くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

まりん・らいふ・いん・しぱだん(248) タレクチベラ Hemigymnus melapterus

2017-11-21 09:03:44 | シパダン図鑑
ベラ科タレクチベラ属のタレクチベラ。

英語ではBlackeye thicklip wrasse、黒い瞳と分厚い唇が特徴。
とはいえ、目がぐりんぐりんと黒目がちなのは、これよりもう少しお子様な頃。
老成してくると、もっとウロコが目立ったり、雄相は緑がかってきて、目も小さくなる。

こちらはバラクーダポイントのインリーフ側のスロープのあたりで見かけた個体。
Half-and-half wrasseとも呼ばれ、白黒のツートンカラーからだろう。
Fishbaseによれば、学名Hemigymnusはギリシャ語で、hemiがhalf、gymnosはnaked、半分裸。
魚類学者のイマジネーションってすごい。

シパダンでもよく見かけるけれど、一瞬で泳ぎ去られるか、口から砂をポロポロって姿のどっちか。
特徴的な唇で、砂をほじくったり、ガレ場の死んだサンゴをどかしては、底生の甲殻類や小魚をポリポリ。


宜野湾で見た幼魚は、サンゴの間にかくれる大きさでかわいかった。
シパダンでは幼魚を見たことないけれど。
夜は横になって寝るという。
シパダンでのナイトは、今となっては夢のまた夢だけど。
コメント
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