くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

ぐうたらラパス旅2016(1) 10/11羽田→10/10サンフランシスコ編

2016-11-01 00:15:00 |  旅行
体育の日3連休が終わると同時にはじまる遅すぎる夏休み。
そしてミラクルが起こらない限り、これが今年最後のダイブトリップ。
めざすは2年ぶりのラパス、まる1日かけての移動が待っている。
今年のラストは、お約束のアシカの赤ちゃんと、お約束までとはいかないハンマーヘッドの群れで締めたい。
アシカの赤ちゃんのかわいい盛りは9月後半から10月はじめだから、ホントはこの時期、もっとラパスに行きたいけれど、ラパス行きを躊躇するのは、やはり足回りの悪さにつきる。


前途多難その1 フライト選択  ロスカボスvsラパス
おととしのアエロメヒコの長時間フライトに懲りて、次にラパスに行くならロサンゼルス乗り継ぎ!と心に決めていた。
でも、いまどきのロサンゼルス経由は、往路にロサンゼルス1泊しなくてはならない。
それにロサンゼルス乗り継ぎだとロスカボスINとなり、ロスカボスからラパスまでは、車で軽く3時間。
今回は一人旅かつ個人手配なので、ロスカボスからラパスの足がちゃんと確保できるか一抹の不安がある。
となると、やっぱりラパスINがいい。
が、ラパスINにするには、メキシコシティに飛ぶしかない
でも、13時間10分ノンストップで成田-メキシコシティはいやじゃー。
だからといって、アメリカンやデルタといった北米系の航空会社も、ロサンゼルス泊もいやじゃー。
と、一人堂々巡り。

北米系の航空会社には乗りたくないけれど、ここはやはり欲と二人連れ。
航空券代もおさえたいし、クリスフライヤーのマイルもためたい。
となると、スターキャリアのUAしか選択肢はない。
UAならサンフランシスコからロスカボスに乗り入れている。
ただ、UAもロスカボスへ乗り継ごうとすると、往路でサンフランシスコ1泊となるうえに、サンフランシスコ空港界隈のホテルって、ロサンゼルスよりはるかに高い。
羽田-サンフランシスコ-メキシコシティ‐ラパスなら、途中どこにも泊まることなく乗り継ぎができる。
メキシコシティまでアエロメヒコの直行便が13時間10分、UAで成田-サンフランシスコとサンフランシスコ-メキシコシティまでのフライトの合計時間は14時間。
サンフランシスコでの乗り継ぎは長いけれど、途中で降りる方が私にはマシだ。
地理上、メキシコシティは遠回りになるけれど、ロスカボスからラパスまでバス3時間を思えば、もう羽田-サンフランシスコ-メキシコシティ‐ラパスでいいんでね?と思えるようになってきた。
ちょうど、おととしアエロメヒコでラパスに飛んだときに貯めた1往復こっきり分のデルタスカイマイルを消化するいいチャンス。
UAからの乗り継ぎのいい時間帯の便に空きがなく、メキシコシティで10時間トランジットになるが、US35ドルでアエロメヒコのラウンジに入れるというので、ラウンジで休めばいいやと特典航空券GET。

帰りは、ロスカボスからの乗り継ぎがまあまあ良いし、バスの乗り方もラパスのホテルやダイビングサービスに聞けばよいので、帰りはロスカボスから帰ろう。

こうして、やっと、ダイビング中4日のスケジュールが出来上がった。
10/11 UA878 羽田00:30 サンフランシスコ18:05(10/10着)
10/10 UA412 サンフランシスコ23:10 メキシコシティ05:35
10/11 AM2072 メキシコシティ15:20、ラパス16:43
10/16 UA1687 カボサンルーカス14:20 サンフランシスコ16:25
10/16 UA875 サンフランシスコ19:20 羽田23:35(10/17着)
往路の乗り継ぎは悪いけれど、節約、節約。


前途多難その2 ダイビング予約
さて、航空券をGETしたら、それでひと安心。
ダイビングサービス、サンライダーにも早くから問い合わせをして、予約詳細を知らせるよう言われていたが、今回はおひとりさまなのをよいことに長期間放置していた。
出発数日前になってから「ダイビングの予約確定ぽるふぁぼーる!」とメールしたら、1日目以外は集客不足で、デイトリップ催行できないというレスが…
あぁ~れぇぇ~!
沖縄本島やセブでマンツーで潜りすぎて、最少催行の概念なんてものがなくなっていたのだ。
あわてて日本からのパッケージツアーでよく使われているダイビングサービス2店に、2日目以降の日程で、ファンダイブに参加できるかメールをしてみた。
コXテスクラブからのレスは超早かった。
しか~し、「むいかろ!」、とても高い…。
なにしろ、私が使うサンライダーより、ランチやTAX込にすると1日40ドルくらい高い。
もう1店、フXン・バハにはシカトされたけれど、きっと高いに違いない。

