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ぽかぽか春庭「地の花空の花」

2016-10-16 00:00:01 | エッセイ、コラム
20161016
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2016十六夜さまよい日記10月(1)地の花空の花・秋の花火会

 10月8日土曜日、東京都北区主催の花火会がありました。隅田川花火大会ほかの花火大会よりは小規模であるという心もちから、大会ではなくて「花火会」というゴケンソンな北区です。

 おかげで、隅田川の人出が100万人というごったがえしの大会であるのに比べれば、人出も5万人程度。当日でも有料席を買うことができるという、地元密着の花火会です。
 打ち上げは6時半すぎですが、12時過ぎから地元の商店会が、おでんや焼き鳥その他、地元の名産品などの店が出るし、ステージでは地元のフラダンス教室やらタップダンススクールやらの生徒たちのダンスがあります。上手な人もいるし、私のように、前の人のフリを見ながら、半拍遅れで踊る人もあり、ゆる~い出し物です。

 私は、14時から売り出すという有料席当日券を買って、娘息子を待っていました。去年は有料指定席は売り切れたと聞いて、赤水門有料自由席で見て、きれいに見えました。今年もそれでいいと思っていたのですが、花火会場当日券売り場の係員が有料指定席がまだある、というので、今年はちょいと奮発して、青水門有料指定席4人シートを買いました。なぜ売れ残っていたかといと、当日昼過ぎまで雨がふっていたからです。指定席8人シートというのが売れ残ったので、8人席を2分割して4人シートにして売る、ということでした。

 我が家3人で4人席を買うのは贅沢だと思いましたが、今年は娘へのご褒美として、打ち上げ場所の真ん前の青水門シート。

 荒川と隅田川が分岐するところに設置された水門。青水門が建設されたのは、80年前。青水門ができあがると赤水門は取り壊される予定でしたが、遺して欲しいという声をいれて、赤水門は青水門の手前に遺されています。
 水門ができたことで、東京の町が荒川の洪水に苦しめられることはなくなりました。

水門までは荒川。水門から荒川と隅田川に分かれる。


 無料席にシートを敷いて、本を読んで待っていて、4時半から指定席入場が始まったので、移動。5時半頃、娘と息子が到着。夜になって寒くなると困るから、寒くないように支度しておいでとメールしたのですが、半袖一枚のうえに長袖一枚はおる、という程度で間に合う、秋の気候でした。

 赤水門

青水門 
 

 青水門の前には、セイタカアワダチソウの群落。侵略的外来種、帰化植物のひとつですが、かって疑われた「秋の花粉症の原因」ではなかった、ということがわかってきたみたい。花粉症の原因はブタクサでした。

背高泡立ち草


 北区花火会。青水門手前の中州に設置された打ち上げ場所から、200mくらいの場所で眺めることができ、目のまえに花開く花火。ドドンという音がおなかに響き、大迫力の花火でした。他の花火大会のような大型の花火は少ないし、7700発なので、打ち上げ数も少なかったですが、各地の花火コンクールで入賞した芸術花火や音楽に合わせて打ち上げるミュージック花火など楽しめました。
 遠くの空に小さく見える遠花火もいいものですが、たまには、目の前に打ち上げ場所があるという大迫力の花火もとてもよかったです。



 困ったことに、花火後のレストランはどこも満員。ファミレスで待つことにして、ずいぶんと待つことになりました。私は、待っている間に、焼き鳥やら焼きそばやらを食べていたので、それほどおなかがすいていなかったのですが、娘と息子は「夕ご飯食べないで来たから、もうすぐに食べたい」というのでレストランによることにしたのですが、これなら、家に帰ってからピザでも取ったほうが早かった、というくらい待たされました。
 ようやくありついた晩ご飯。私は、「待っている間にいろいろ食べたから、あまりおなかすいていない」と言いながら「松茸ご飯と牡蠣フライ御膳」完食でした。

 娘は「赤水門の席もよく見えたけれど、青水門の指定席で見ちゃうと、来年もこっちの席のほうがいいなあ」と言います。来年も、いっしょに花火を見たいなあと思います。

<つづく>
コメント (4)
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