くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

9度目の乗船なるか? セレベス・エクスプローラー

2010-04-26 12:37:19 | Weblog
ゴールデンウィークがやってくる。
私はセレベス・エクスプローラーに、2007年GW明けの初乗船以来、なんと9度目の乗船予定。
数字だけ見れば、CE(セレベス・エクスプローラー)の熱狂的ファン。

シパダンでたくさん潜れて、ダイブマスターのトムとジェリーがマクロもワイドもばっちりケアしてくれて、食事もおいしく、デザートによくマンゴを出してくれるというところが、この船の気に入っているところ。
一方、部屋が狭く空気がよどんでいるとか、トイレスペースが狭すぎるとか、ラマダン~ハリラヤ時のぐだぐだぶり、時々起こる断水、タンクのAIRがおいしくないなど、ダメなところもた~くさんある。
でも、シパダンで少しでも多く潜るためには、と思うと、つい、いそいそと予約をしてしまうのだ。

いろいろぶつぶつ言っても、昔のシパダン島のリゾートに比べれば、CEの居住環境はむしろ整っている。船にはTVも最新作のDVDもある。スタッフはWiMAXみたいなのも使っている。古いシパダンのシャレーは、打ち寄せる波や風でぐらぐら揺れる高床式、夜中に室内を駆け回るネズミ、ダニのいるベッド、夜になると水洗レバーハンドルがバカになって、なかなかフラッシュできない共同トイレ、夜はソーラーがきかず冷たくなる共同シャワー。ダニやサンドフライで、帰国後も尾を引くかゆみ、それをかきむしるときシパダンに思いをはせ。朝は鳥の声でめざめ、夕方は、みんなビーチに出てサンセットをながめ、夜はスタッフの歌とギター。通信はノイズひどめの電話だけ。初期はTVすらなかった。この質素すぎる環境が日常とかけはなれていて、現実逃避感があってよかったともいえる。Liveabordは、つねに海の上にいること自体が日常とはかけ離れている事実なのに、リゾート気分が味わえないうえに現実逃避気分がどうも盛り上がらない。

今はけっこうな絶海の孤島でも、携帯もネットもつながることが多いので便利だけれど、そのぶん常に現実世界とコンタクトしうるあじけなさがある。これで休暇を完全なオフ状態にできない仕事人間って多いと思う。前にカパライで出会ったオージーのハネムナーは、奥さん、新婚旅行中も就活をしていて、電話で新しいジョブ・インタビューを受けるがために、シパダンでのダイビングをパスしていた。島ナンパも、古式ゆかしい弾き語りや星空散歩から、部屋でネットサーフィンしましょーのデジタルへ。

…と、昔をしのんでいる場合ではなく、実は航空券がとれていない!
あさっての関空発MASのKK直行便に乗るつもりではいるが、もしとれなかったら、今からだとクルーズ代は全額ペナルティで没収されるだろうし、シパダン仲間を誘ったのは私だし、どうしよう。
しかし、なんとしても行かなければ!という気持ちにもなってこない。CEへの愛が足りていないからだなあ。なのに9回目。
さて、私のゴールデン・ウィークはいかに???

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