くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

セレベス・エクスプローラ下船後

2008-01-10 23:31:06 |  旅行

セレベス・エクスプローラの下船は、ふつうは朝である。
母船からセンポルナまではスピードボートで約1時間なので、早い時間帯にセンポルナに着くが、
そのあとの道のり、タワウからKKゆきのフライトは、通常は14時40分発を利用なので、センポ
ルナからの空港への送迎車が出発するのは昼頃になる。そのため、センポルナで数時間のアイ
ドルタイムが発生する。カパライやマブールのリゾート滞在とは違い、フライトの時間から逆算した
無駄のないスケジュールにできないのがちょっと難点。
このアイドルタイムのオプションは、センポルナの「ドラゴン・イン」という水上の宿で休憩するか、
センポルナの街をさまようかのどちらかのようだ。

ドラゴン・インの水上レストランはうまい、という噂も聞くが、昔、ドラゴン・インのトイレを借りたら、
バケツのたまり水からひしゃくでトイレを流すという、昔ながらのマレースタイルと格闘、たいへん
な思いをしたので、客室はそんなこともないとは思うものの、なんとなく敬遠。
だからといって、ムスリム色の強いセンポルナで、海帰りのやや露出度の高い格好で歩き回る
わけにもいかない。どちらかというと、さっさとKKへ飛んでしまいたいが、下船した水曜日には、
午前11時台のKKゆきの便はなく、また、前日のダイビングから、24時間もたっていない・・・。
私のとった選択は、あえて遠回りになるタワウの街に行く、であった。

船を6時半すぎに降り、スピードボートでセンポルナに着いたのが8時ちょっと前。ふだんはボー
トの到着にあわせて、迎えのワンボックスが待機しているが、この日はおらず、待つこと10分。
これは許容範囲。しかしクルマは、《ピックアップに来る前にすませておけよ・・・》なのだが、セン
ポルナの一番の繁華街(?)、KFCの裏あたりで、「ちょっと待って」と止まり、セレベス・エクスプ
ローラのセンポルナ担当とおぼしきチャイニーズのおじさん(乗船前にバナナを何本もくれたから、
多分オフィスの人)と、書類のやりとりをしたり、お次はPetronasに寄って、満タンにしたりと、ロ
スタイム多し。さらに途中、椰子の木ばかりの道で急に止まるので、《オジサントイレかな》、と思
ったら、「My uncleを乗せてもよいか?」と唐突に聞いてくるので、状況が飲み込めないでいる
うちに、ムスリム帽をかぶったおじいさん、トゥドゥン(イスラムの女性が頭にかぶっている布)姿の
若い娘、おばさん2人、男の子と、総勢5人がちゃっかり乗ってきた。もちろん、「No」と言おうとは
思わないが、「乗せてよい?」もなにもなく、彼らに「何時にピックアップするから道で待ってろよ。」
って、しっかりアポありだったんだろう、と突っ込みたくなった。まあ、人里離れた奥地だし、そんな
ことを突っ込んでもしょうがない。だけど、こっちは往復US80ドルもとられているのに、ちゃっかり
ただ乗り。そのわりにあんまりすまなそうでもない。おかげで、だらりんと一人で占有できたはずの
席も狭くなったぢゃないの。

タワウの街は、タワウ空港を超えて、約30分かかる。
昔のタワウ空港は、街のすぐ近くにあり便利だったが、2001年12月に現在の椰子の木林の
ど真ん中に移転してきてからは、まわりに何にもない、とても不便な場所なのだ。もっとも、一刻
も早くリゾートに到達したいダイバーにとっては、タワウ~センポルナの道のりが片道30分も短
縮されたことは、とても便利なことなのだが。
(余談・・・。古い空港は、閉鎖後そのまま放置され続け、不法滞在の外国人の農園になっている
ところがあったり、不法にサーキット場に使われたり、サッカー場になったりと、問題になっている、
とローカル誌で読んだことがある。)
タワウ空港にLeft Baggageの施設があればよいが、そんなものはなく、ダイビング器材をひき
ずってのじゃらんじゃらんはできないから、タワウの「ヘリテージ・ホテル」をデーユースすることに
していた。センポルナからの道中、普段だったらしない寄り道をされたので、ホテルに着いたのは
10時ちょっと前。予想していたよりもかなり遅くなってしまった。
タワウでデーユースする人なんて、まずいないのか、レセプションの女の子は、不思議そうな顔を
していた。私もそう思われても仕方ないと思っている。
ヘリテージ・ホテルは、ビジネスホテル仕様で質素だが、新しいのでまだきれい。地元では、マタキ
ン・ホテルと呼ばれているらしい。ロビーに、ダイビングリゾート「マタキン・リゾート」のオフィスがあ
るので、同じ経営なのだろうか。部屋にも、マタキンの水中写真が飾ってあった。バスルームにバ
スタブはないが、シャワーの湯量は豊富。ここも1泊なら、コストパフォーマンスは悪くないと思う。

