くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

アコード リージェンシー サービスド アパートメント in KKタイムズスクエア

2016-12-06 22:59:53 | コタキナバル

Accord Regency Serviced Apartments
低予算でまあまあキレイな宿泊施設を探していたら、ここにたどりついた。
場所はKKタイムズスクエア。
私がはじめてKKに降り立った時代には、まだ海だったエリアだ。
ヨーロッパの旧市街が良いのと同じように、KKだってKKラマと言われる昔ながらの街並みが好きだ。
なので、埋め立て地、KKタイムズスクエアにはなんの関心もなかった。

ところが、5日前になって急に決めたKKひとり旅。
間際すぎて、町の中にある適当なホテルは、もう適当な価格ではとれなかった。
安くても窓がないのはいやだとか、狭いのはいやだとかやっているうちに、広くて眺めがありそうな物件発見!
それはアゴダでの口コミ評価がやたらと高いわりには、1泊6千円強とお手頃な「アコード リージェンシー サービスド アパートメント」。
コンドミニアムスタイルだから、広いことは広い。
ひとりで2ベッドルームってのに抵抗はあったが、何よりも、まだ新しくてきれいそうなところにひかれた。
町の中心からはちょっと離れるけれど、旅の目的は食い倒れ。
食い倒れをするからには、腹ごなしのために歩いたほうがいいんだ。
別に1人で2部屋あったっていいじゃない。
日替わりで違う部屋で寝よ~っと!


フロントのないコンド
宿泊の前日、アコードリージェンシーのスタッフからメールが来た。
・何時にKKに着くのか知らせてほしい
・着いたらロフトEのロビーに来るように
・われわれの営業時間は9時から17時まで、レセプションカウンターはないので、もし17時過ぎの到着なら電話をするように
…そんな内容だった。

ロフトEのエントランスは、日本でいうところの2階。



ロビーに入ると何人かの人びとがいたが、アコードリージェンシーの人がネームカードを持って待っているわけでもない。
とりあえず、座っとこう…と座った瞬間、「Japanese?」と20代前半のメガネ男子とひっつめ髪男子にたずねられ、「Yes」というと、そのふたりがスタッフだった。
ゲストカードの記入も、デポジットも、カードギャランティーも、パスポートチェックも不要。
名まえだけ確認して、部屋に連れて行ってくれるというかんたんチェックイン。


3ルーム2トイレのコンド
まず、ロフトEのリフトで5階へ。
割り当てられた部屋は5階の13号室。
ちぇ、縁起わりぃ数字…な~んて思いつつ。
そして、新しい建物のわりには、リフトは旧式な感じで、音はうるさいし、薄暗くて、テンション下がる。
リフトを降りて部屋までの通路は、だだっ広くて、殺風景で、これまたテンション下がる。

部屋の多くは、玄関が鉄格子のドアつきの二重扉になっていて、生活感があふれている。
おそらく、宿泊施設として提供されている部屋はごく一部で、大半は定住している人たちだ。
アコードリージェンシーの部屋には、もちろんそんな過重に扉はつけられていない。
部屋に入ると、リビング(全体の写真は撮り忘れた)。
リビングの先に2部屋。玄関近くにも1部屋ある。
2ベッドルームのはずが3ベッドルーム!?
私一人なのに…と引きつる。
玄関を背にして、左手にテーブル、その先に壁掛けの大型TVとソファ、そして右手にキッチンシンク。

室内をひととおり見せてもらうと、ルームキーとリフトキーが必要だと男子たち。
「君ひとりなの?」
見ればわかるだろ…「ひとりだけど、それが何か?」
「友だちがいるだろ?」
キーが1枚でよいかということらしい。
ショッピングモールへの行き方を教えるとのことで、キー1枚は電源に差したまま廊下へ出てもまだ、「君、KKに友だちいるんでしょ?」「だから一人だって…」「友だちいるでしょう」という不毛な会話。


キッチン
レンジ、ケトル、シンクだけで、超シンプル。
この部屋にはIH的なものはない…。
食材買い込んで、サユルマニス炒めるなんて技はとてもできる設備じゃない。


コンプリメンタリーは…

ミネラルウォーター500ボトルが7本、でもマグカップは5つ。
サバティーがないとは何事!?

冷蔵庫はTOSHIBA。


レンジはSHARP、ケトルはPanasonic。

レンジ下の引き出しに、シリアルボウル的な食器と、簡単なカトラリーが入っている。

リビングのトイレ。

実は天井に固定式シャワーもついている。
狭いし、トイレとの間に仕切りがなく、水浸しになること確実なので使わない。

玄関のドア…薄汚れてる…。



ROOM1 バルコニーつき
玄関を背にして左側のお部屋は1BED。

部屋の入り口は引き戸である。


ROOM2
玄関を背にして右側のお部屋は2BED。




トイレとシャワーつき。

シャワーは適温は長くは続かず、すぐにぬる~くなってしまう。
水回りがまずいらしく、シャワーを使うと(流し使用後のような気もしたが)、洗面前の床の排水溝から水上がりが発生し、日々、水たまりができる。
ダメじゃん…

左右いずれの部屋も、向かいのホテル、ミン・ガーデン(Ming Garden Hotel & Residences)ビュー。
下はハイウェイ。
夜、謎のコンポジット撮影失敗。


でも、朝は、左手に、かろうじてキナバル山のてっぺんが見えるのがうれしい。




右手には、カンポンのむこうにモスク。


ちなみにキナバル山は、最上階まで上がると、もう少しよく見える。
でも、厳かそうにとるには、超ズーム。



ROOM3
玄関入って右手には、陽の当たらない小部屋。

たった2泊で、ダイビングがないので荷物も少ないけれど、こっこは物置に決定!