これは1日目の海況や出物をみて、2日目以降は、行ってからどうするか考えましょ。
一人旅だと、このあたり、どこまでもテキトー。


10/11 UA878 羽田00:30 サンフランシスコ18:05(10/10)
ラパスへの第一関門は、この季節ならではの、日本の台風と北米のハリケーン。
今回は、どちらも気配なく、まず第一関門クリア。
体育の日は1日休日出勤だったが、夕方、帰宅してからやっとパッキング開始。
さて、第二関門はこの荷物。
UAの受託手荷物制限は23キロ2個と3辺の和が157cmまで。
8月にRACでスーツケースが破損し、修理不能だったので、今は大きいダイビングバッグしかない。
3辺の和は軽く162cmある。
北米系の航空会社は、このあたり手ごわそうだ。
オーバーサイズ代請求されたらいやだなー、と思いつつ、もし何か言われたら、「こらぷしぶるだし、軽いから見逃がして~」でゆこう。
チェックインカウンターで「大きいですよ」と言われたくなくて、やたらバッグの上を押ながら、少しでもかさが少なくなるよう荷物台にのせると、なんのおとがめもなくセーフ。
これで第二関門クリア。
行きはよいよい帰りはこわい…になりませんように。

いつの間にか久々にスターのエリートメンバーに返り咲いた(たぶん3日天下というか、1年で元に戻るだろう)ので、きょうはラウンジに入れるから、さっさと出国。
きょうも自動化ゲートにTRY。
これは自ら選んだ第三関門。
先月は楽勝だったけれど、秋の到来で乾燥肌めいてきたので、きょうはダメ。
失敗したら、すぐに入管のお兄さんが来て「これを指につけてください」とメクールみたいなやつを渡される。
でも、ダメ。
すると「機械の調子が悪いようですね。申し訳ありません。別の機械で試しますか?それとも窓口にします?」と腰低く言われる。
日本のイミグレの出国の仕事は早く、数人並んでいたってたかがしれている。
むしろ自動化ゲートでもたもたしているよりよほど早いので、「あ、じゃあ並びます。」と言ったら、「いや、こちらへどうぞ。」と横の窓口に誘導され、「機械の調子が悪いから、ここで出国手続きにしてください」と中の人に引き継いでくれた。
そして、スタンプもらったら、「さあ、こちらからお通りください、申し訳ありませんでした」という礼儀正しさ。
同じ入管の役人さんでも、去年、自動化ゲート登録の際の、女性職員の高圧的な態度とは、180度違う感じのよさ…

さあ、ラウンジでビール飲みましょ。
ゲートに近いラウンジと思ったら、営業終了していた。
小さな不幸せだけれど、反対側のラウンジは遠い…
とぼとぼと戻り、スーパードライタイム。
薄いような気がする。
みんなラーメンにならんでいるが、お野菜もりもりコース。




チェックインカウンターで、「ここからゲートまで徒歩10分かかります。」と言われたが、本当に遠い。
それにいつも利用するSQとは逆方向で、見慣れない感じ。

148番…どんづまりだ…。
しかも、1フロア降りる!


座席は最後尾の窓側をとり、引きこもる体制。
3席並びのお隣は、チャイニーズのオカン。
通路側には、アメリカ行きが慣れていそうな日本人女性。
前の列に、チャイニーズのアラフォー息子がいる。
私が荷物をオーバヘッドコンパートメントに入れているときに、息子さんが前の列から「You want to change?」と自分の席をさすので、隣のおばばがオカンとは知らなかった私は「No」と答えていた。
隣のおばばがしょっちゅう斜め前にちょっかい出すので、これで、ああ、オカンなのね、と後になって気づいた。
かわりたいか、じゃなくて、かわってほしい、でしょ。
もう、奥に座ったし、面倒くさいのでそのまま知らぬ存ぜぬを決め込むことにした。
このおばばがなかなかKYで、人の頭上の空調を勝手に全開にして寒くしたり、電気を消せと言ったり、勝手な人だ。
通路側の女性は読書をしていたのに、電気を消されていた。

ところで、離陸したとたんに、よく揺れるUA機!
揺れる中で、スペシャルミール、アジアンベジタリアン。

もし今後UAに乗ることがあっても、もうベジタリアンはリクエストしないかな…
ミールのあと、おせんべいのパックとドリンクを配ったら、さっさと寝なさいな感じで機内消灯。
暗い中でコーク。

ソフトドリンクも缶ごとくれるのはよいと思う。
サーブする内容は、普段乗っているSQやMHと同レベルなのに、クルーのサーブの仕方が雑だ。
日本人というか、日系のクルーは多いが、みんなアラフィフオーバーな感じ。
ガタガタ揺れる中、ファインディングドリーを見て、そのあと眠るともなく眠り…
スタートレック見たかったけれど・・・