シャワーを浴びて、しばらくゴロゴロしたあと、11時半になると、食を求めて外出。
ところが、下船前、早朝からガーリックライス、チキンナゲット、目玉焼き、ソーセージと、すべて
油を使った、味の濃いメニューを、てんこ盛りで出され、残すのも悪く、腹120パーセント食べた
ので、まったくおなかはすいていない。9月に来た時は、マギーのカレーヌードルを2人で1パック
しか調理してくれず、全然足りなかったのに。

さてタワウには、ホテルの近くにある数多くのケダイ・コピから、海沿いの屋台街サビンドまで、
おいしいものを安く食べられるところがたくさんある。サビンドでは夕方になると、日本の縁日的
出店が並び、それも楽しいものだ。
しかし、私の目標は、ココナッツ・プリンのある、「オーシャンビュー・レストラン」である。ここのミ
ースープが、マレーシアで食べたどのミースープよりもおいしい、という友達もいるくらいだ。前回、
タワウに泊まったときも、このレストランにディナーにやって来たが、その日はチャイニーズの結
婚披露パーティーが盛大におこなわれており、貸切で入れず残念な思いをした。果たして、昼間
は営業しているのだろうか、と心配しながら扉を押すと、開いた。中に入ると、まだお客はおらず、
従業員が賄いを食べているところだった。

広い店内は、200人くらい収容できるだろうか?きょうは、連れも相方もなく、ひとりぽつん。
            

メニューを見ることもなく、迷わずミ・バサ・シーフードと、ココナッツ・プリンをオーダーした。
  
            
これぞミバサという色の麺、グレービーソース、そして味。大満足。
右手奥に見える小皿はチリ。ここは赤いチリソースではなく、刻みガーリックにチリが入っている。
最高においしいが・・・臭くなる。

5人でシェアしてちょうどよいといわれるココナッツプリンをひとりでたいらげる至福のとき。
はじめて食べたときほどの感動はさすがにないが、やっぱり美味。
            
ミバサとココナッツプリンで12.8リンギット。400円強くらい。
ココナッツプリン一つをひとりで完食は、もちろん食べすぎ。外に出たら、しばらく苦しかった。

            
タワウの街角。真冬の日本から来ると、この夏空の下を歩くのも幸せだ。

ドラッグストアのガーディアンとワトソンズが隣同士にあったので、いちおう2件とも冷やかして、
ホテルに戻ると、そそくさとチェックアウト。
そして、タクシー代38リンギットでタワウ空港へ。
ホテルが90リンギット。
12.84リンギットのランチのために、奇しくも10倍の128リンギットの付随的な費用をかけたと
いう、間抜けな話なのだ。
それでも、ココナッツプリンには、それだけの価値があると思う私は大満足。

午後3時すぎ、KKに着くと、続いて「ネオバユ・スパ」に行った。1日4~5本潜るクルーズだと、
水面休息が1時間から1.5時間しかないことが多く、その間にシャワーで潮を落としたり、ごはん
食べたり、ログづけしたりと、忙しいので、過去2回の乗船では、焼いてられなかったが、今回は、
少しの時間もおしんで、日光浴。かなりよい感じで黒くなったかわりに、日本に帰ったとたん、乾燥
肌で粉をふくことがないよう、トリートメントをせねば。スパに電話で予約を入れると、きようはドラ
イバーが休みだと言われ、タクシーを拾ってルヤンまで行った。9月に利用したときにつけていた、
サメの歯のネックレスを忘れていったらしく、レセプションでいきなり、「ハイ、忘れ物。」と渡されて
びっくりした。メニューは、日焼けはしたが、サンバーンにはなっていなかったので、ルルールにし
てみた。サウナは前回しょぼかったので、「パスしたい。」と言ったら、パッケージで料金が変わらな
いから、マッサージを30分延長することにしてくれた。願ったりかなったり。ルルールとマッサージ
は、効果絶大で大満足。ボディマスクは、やっぱり寒くなってしまった。スパをチェックアウトする頃
には、外は、土砂降りになっていた。スパからの帰りは、スタッフが送ってくれることになった。やっ
て来たのは、元CCBの笠くんを彷彿させるチャイニーズ。26歳だという彼は、ネオバユ・スパのオ
フィスをスーパーバイズしているそうで、日本のアニメ大好きな、日本オタクであった。デスノートに
ついても、熱く語っていた。そして、「イクツデスカ」「ナンデドクシン?」等、女性に聞いてはいけない
はずの質問攻撃。寿司ネタは茹で海老が好きとか、日本食はうな丼が大好きという、妙な男子で
あった。ホテルに帰ったあと、あらためて出かけたかったのだが、あまりにも雨がひどいので、あき
らめた。今回の帰りは、KK1泊だけなのに残念だ。


オーシャンビューレストランは・・・
 


タワウ オーシャンビューレストラン

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