洗濯機置き場
キッチンシンクの右手に、謎の扉がある。
なんだろう?
昔泊まったマリーナ・コンドミニアムは、そんな扉のむこうは、生ごみコーナーで、それはそれは鼻がひん曲がったものだ。
息を止めて、おそるおそる扉を開けたら…

ドラム式洗濯乾燥機が佇んでいた。
ここの電化製品って、メイドインどこかは知らないけれど、シーリングファンもドライヤーもパナだったり、日本のメーカー製がほとんとなのに、何ゆえLG?
さすがにパナのドラム式は高いから、オーナー様力尽きたか?
でも、これ便利♪


一筋縄では外に出れない?
さて、お隣のImago Mallに行ってみよう。
そのためには、リフトで3Aという謎の階層まで降りる。
3Aに着いたら、階段を数段降りて、扉を開けると、そこは一大パーキング。

このパーキング横にショッピングセンターへと降りるリフトがある。
隣の棟とはいっても、単純に地上に降りて、お隣の商業棟に入るってイメージではない。
なぜなら、住居棟ロビーに直接降りても…

そこは2階相当で、けっこう長い車寄せを歩いた挙句、スロープを降りないといけない。


IMAGO MALL

KKのショッピングモールの中で、名の知れたブランド数といった点では、ここがトップかも。
とはいっても、せいぜいスワロフスキーあたりで、ほぼカジュアルブランド。
ファッションは思い出せるところで、H&M、ユニクロ、エスプリ、リーバイス、カルバンクラインジーンズ、ハッシュパピー、ヴィクトリア・シークレット、ナイキ、プーマ、アディダス…
コスメはロクシタン、M.A.C.、シューウエムラ。
KKにもオネエが増えたなぁ~、と思うのがM.A.C。
髪の長い大柄なBA女子がいると思ったら、野太い声でしゃべっていて、よく見たらオッパイはなく、がっちりしたオネエだった。
オネエ、自分の化粧直しに余念がなく、お客のケアをしないといったところでは、日本のM.A.CのメンズBAに比べると、女子力ないっ!
そこに、ごく普通のおじさんペアがやってきて、一人がアイシャドウとか試していて、ああ、KKも時代は変わったなぁ、と思うのだった。
ここの百貨店パクソンには、ランコム、エステローダー、クラランスといった大手化粧品メーカーが一通り入っていて、そこそこ安い。
RM300だったか以上買えば、TAX REFUNDの手続きができるので、KKから直行便で帰る人は、KKIAの品薄な免税で買うより、こちらのほうがいいかも。
IMAGOで感心したのは、有料トイレではないこと。
スリアサバなんか、30センに値上がりしたのに。
地下にはスーパーマーケットも入っているが、輸入食材が多めなだけで、おもしろみはない。
IMAGO MALLに欲しいものはあまりないけれど、一通り巡回すると、かなり消耗できる。


IMAGO MALL食事処事情
部屋に電子レンジはあるものの、調理する、って感じではない。
さらに、IMAGOに入っているカフェやレストランは、KK的には(あくまでもKK的に)洗練されていて、おもしろみがない。
サーティーワンやスタバもある。
寿司ざんまいだとか、えびぞうといった和食屋など、和も充実。食べないけど。
が、ショッピングセンターは22時で閉まる。
しかもIMAGOの朝は遅く、10時にならないと、カフェもオープンしない。
隣のタイムズスクエアまで行った方が、ローカルのクダイコピなんかがあって、ローカルらしいものがいただける。



IMAGO TIMES SQUARE界隈
1ブロック先は、KKの中心のはじまり、ウィスマ・ワワサン。


でも、その手前には、川があり…

けっこう歩く。
そして、さらに海側は、ストゥラハーバーのゴルフ場がある。







まとめ
チェックアウトは、何時に出るか伝えておくと、その時間にキーを回収に来てくれる。
ハウスキーピングは、ハウスキーピングらしからぬ、チャイニーズ系男女3人の若者が来てくれた。
まだ新しい物件のわりには、バスルームの床の排水溝から水たまりができるとか、けっこうダメだ。
WiFi事情はHUAEIのルータはあるけれど、時々すごくスローになるとスタッフは言っていたが、まあ許容範囲だった。
仮に長期滞在しても、自炊には残念なキッチンの備品で微妙。
もっとも外食が安くておいしすぎるKKで自炊するなんて、ありえない。
家族や仲間でガヤガヤ、って言うんだったら少しは楽しいかもしれないけれど、始終部屋にいたいほど快適なわけでもない。
小さなお子様連れ…
どうだろう!?
おそらく別棟にある「INFINITY POOL」というのをウリにしているが、食べ歩きに忙しくて、プールをチェックするのを忘れてしまった。
プールで遊ぶなら、やはりシャングリラ・タンジュンアルーや、マジュランのほうがよさそうだ。
ショッピングモールがとりわけ素晴らしいわけでもないし、やっぱり不便だし…
あえて泊まる意義はあまり感じられなかった。
ここに心ひかれるものがあるとすれば…
洗濯機とキナバル山トップビューくらい!?
とは言っても、過去に泊まったプロムネードアパートメントやマリアナコートに比べれば、上等。
だけど、たぶん、リピはない。


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