くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

くじらで始まる2017(1)2017/3/17 那覇前泊

2017-04-04 14:52:15 |  旅行
海から遠ざかって、早、半年。
ここ数年、春先にはモルディブ赤道超えと久米島のクジラ船。
今年はしばし年休が取れない身の上となり、赤道越えはお預け。
でも、鯨見はあきらめず、駆け込みのラスト3日間で参戦だ。
今回も、金曜最終便で那覇へ飛び、春分の日最終便で東京に帰る、那覇1泊、久米島2泊のタイトな日程。


ANA479 羽田20:00 那覇22:40
重器材のない旅。
3点セットの入ったフィンケースと、キャリーバックとリュックだけと身軽なので、会社から空港へ直行しましょ。
ダイバー的には重くないし、フィンケースがかつぎにくくて、それなりに荷物に翻弄されつつ、通勤時間帯の車内で冷ややかな視線を浴びつつ…。

毎度一筋縄ではいかない羽田ANA
羽田に着いて、ANAご自慢の「ANA BAGGAGE DROP」へ。
近くにいた女子職員に「荷物2個でもここで預けていいですか?」とたずねたら、「1個ずつ手続きをしていただければ大丈夫です。」と答えつつ、フィンケースを見とがめられた。
「このバッグの中には何が入っていますか?」
「ダイビングのフィンです。」
「そのような荷物はここではお預かりできません」
と、彼方のカウンターに追いやられる。
前は預かったくせに、くせに、くせに。
私が毎度、羽田のANAで最初に対応する女子職員に難くせつけられ、空港内歩かされるのは、もうお約束!?
そして、その次に現れる職員は、おしなべて優しいのだ。
優しいスタッフに、フィンケースごときに「Fragile」タグをつけられ、免責同意のサインをさせられ…
この石橋たたき体質に、まどろっこしさは否めない。
きょうは時間に余裕なので、ラウンジでゆっくりしようと思ったのに、長居できなくなったぢゃないの!
ラウンジではヘルシーにトマジュー。


だけではなく、もちろんスーパードライも。


3連休前日の金曜最終便はぱんぱん。
明日は荒れる海原に出るのだから、1分でも長く眠って体力温存したい。
と眠り続けるつもりだったが、しっかり「りんごジュース!」。

3.11メモリアル。

Lost and Foundにはじまる沖縄
今回も那覇の泊りは「ホテルユクエスタ旭橋」。
那覇に着いて、すぐに出てきたフィンケースとキャリーバッグを持って、同じ便で着いた人びとを尻目にさっさと外へ。
1分でも早く寝たい。
外気に触れると、思っていたほど暖かくはなく、土日の天気予報は雨で、気分は上がらない。
コンコースも券売機もガラガラ。
人びとが来る前に、モノレールが来る前に、急げ!急げ!
が、ホームに上がったら、ホームいっぱいいっぱいに人が並んでいた。
どこに並んだらよいのかわからないほど、人で埋まっていたかわりに、ゆいレールはすぐにやって来た。
行列の最後のほうで車内に乗りこんだが、座らない人が多い。
せっかくあいているんだから、座っとこう。
寝落ちしちゃいかんと、朦朧としながら旭橋に着くと、人をかきわけて出口までたどり着くのにひと苦労。
「すみませ~ん」と通してもらって、ホームに降り立ち、やれやれとリュックを背負いなおして、キャリーバッグを持ち上げて階段を降りる。
改札抜けて、エレベーターで地上へ。
とにかく1分でも早く、1分でも長く寝たい。
と思いながらも、思考は、ジャッキーステーキハウスでテンダーロインステーキか、三笠でちゃんぽんか…。
ステーキ…深夜のステーキとか、もういい歳してやめなさい!
三笠…どのくらい歩いたっけ?
ステーキ、いや、ちゃんぽん…
とりあえずは、チェックインしたら、部屋行かずにフロントに荷物を預けて…ジャッキーかな。
荷物預けて…ん!?荷物?肩が軽い。
あーーー!フィンケース!
どこからない?
電車を降りるときからだ。
ぼーっと座っていたが、キャリーバックに立て掛けていたはず。
降りるときに、倒れれば気づいたけど、混んでたから、立っている人たちの間にはさまったままのようだ。

フィンケースには3点セットと日焼け止め…
なんとなく3点使う予感がしないから、まあ、なきゃなくても。
エステバンって3点セットだけ借りたらいくらだろ?結構高く取られそうだぞ!?
フィンケースなくなったらなくなったで…軽器材だから、経済的打撃は少なめだし。
でも、アイランドサファリロイヤルの的場画伯に絵を描いてもらったフィンだから、それを失くすのも失礼で心苦しい。
あーでもない、こーでもない、フィンケースについてさまざまな思考が去来し、すっかり覚醒。

改札に戻り、駅員さんに、「今降りた電車の中から荷物ひとつ降ろし忘れました〜。」
「何分の電車ですね。電車は首里にゆくので、首里に確認はさせますけど…。」
今夜が無理なのはもうわかっている。
首里まで荷物が到達した場合は、首里にとりにいかないといけない。
「あしたの朝には那覇を去るんです。」
荷物の特徴を伝え、遅くても結果を電話連絡してくれるとのことで、駅をあとにした。

かりゆしそば
忘れ物ショックで、疲労困憊。
もう深夜にステーキ食らう気も、ビールをグビッといく気持ちも失せた。
3点レンタル代かかるかもしれないから、たとえジャッキーが財布に優しいステーキハウスだとしても、節約、節約。
とりあえず、軽く食べて寝ましょ。
弱い雨がぽつぽつしはじめ、もう、ファミマでもいいかな、なんて戦意喪失モード。
が、ライトトラップに引き寄せられる幼魚のごとく、暗闇に白々と輝くかりゆしそばに惹かれ、思わず横断歩道を渡る。

お肉は苦手ではないが、あーさそば、食べたいかも。
狭い店内は、お客さんがけっこう入っていて、1席しか空きがみえなかった。
その席は私がもらおう!
そして、心はあーさなのに、口が「三枚肉そばお願いします!」ですって。
るいるいと横たわる三枚肉♪

夜食に最適。
しばし荷物の不幸を忘れる。

おいしかった、ごちそうさま。

失せもの出る
ユクエスタでチェックインを終え、エレベーターに乗ったところで、旭橋駅から電話が来た。
そして、エレベーター内なので、すぐに切れた。
部屋に入ってコールバック。
「首里駅で回収しました。」
「明日の始発便で取りに行ってよいですか?」
「言っときます。朝、始発に間に合うように、時間にゆとりをもって来てくださいね。」
と言われる。
みつかってよかったけれど、前途多難。
入浴、そして就寝。
ユクエスタは狭いけれど、相変わらずこぎれい。
バスルームも、清掃が行き届いている。
さすが日本。



が、一刻も早く寝なくちゃというプレッシャーと、明日は寝坊したら大変というプレッシャーから眠れな~い!
これはへろへろの予感。


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