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ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記音楽の秋(2)クララとロベルトとヨハネスと、ピアノプチコンサート
毎月第4月曜日の無料コンサートも「無料で楽しむ東京ライフ」の大事なメニューのひとつです。今月はピアノプチコンサート。横山理奈さんの演奏でした。
ピアニスト横山理奈さんは、国立音大卒業後、ウィーンに留学。ウィーンを中心にリサイタルなどの演奏活動で活躍。ソロ、室内楽の演奏を、日本、ウィーンで行ってきました。品川区大井町でピアノ教室を主宰。16年間生徒たちの指導を続けるかたわら、演奏活動を続けています。
9月25日の演奏会の終わりにも、ピアノ教室の生徒さんと思われるお嬢ちゃんが花束を先生にプレゼントしていました。
曲目は、シューマン「蝶々」と、ブラームス「2つの狂詩曲」の2曲。
私は、前回と同じくピアニストのせなか側に座る席。左手の動きがよく見えます。横山さんが、「ピアノの一番低い鍵盤を演奏します」と解説なさっていた部分、左手がピアノ左端の鍵盤の打つのがよく見えました。
解説では「シューマンとブラームスの師弟関係」についてお話をなさっていらっしゃいました。
私もマルティナ・ゲデックがクララを演じた映画「クララ・シューマン愛の協奏曲」、テレビ放映されたのを録画しておいて見たので、ふたりの交流については興味があります。クララとブラームス、プラトニックだったと言われています。クララの夫ロベルト・シューマンが心の病とそれを紛らわすアルコール依存症に陥ったころから、献身的にシューマン夫妻を助け、ロベルトの死後はクララを支え続けたブラームス。ブラームスの求愛を最後まで受け入れずにふたりの関係を「友情」にとどめたクララ。ブラームスは最後まで独身を通し、クララの死から1年後に後を追うように亡くなってしまいました。ちょっとブラームスがかわいそう。
ロベルト・シューマン「蝶々(パピヨン)」演奏時間は約14分。
•序奏•第1曲「仮面舞踏会」•第2曲「ヴァルト」•第3曲「ヴルト」 •第4曲「仮面」
•第5曲「ヴィーナ」 •第6曲「ヴルトの踊り」•第7曲「仮面の交換」•第8曲「告白」
•第9曲「怒り」•第10曲「仮面を脱ぐ」•第11曲「大急ぎ」•第12曲「終景と帰り行く兄弟たち」
という小曲12曲が続けて演奏されました。
ヨハネス・ブラームス「2つの狂詩曲」
2つの狂詩曲(ラプソディ)作品79は、ヨハネス・ブラームスが1879年に作曲したピアノ独奏曲。ブラームス成熟期の作品。
横山さんの演奏、すてきでした。
集まっているジジババたち、1割くらいは心地よさそうに眠っていました。きっと脳波によい空気が会場を流れていたのだろうと思います。私の両隣もお舟漕ぎつつ聞いていらした。お暇なジジババたちのヒマツブシとして、半分眠りながらクラシックを聞くというのは、よい時間の過ごし方と思います。無料だし。
私は、演奏者の目の前で寝るのは気がひけるので、 youtubeには「α波・睡眠用BGM 聴くだけで10分以内に眠くなる音楽」というのがあるので、眠るためには、こちらを推奨。
私はブラームスのラプソディ聞きながらクララとヨハネスの「無償の愛」をひたすらうらやんでいるいたので、脳波がうまい具合にアルファ波になりませんでした。
指揮者としてもピアニストとしても作曲家としても卓越した才能を持っていたクララ。14歳年上のクララに死ぬまで純愛をささげたヨハネス。8人の子供を育てるので手一杯だったとしても、ヨハネスの純愛にもうちょっと答えて欲しかったな。
その点、25歳年上のセンセーと結婚したフランス大統領に一票。といっても、大統領選に私の票は無関係だが。高校生と恩師との愛を貫いたってのも、そのうち映画になりそうな。
誰かに出会って、愛を貫くのはすてき。
私の場合、出会いはまあまあなストーリーなのに、そのあとがすてきじゃなかったからなあ。
夫が役立つのは映画パスポート借りるときだけだと思っていましたが、『ボストン美術館展』の招待券くれたので、ありがたく受け取り、ミサイルママといっしょに見にいきました。
ミサイルママは「死ぬまで貫ける」と思った愛に傷ついて、傷いやし中。私はミサイルママに「25歳年下の教え子をさがすことにする」と、チャレンジ宣言しました。
春庭の教室にくる学生達、今や50歳年下なので、教室では探せない。どこに25歳年下がいるのやら。ヨハネスを募集中。
