にほんブログ村昨年年賀状を買ったとき、郵貯銀行で花の種を
サービスに貰った。
それは菜の花の種で、コンパクトな紙の包みに入っていた。
ようし…これを近くの地面に撒けば、春の到来を告げるべく、
あの黄色い春色を咲かせてくれるか…と密かなる楽しみにしていた。
ところが、年末年始の慌ただしさに、コロリと忘れてしまっていたのである。
正月が過ぎてからやっと思い出し、あわてて仕舞いこんであった種を
引っぱり出した。時すでに遅し…かとあきらめかけたが、振れば「サッサッ」と
音がする。なんだか「早く出してよ」と言ってる気がした。
とにかく撒くだけ撒こうではないかと思いなおし、外へ出て適当な地面を
探したのだが、なんだかどこも冬の地面は固そうで、そんな所から芽が出そうな
感じがしなかった。
ちょっと困ったが、そういえば玄関脇に置いてある我が家の鉢で、昨年
雑草に占拠されている一番大きい鉢を思い出した。
さすがの占拠雑草も枯れてしなびている。
ようし、ここだ、と菜の花の種をパラパラとふりかけのように撒いた。後は、
日々水をやって、春を告げてくれるのを待つだけである。
しかし、もう1月。種を撒くにはかなり遅かっただろうし、雑草はそのままなので、
無事芽を出したとしても、その雑草との生育競争が待っているではないか。
よく見れば、数種類の雑草が居座っている。
この無法地帯と化した鉢の中の生存競争に、打ち勝つことが出来るのか、
心配ではあるが、まあこれも運命、たくましく育ってくれよ、と思いつつ早速
水をやった。
あれから3週間が過ぎて、時折りのぞいているのだが、まだ芽を出した気配がない。
果たして無事に鉢の地表を突き抜けて、菜の花が「春ですよう…」と黄色い声を
出してくれるのか、待っているのだ。
がんばてくれよーイ。