20161006
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>秋散歩(5)かかしin 後楽園
10月に入って、4日は32度の真夏日。5日には、台風18号がまた日本縦断という天気。なかなか、暑くもなく寒くもなく行楽日和、という秋にはなりませんが、春庭、せっせと徘徊しております。
9月26日は、食べ過ぎ体重超過を運動でカバーしようかと、自転車で1時間弱走りました。中央線の北側なら自転車ででかけることが多いのですが、さすがに真夏の間は、熱中症警戒で自転車に1時間も乗ることは避けていました。ようやくママチャリ散歩の季節です。
水戸黄門が整備したと伝わる小石川後楽園。65歳以上150円一般300円で、一歩園内に入れば、都会の喧噪から離れて、池や築山をめぐることができます。後楽園ドームでイベントがあると、池の東側にいるとときどき大歓声が聞こえてくるのですが、そうでなければ、回遊式庭園は静かなひとときを味わうことができます。
白萩

黄門様は中国文人趣味大好きっ子だったので、園内にも中国趣味のたたずまいがところどころにあるのですが、私が秋の後楽園で好きなところは、彼岸花の群落のほか、小さいながら田んぼに稲が実るところ。稲穂を見ると豊かな気分になれるのは、田舎育ちの農耕民族のDNAでしょう。


近くの小学生達が田植えなどをしてきたという田んぼ。かかしが稲を守っているのは、ほほえましいのですが、田んぼ全体に鳥や虫除けのネットが掛けられていて、写真にはちょっと不自由。

かかしを見ると思い出すのが、娘が小学校のとき学芸会で演じた『音楽劇オズの魔法使い』です。主役ドロシーは、1場2場3場と、場面ごとに交代で演じることになったトリプルキャストだったので、「セリフの数全部を数えてみると、かかしが一番出番が多い」という理由で、娘はカカシ役に挑戦。学年オーディションで希望通りカカシ役を獲得しました。歌がそれほど得意じゃない娘でしたが、いっしょうけんめい練習して、かかし役を楽しそうに演じていました。
何を見ても、子どもとすごした月日の思い出になってしまう、というのも、私が年をとったという証拠であり、将来に何の展望もない老体ゆえに、過去を振り返るしかやることがないのだなあと、しみじみします。
まだまだ楽隠居はできないのだから、もうひとがんばり。

これまでは1時間くらいママチャリをこぐのは平気だったのに、帰り道、上り坂はきつかったです。年です。
車で通り抜けると、感じないですが、東京を自転車で走ると、実に坂の多い町だとよくわかります。もう、これからは電動機付き自転車にでもしないと、1時間以上の自転車走行は無理かなあ。いつまでも体力自慢していると、きっといつか痛い目にあうぞ、と思いながら、ふうふうと家に帰り着きました。
<つづく>
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>秋散歩(5)かかしin 後楽園
10月に入って、4日は32度の真夏日。5日には、台風18号がまた日本縦断という天気。なかなか、暑くもなく寒くもなく行楽日和、という秋にはなりませんが、春庭、せっせと徘徊しております。
9月26日は、食べ過ぎ体重超過を運動でカバーしようかと、自転車で1時間弱走りました。中央線の北側なら自転車ででかけることが多いのですが、さすがに真夏の間は、熱中症警戒で自転車に1時間も乗ることは避けていました。ようやくママチャリ散歩の季節です。
水戸黄門が整備したと伝わる小石川後楽園。65歳以上150円一般300円で、一歩園内に入れば、都会の喧噪から離れて、池や築山をめぐることができます。後楽園ドームでイベントがあると、池の東側にいるとときどき大歓声が聞こえてくるのですが、そうでなければ、回遊式庭園は静かなひとときを味わうことができます。
白萩

黄門様は中国文人趣味大好きっ子だったので、園内にも中国趣味のたたずまいがところどころにあるのですが、私が秋の後楽園で好きなところは、彼岸花の群落のほか、小さいながら田んぼに稲が実るところ。稲穂を見ると豊かな気分になれるのは、田舎育ちの農耕民族のDNAでしょう。


近くの小学生達が田植えなどをしてきたという田んぼ。かかしが稲を守っているのは、ほほえましいのですが、田んぼ全体に鳥や虫除けのネットが掛けられていて、写真にはちょっと不自由。

かかしを見ると思い出すのが、娘が小学校のとき学芸会で演じた『音楽劇オズの魔法使い』です。主役ドロシーは、1場2場3場と、場面ごとに交代で演じることになったトリプルキャストだったので、「セリフの数全部を数えてみると、かかしが一番出番が多い」という理由で、娘はカカシ役に挑戦。学年オーディションで希望通りカカシ役を獲得しました。歌がそれほど得意じゃない娘でしたが、いっしょうけんめい練習して、かかし役を楽しそうに演じていました。
何を見ても、子どもとすごした月日の思い出になってしまう、というのも、私が年をとったという証拠であり、将来に何の展望もない老体ゆえに、過去を振り返るしかやることがないのだなあと、しみじみします。
まだまだ楽隠居はできないのだから、もうひとがんばり。

これまでは1時間くらいママチャリをこぐのは平気だったのに、帰り道、上り坂はきつかったです。年です。
車で通り抜けると、感じないですが、東京を自転車で走ると、実に坂の多い町だとよくわかります。もう、これからは電動機付き自転車にでもしないと、1時間以上の自転車走行は無理かなあ。いつまでも体力自慢していると、きっといつか痛い目にあうぞ、と思いながら、ふうふうと家に帰り着きました。
<つづく>