20150226
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十五夜満月日記2月尽(1)エネルギー補給日
2月5日のペースメーカー装着手術以後、日をへるごとに、姑は手足にも力がはいるようになりました。午前中はリハビリ室で歩行訓練などに取り組み、ナースステーションでも「90歳とは思えない回復の早さ」を驚かれています。
かって家族から「おばあちゃんは、健康のためなら死んでもいいって思っているんじゃないかしら」という冗談が出るほど、健康オタクだった姑。もう一度、健康に普通に生活できるようになるまでは、まずい病院の食事(塩分も糖分もとってはいけない制限食)も、つらいリハビリも、全部我慢してがんばっています。
入院前や入院直後の息苦しさは心臓の不調のためであって、ペースメーカーによってそれが改善されたからには、必ずもう一度普通の生活ができるようになると信じて、姑は回復への意欲を強く持っているのです。
付き添っている家族へのおしゃべりも長くなり、「こんなにしゃべり続けて大丈夫かな」と思うくらい、昔の思い出話などを繰り出しています。私は山形ですごした子ども時代娘時代のことを聞き、娘は、夫婦で上京し子育てにがんばってきた時代のことを聞くことが多いです。
しかし、毎日交代で病院付き添いを続けてきた娘や息子も、入院から1ヶ月で、疲労がたまってきました。活力復活のために、少し気を抜いて楽しむ日を作らなければ、ということになりました。
娘と息子はディズニーファンクラブに入っていて、数ヶ月も前に2月16日のディズニーシーの予約をし、「ドナルドの謎解きアドベンチャー」というイベントに申し込みをしていました。
「チケット代金は弟から姉への誕生日プレゼントとして払い込み済み」というので、「おばあちゃんの入院中に、自分たちだけ楽しんできていいのかなあ」という二人に、「その日は母がひとりで付き添いするから、大丈夫。行っておいで」と、お出かけさせました。正答率は15%という謎解きクイズを4時間かけて解き、ついに正答にたどり着いて、記念のカードをもらえたと喜んで帰宅。雨まじりの一日だったけれど、花火も見ることができた、と大満足で帰ってきました。
姑は、ベッドの上から動かずに歯磨きもしていたのですが、導尿措置がとれたのを機会に歩行器利用で洗面台まで歩き、歯磨きも自分ひとりで出来るようになりました。介護の手間もひとつひとつ減っていっています。
火曜日は娘と息子がお出かけしたかわり、水曜日と木曜日は私がお出かけを楽しみました。水曜日は、「都立美術館は65歳以上入場無料」になる日。「美術館シルバーデー」が利用できるので、東京都美術館の「新印象派展」を見にいきました。
木曜日は、仕事先の講師仲間と恒例の「期末打ち上げお食事会」に出かけました。今回は、ベラルーシ料理。
金曜日、「お父さんは、病院に顔出すって約束していたのに、結局来なかった。おばあちゃん、ずっと待っていたのにかわいそうだった。お父さんに土曜日には絶対顔を出すように厳命しておきました」と、娘が言う。そのため、土曜日は病院到着が夕方になってからでもOK,ということになりました。夫が午後できるだけ早くに病院に行く、と約束したからです。
土曜日は、午後、娘と私で新橋へ。娘とランチをして、復元された新橋ステーション博物館を一回りしました。私は、汐留パナソニック美術館で開催中のパスキン展を見にいき、娘は病院へ。ずっと病院付き添いを続けている娘への感謝のランチ会、1月末の目黒雅叙園に続き2度目の「ご褒美ランチ」になりますが、食べることが大好きな娘へのご褒美は、やっぱり食べるの一番のようで。
楽しい時間をすごして、エネルギー補給をしました。
ご報告はまたのちほど。
<つづく>
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>十五夜満月日記2月尽(1)エネルギー補給日
2月5日のペースメーカー装着手術以後、日をへるごとに、姑は手足にも力がはいるようになりました。午前中はリハビリ室で歩行訓練などに取り組み、ナースステーションでも「90歳とは思えない回復の早さ」を驚かれています。
かって家族から「おばあちゃんは、健康のためなら死んでもいいって思っているんじゃないかしら」という冗談が出るほど、健康オタクだった姑。もう一度、健康に普通に生活できるようになるまでは、まずい病院の食事(塩分も糖分もとってはいけない制限食)も、つらいリハビリも、全部我慢してがんばっています。
入院前や入院直後の息苦しさは心臓の不調のためであって、ペースメーカーによってそれが改善されたからには、必ずもう一度普通の生活ができるようになると信じて、姑は回復への意欲を強く持っているのです。
付き添っている家族へのおしゃべりも長くなり、「こんなにしゃべり続けて大丈夫かな」と思うくらい、昔の思い出話などを繰り出しています。私は山形ですごした子ども時代娘時代のことを聞き、娘は、夫婦で上京し子育てにがんばってきた時代のことを聞くことが多いです。
しかし、毎日交代で病院付き添いを続けてきた娘や息子も、入院から1ヶ月で、疲労がたまってきました。活力復活のために、少し気を抜いて楽しむ日を作らなければ、ということになりました。
娘と息子はディズニーファンクラブに入っていて、数ヶ月も前に2月16日のディズニーシーの予約をし、「ドナルドの謎解きアドベンチャー」というイベントに申し込みをしていました。
「チケット代金は弟から姉への誕生日プレゼントとして払い込み済み」というので、「おばあちゃんの入院中に、自分たちだけ楽しんできていいのかなあ」という二人に、「その日は母がひとりで付き添いするから、大丈夫。行っておいで」と、お出かけさせました。正答率は15%という謎解きクイズを4時間かけて解き、ついに正答にたどり着いて、記念のカードをもらえたと喜んで帰宅。雨まじりの一日だったけれど、花火も見ることができた、と大満足で帰ってきました。
姑は、ベッドの上から動かずに歯磨きもしていたのですが、導尿措置がとれたのを機会に歩行器利用で洗面台まで歩き、歯磨きも自分ひとりで出来るようになりました。介護の手間もひとつひとつ減っていっています。
火曜日は娘と息子がお出かけしたかわり、水曜日と木曜日は私がお出かけを楽しみました。水曜日は、「都立美術館は65歳以上入場無料」になる日。「美術館シルバーデー」が利用できるので、東京都美術館の「新印象派展」を見にいきました。
木曜日は、仕事先の講師仲間と恒例の「期末打ち上げお食事会」に出かけました。今回は、ベラルーシ料理。
金曜日、「お父さんは、病院に顔出すって約束していたのに、結局来なかった。おばあちゃん、ずっと待っていたのにかわいそうだった。お父さんに土曜日には絶対顔を出すように厳命しておきました」と、娘が言う。そのため、土曜日は病院到着が夕方になってからでもOK,ということになりました。夫が午後できるだけ早くに病院に行く、と約束したからです。
土曜日は、午後、娘と私で新橋へ。娘とランチをして、復元された新橋ステーション博物館を一回りしました。私は、汐留パナソニック美術館で開催中のパスキン展を見にいき、娘は病院へ。ずっと病院付き添いを続けている娘への感謝のランチ会、1月末の目黒雅叙園に続き2度目の「ご褒美ランチ」になりますが、食べることが大好きな娘へのご褒美は、やっぱり食べるの一番のようで。
楽しい時間をすごして、エネルギー補給をしました。
ご報告はまたのちほど。
<つづく>