<つづく>
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記音楽の秋(2)クララとロベルトとヨハネスと、ピアノプチコンサート
毎月第4月曜日の無料コンサートも「無料で楽しむ東京ライフ」の大事なメニューのひとつです。今月はピアノプチコンサート。横山理奈さんの演奏でした。
ピアニスト横山理奈さんは、国立音大卒業後、ウィーンに留学。ウィーンを中心にリサイタルなどの演奏活動で活躍。ソロ、室内楽の演奏を、日本、ウィーンで行ってきました。品川区大井町でピアノ教室を主宰。16年間生徒たちの指導を続けるかたわら、演奏活動を続けています。
9月25日の演奏会の終わりにも、ピアノ教室の生徒さんと思われるお嬢ちゃんが花束を先生にプレゼントしていました。
曲目は、シューマン「蝶々」と、ブラームス「2つの狂詩曲」の2曲。
私は、前回と同じくピアニストのせなか側に座る席。左手の動きがよく見えます。横山さんが、「ピアノの一番低い鍵盤を演奏します」と解説なさっていた部分、左手がピアノ左端の鍵盤の打つのがよく見えました。
解説では「シューマンとブラームスの師弟関係」についてお話をなさっていらっしゃいました。
私もマルティナ・ゲデックがクララを演じた映画「クララ・シューマン愛の協奏曲」、テレビ放映されたのを録画しておいて見たので、ふたりの交流については興味があります。クララとブラームス、プラトニックだったと言われています。クララの夫ロベルト・シューマンが心の病とそれを紛らわすアルコール依存症に陥ったころから、献身的にシューマン夫妻を助け、ロベルトの死後はクララを支え続けたブラームス。ブラームスの求愛を最後まで受け入れずにふたりの関係を「友情」にとどめたクララ。ブラームスは最後まで独身を通し、クララの死から1年後に後を追うように亡くなってしまいました。ちょっとブラームスがかわいそう。
ロベルト・シューマン「蝶々(パピヨン)」演奏時間は約14分。
•序奏•第1曲「仮面舞踏会」•第2曲「ヴァルト」•第3曲「ヴルト」 •第4曲「仮面」
•第5曲「ヴィーナ」 •第6曲「ヴルトの踊り」•第7曲「仮面の交換」•第8曲「告白」
•第9曲「怒り」•第10曲「仮面を脱ぐ」•第11曲「大急ぎ」•第12曲「終景と帰り行く兄弟たち」
という小曲12曲が続けて演奏されました。
ヨハネス・ブラームス「2つの狂詩曲」
2つの狂詩曲(ラプソディ)作品79は、ヨハネス・ブラームスが1879年に作曲したピアノ独奏曲。ブラームス成熟期の作品。
横山さんの演奏、すてきでした。
集まっているジジババたち、1割くらいは心地よさそうに眠っていました。きっと脳波によい空気が会場を流れていたのだろうと思います。私の両隣もお舟漕ぎつつ聞いていらした。お暇なジジババたちのヒマツブシとして、半分眠りながらクラシックを聞くというのは、よい時間の過ごし方と思います。無料だし。
私は、演奏者の目の前で寝るのは気がひけるので、 youtubeには「α波・睡眠用BGM 聴くだけで10分以内に眠くなる音楽」というのがあるので、眠るためには、こちらを推奨。
私はブラームスのラプソディ聞きながらクララとヨハネスの「無償の愛」をひたすらうらやんでいるいたので、脳波がうまい具合にアルファ波になりませんでした。
指揮者としてもピアニストとしても作曲家としても卓越した才能を持っていたクララ。14歳年上のクララに死ぬまで純愛をささげたヨハネス。8人の子供を育てるので手一杯だったとしても、ヨハネスの純愛にもうちょっと答えて欲しかったな。
その点、25歳年上のセンセーと結婚したフランス大統領に一票。といっても、大統領選に私の票は無関係だが。高校生と恩師との愛を貫いたってのも、そのうち映画になりそうな。
誰かに出会って、愛を貫くのはすてき。
私の場合、出会いはまあまあなストーリーなのに、そのあとがすてきじゃなかったからなあ。
夫が役立つのは映画パスポート借りるときだけだと思っていましたが、『ボストン美術館展』の招待券くれたので、ありがたく受け取り、ミサイルママといっしょに見にいきました。
ミサイルママは「死ぬまで貫ける」と思った愛に傷ついて、傷いやし中。私はミサイルママに「25歳年下の教え子をさがすことにする」と、チャレンジ宣言しました。
春庭の教室にくる学生達、今や50歳年下なので、教室では探せない。どこに25歳年下がいるのやら。ヨハネスを募集中。
<つづく>