くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

2018潜り納め~沖縄本島北部 夜の部 大みそか編 出ちゃった!見ちゃった!リュウグウノツカイ!!

2019-02-08 14:50:29 | 沖縄本島ダイビング
平成最後の大みそかに、2018年の潜り納め。

きょうもHOTけNIGHTだけなので、めざましの必要もない朝。
なのに、明るくなれば目がさめる。
午前3時就寝だったのに…
まあ、あしたは寝正月だから、いいか…。

けさもパンドカイトのパン。

2日たって、何のパンだったか名まえはもう忘れてしまったけれど、2日たっても、温めなくてもおいしい。
ただ、塩パンは、HOKUOの方がおいしい。

テレビをつければ年末編成で、「まんぷく」ではなく、「半分青い」の総集編。
ぼーっと律とま~くんを見ながら午前中を過ごす。
(中村倫也のSimejiのCMが好き!)
掃除に来てくれたなかどまinnのおじさんに、「きょうはダイビング行かないんですか?」と不思議がられ、「ですよねー」。
きのうまでの寒々しい感じとはうって変わり、きょうは薄日までさす、穏やかな大晦日だ。

昼食はパンドカイトのパン、ついにラス一。

引き続き、夕方のピックアップまで引きこもり。
 

今宵のHOTけナイト会場は、ゴリチョ。
ゆうべ私が石切場のエントリーで、岩場に手をついて流血したから、気をつかわせちゃったかな?
何はともあれ腹ごしらえ、名護で晩ごはん食べてから、ゴリチョに向かう。
「ゆきの」というお店に連れて行ってもらった。

名護「ゆきの」
看板、のれん、すべて「とんかつ」をアピっている。


中に入れば、ハリセンボンがたくさん!


メニューはいろいろあるけれど、やはり、ここはカツでしょ。
勝ちたいし。
トンカツかカツ丼かで迷ったけれど、やっぱりとんかつ定食。

ボリューミーも、しっかり完食。
店を出たころには、とっぷり暮れ…。


このちょうちんの感じ、屋久島の若大将みたい。

来年も屋久島行くんだー、と思いつつ、ことしはとうとうシパダンに行けなかったことが悔やまれる。
でも、こうしてシパダンに行けなくても、持ちこたえていられるのは、ひとえに優秀な日本人ガイドさんたちに恵まれているからだと思う。
シパダンはまた必ず行くんだから、今は、いざ、ゴリチョ!


1本目。
どうも沈みがち。


水底で、パラサイトされまくりのテンジクダイを見てたり、これまた沈みっぱなし。


黄色イカこどもには、ちょくちょく出くわすけれど、うまく撮れず、イカっ子を見つけては、ファインダーのぞいて浮いたり沈んだりの膠着状態が続く。
そんなところに、GAME CHANGER!
コバルトブルーに発光する、美しすぎるエビが登場。



















10分以上もモデルになってくれた。
ここで運気大化け!

2本目。
しょっぱなから甲殻類に恵まれる。
一生懸命泳ぐエビとか…。










貝の仲間とか…。


カニの仲間とか…。


次から次へと登場する、未知の幼生たちに、テンションが上がる。
そして、つなぎに黄色イカがやってくるので格闘していたら、なにやら少し離れた水面近くで、激しくライト振るしょーた君。
その振り方がハンパないので、現場急行!
で、駆けつけると、なんだか細長いものがいる。

なんだか、ただごとならぬ様子のいきもの…。


リュウグウノツカイ降臨
まっすぐだった背びれを曲げたら、リュウグウノツカイみたい。

( ̄∇ ̄;)ハッハッハ…そんなもん、いるわけないか…
浅場に上がってきてニュースになるほどの深海魚なんだから。

よくわからないけれど、珍しい以外のなにものでもないので、とりあえず、バチバチ写真を撮ってみる。




途中、水面から顔を出して「?」となっていると、
「もっと撮らなくていいの?
リュウグウノツカイだよ!!深海魚だよ!!!
と言われ、
リュウグウノツカイぃーーー? 似てると思ったけれど、まさかの。
まさに、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

し、深海から、お越しいただき、ありがとうございます!













1カットめとラストショットの間、約20分。
こんなに長い時間、その神秘的な姿を観察できたのは、本当にうれしくて、ありがたいこと。
もう、HOTけNIGHT、すげー!
ゴリラハウスさんには、「リュウグウノツカイを見せていただき、ありがとうございました!」と言わなければならない。


思い起こせば、ついこのあいだ、あの10月の台風25号で、ゴリラハウスさんキャンセルになった日…
年末年始、深海魚狙いのHOTけを開催するという話を聞いて、「冬のダイビング? ナイナイ。」と笑っていた。
あの頃は、年末年始はパラオな人、のつもりでいた。
それが年始に休日出勤が入り、パラオ計画は頓挫するわ、恒例のモルディブ乾季赤道越えも、休みが思うようにとれず頓挫。
南の海に思うように行けなくなって、半ば血迷って、冬の沖縄、それもナイトという選択。
でも、どこに幸運が転がっているかわからない。

エキジットして、2019年は、誰もいないゴリチョの堤防からのスタート。
しょーたくん、途中からjoinした、名護のフィールダイブのミヤハラさんと3人で、恩納村のあちこちから上がる花火を眺めて、静かな年明け。
当初は、恩納村に12時前に戻って花火を見るとか言っていたのに、リュウグウノツカイで花火は二の次になった。(あたりまえか…)

それにしても、リュウグウノツカイ、ものすごいオーラだった。
「海底あるある」のリーフィー君もびっくりの、すごいオーラだ。
リュウグウノツカイがいるそこだけ、違う空気、いや、水が漂う。
そう、神々しさがあるのだ。

「平成最後」の大晦日のオオトリにふさわしい登場だったリュウグウノツカイ。
そして、あんなに堪能したのに、もう今後、会えることもないのかな?と思うと、リュウグウノツカイロス。

あとは寝正月で、1月2日のフライトで帰るつもりだったが、耐えられる程度の寒さだし、初潜りもすることにした。