大学宿舎に戻り、昼食時に、食堂で会ったバールティー教授にアッサームの旅はどうだったかと聞かれたので、ご紹介の運転手は安全運転で良かったが、最後に言われた請求額が、12,800ルピーは高いと言うと、同意して、その計算書を見せるように言われた。昨日、その計算書を見せると、距離が200キロ余計に加算されているだけでそれほど高くはないと、紹介した運転手とその会社をかばう意見を言うので、私は、これまでインド中を旅して、どこそこまでいくらという、計算のときは、その中に、運転手の食事宿泊代も含まれていて、今回は、その他に、全行程を783キロとして、それに1キロあたりガソリン代5、5ルピーを掛けている。距離計算のときは、距離計算だけで計算するのがインドのほかの地域のやり方で、目的地シロング、チェッラプンジーまでの5、100ルピーという車代は、宿泊代、食事代こみなはずなのに、その運転手の分を支払わされてから、最初に距離メーターの確認もさせないでいて、迎えの空港から、帰りの空港まで含めて計算したというのでは、出鱈目も良いところである。最初に行き先に応じて、いくらかかるか言うように言っているのに、言わないでおいて、帰って来てから、計算書もなしで、計算が出来た12、800ルピー払うようにでは、キツネに鼻をつままれて気分で、納得できないから、North East Region Tour's & Travel の計算書と領収書を持ってくるようにと言うと、翌日別れる時に、それを持って来て、12,917ルピーは、毎日の車代のほかに、距離計算もいれて、尤もらしい数字にしている。デリー、ジャイプル、アーグラで4泊約800キロの旅行をしても4,000から5,000ルピーだというようなことを私が言うと、デリーは車代が安い、使った、タタのインディゴは、高級車だから、高いのだと、全面的に、私の良い分に反論して来た。これがインド流である。非を認めないのだ。
確かに非を認めれば、紹介した自分の立場が悪くなる。しかし、私は、もうこれは支払って終わったのだから、これから、返金など求めない、と言って、別れた。
バールティー教授は、旅先のことは任せなさいと言って、今まで私の行ったことのない州に行く機会を作ってくれただけで感謝しているのだ。
確かに非を認めれば、紹介した自分の立場が悪くなる。しかし、私は、もうこれは支払って終わったのだから、これから、返金など求めない、と言って、別れた。
バールティー教授は、旅先のことは任せなさいと言って、今まで私の行ったことのない州に行く機会を作ってくれただけで感謝しているのだ。