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ぽかぽか春庭「義理チョコ友チョコ」

2017-02-16 00:00:01 | エッセイ、コラム
20170216
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記2月(3)義理チョコ友チョコめぐりあう日

 息子、昨年まではかろうじて、大学院の後輩女子院生がくれた義理チョコをもらっていましたが、現在所属している研究所の研究生仲間は男性ばかりなので、今年は義理チョコすらゼロ。そこで、姉に先に「3倍返し」のプレゼントをあげていました。娘は、去年はミャンマー旅行の準備が忙しくてチョコ作りができなかったので、「今年は去年の分もがんばって作る」と張り切り、オトート君の3倍返しプレゼントに応えました。

 娘が作った手作りチョコ。板チョコを溶かして、ナッツ混ぜたりドライフルーツを混ぜたり、トリュフ型チョコにしたり。トリュフチョコは、生クリームをまぜて丸くしてラップで包み、さらにチョコでコーティングして手間暇掛かります。
 「この手間暇が、あなたのために心をこめて作りました、ということになるのだから、母みたいに、ありがさを感じないでガポガポ食べちゃう人、もっとありがたみを味わってよ」と、娘が言います。

 でも、娘には、心を込めたトリュフ型チョコをあげる人はオトート君のほかはおらず、板チョコ10枚分も溶かしたので、たっぷりトリュフチョコもあります。父親からの3倍返しを期待して、父親の事務所に届けることになりました。

 14日火曜日。娘が父親にチョコ渡している間、私は夫の映画パスポート使ってギンレイホールで『めぐりあう日』を見ることにしました。2011年3月にギンレイホールで見た『冬の小鳥』のルコント監督の作品です。
 
 『冬の小鳥』の春庭感想文はこちら。
http://blog.goo.ne.jp/haruniwa2/e/61cc63729374b287bc7b4c74630f9847

 私が友チョコあげたのは、ジャズダンスの先生とミサイルママへ。
 ミサイルママ、昨年10月からホテルレストラン業務を学ぶ学校の、最後の追い込みにかかっています。実習、研修が続き、同時に履歴書や業務経歴書をパソコンで作成して学校へ提出しなければなりません。

 1月末に、図書館で待ち合わせして、図書館のパソコンコーナーでお手伝いしました。
 業務経歴書はパソコン制作なので、パソコンを教えて、というミサイルママのお願い。これまでミサイルママには、ジャズダンスの衣装を買ってきてもらったり、お世話になりっぱなしで、私のほうが手伝ってあげられることがありませんでした。パソコンのお手伝いができて、とてもうれしかったです。

 ミサイルママが「一応、前の会社のパソコンでワードの使い方は覚えたけれど、タイピングが遅いので、月曜日提出に間に合いそうもなくて困っている」と言います。「明日、図書館のパソコンでやってみたいけれど、図書館のパソコンになれていないから、いろいろ教えてくれない」と、頼まれました。

 ミサイルママが自分で履歴書のタイピングをやってみたら、2時間かかっても仕上がらなかった、というので、「私、しゃべる早さでタイピングできるから、経歴書くらいわけなく仕上がるよ」と、学校が配布した定型があるので、手書きの経歴書をタイピング清書し15分ほどで仕上げました。

 私の得意のタッチタイピング、しゃべるよりも簡単。得意なことがひとつあって、友達助けてあげられてよかった。はじめてミサイルママに役立つことができた。
 ミサイルママが、お礼にハンカチくれたから、ハンカチのお礼にチョコあげました。

 今まで、振り付けは覚えられないし、発表会衣装はどこかにしまい忘れてしまうし、助けてもらうばかりで、何の役にも立たなかった私が、はじめてミサイルママの役にたったので、面目施しました。

 娘からの義理チョコもらって、タカ氏は超ごきげんだったみたい。娘とランチしただけでなく、新潮社倉庫だったところがレストランやおしゃれなショッピング街になった、というビルに行き、ごじゃれたティータイムをすごしたのだって。
 ろくろく父親らしいこともしてこなかったのに、親孝行な娘といっしょにすごせて、私に感謝しろっての。

<つづく>
コメント (6)
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