2食目。


隣のチャイニーズおかんは、引き続きいろいろかます。
トイレから帰って来たとき、エア枕を首にしていて、よくみんなエア枕つけっぱなしでトイレ行くよな~、とぼんやりみていた。
そのうち、アメリカ人、って感じのクルーのおばちゃんがやってきて、後ろの乗客に「これがあなたのピロー?」「そうです」みたいなやり取りが。
すると、クルーのおばちゃん、チャイニーズおかんに「それはあなたのじゃないでしょ!返しなさい」と取り上げていた。
手癖わりぃ。
その後、私がもらったミネラルウォーターのミニボトルを開けずにいたら、もらっていいかと言い出す始末。
「NO!」とお断り。
まったく油断も隙もないとは、このことだ。

シェードをあげれば、雲の海。
ふだん積乱雲ばっかり見ているので、見慣れぬ感じ。

やがて雲が途切れ…

北米大陸の大地が見えてきた。

私にとっては、未知の領域、サンフランシスコ。

フライトは1時間ほど早く着いた。
アメリカは、まだ10月10日。
きのうに戻った。

サンフランシスコ国際空港
イミグレーションは行列だったけれど、グァムほどではない。
「Next!」と呼ばれると、強そうな30代と思しき女性の審査官。
案の定、指紋がうまく取れなかったら、額をさわれといわれた。
「額がいちばんいいのよ!」・・・額の皮脂でくっつきがよくなるのだろう。
指紋スキャナーは雑菌の温床じゃ・・・
「食品もってませんか?サケ、スシ!」ってなノリである。

イミグレ通過したら荷物をピックアップ。
荷物はもうぐるぐる回っていた。
プライオリティタッグがついていようが、そのまま回っりっぱなしなのは、やはり日本とは違う。

カスタムは税関申告書だけ出して通過。
税関出口にあるモニターで、次のゲートを確認。
フライトの出発時刻順ではなく、目的地順の表示なので見つけやすい。

管制塔はオシャレな形。

モニター前を通過すると、おじさんがタグをスキャンして、荷物を預けるレーンの番号を教えてくれる。
荷物を預けたら、1フロア上がって出発階。
そして即、制限区域内へ。
保安検査は、靴脱がされたわりには、グァムでいうバンザイゲートは通らなくていいと言われた。

さっそくUAラウンジへ行くと、ラウンジ内は大混雑で、ほぼ相席。
レセプションから1フロア、エスカレーターで上がると、左右に分かれている。
左側に進んだら、アルコールをサーブするカウンターがないが、まあ、無理に飲まなくてもいいか。
ANAやJALのラウンジに比べると、品数少なっ!
ブロッコリーのスープ、そしてまたもお野菜もりもり、illyのコーヒー(エスプレッソ3杯分!)。

混んでいたラウンジも、外が暗くなってくるとともに、どんどん人が去っていった。
静かになって、とりあえず寝落ちしないように…


10/10 UA412 サンフランシスコ23:10 メキシコシティ05:35+1
搭乗開始時刻に合わせてメキシコシティゆきの91番ゲートに降りると、アナウンスは、スペイン語→英語の順なのに驚いた。
この便も、またまた一番最後の列をとってあった。
全員の搭乗も終わったところで、機長による、めちゃめちゃアメリカンイングリッシュなアナウンス。
「bad news…機材のどこそこに故障があって…」と言っており、続けて「good news…テクニシャンが乗りこんでいて、15分でFIXできる、出発が遅れSorry…でも、きょうの風向きで20分早く着くから、到着は定刻だぜぃ」ってな内容。
やれやれ、今度は第4関門で、イレギュラー発生ですかい。
が、しばらくして再アナウンス。
「Sorry…FIXに時間がかかるので、代替機で出発することにする。機材は73番ゲートにもう止まっている。73番ゲートは国内線ターミナルにあるけれど、外にはくれぐれも出ないように。」とのこと。
さあ民族大移動開始。
なじみのない空港だけれど、とりあえず、このヒスパニック系の人びとについてゆけば大丈夫。
ラウンジの横の「Domestic」への抜け道を通って、国内線ターミナル着くと、もう最終便が出たあとなのか、お店も閉まり、メキシコシティゆきの人びとだけしかいない。

そして73番ゲートにゆくと、じゃばらの先に代替機なんていない。
本当にここでよいのか?とモニターを見ると、UA412はGATE CHANGEで、確かに73番。

そして、73番に着いて10分もたたないうちにアナウンス。
「使用機材のメンテが完了したので、91番ゲートにお戻りください…」
なんのためにここまで歩いたのーーー!!!
もーーー、機長、頼むよー。

再度、もとの機材の、もとの席に戻ったら、おじさんのクルーが笑顔で「Sorry」と謝っていた。
そしてスマホでシートマップを見せながら、「あなたはスターゴールドだから、前の席へ移動してください」とエコノミープラスの席をくれた。
こんなぷち受難ののち、無事、UA412便は50分遅れで出発。

機内エンターテイメントは、自分のスマホやタブレットで再生する機内WiFi提供のものだけ。
いにしえの青春映画、アメリカン・グラフィティを見ようかな、と思ったけれど、横2席、空席だったので、またまたコーラをもらった後は、横になって眠ることにした。
まだまだラパスまで、先は長い…。
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