だけのフォームラなのに、フォームラへの期待度が高すぎるだけに、とても残念な感じ。


というわけで、きょうはニタリに尽きるのだけれど、みんないまいちテンション上がってない。
ニタリはマラパスクアで見ている人が多いからかなぁ。
個人的なニタリ歴は、1995年6月シパダンのサウスポイント、2004年9月シパダンのバラクーダポイント、2005年ラヤンラヤンだけだったことを思えば、期待のタイガーに会えずにしょぼぼーんってのはあるけれど、1ダイブで4回ニタリを見るって、すごいことだ。
2本目では、タイガーを見た女性ゲストが、2人だけいた。
残念なことに写真がなかったものだから、「タイガーじゃなくて、大きいバラクーダだよ。やいのやいの。」的なやっかみ半分の会話が繰り広げられたが、パキパキだってタイガー見たわけだし、フォームラは、タイガーのポテンシャルが高いってことだ。
しかも、乾期にサファリボートがせいぜい何日潜りに行くかというロケーションを考えれば、フォームラでの大物出没率は大したもの。
来年に期待。
って早くもリピート決定。

フォームラでは、何もない中層を漂っている時間が、何かを見ている時間より長いが、もっとここでギャンブルダイブしたかった。
でも、船は無情にもガーフへと北上だ。