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ぽかぽか春庭「高尾山」

2017-10-14 00:00:01 | エッセイ、コラム
20174014
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記10月(5)高尾山

 10月12日、高尾山に登ってきました。高尾山は、東京都八王子市にある標高599mの山。ミシェランガイドブックの中、日本の山では富士山と高尾山が☆3つを認定されていて、近年外国人観光客急増の山です。

 ジャズダンス仲間、ミサイルママは登山が趣味。ウォーキング好きのCozさんも旅行会社ツァーの山登りに参加したり山好きなので、いっしょに行こうということになりました。
 働いているMiyaちゃんとミサイルママが木曜日に休みがとれた、というので、年金生活のCozさんと、木曜日には仕事は入れていないe-Naちゃんも参加。

 東京都内で近いというだけでなく、それぞれの足に合わせたコースが選べるという点でも、高尾山はさすがミシェラン星つき観光地。私は行きも帰りもケーブルカー利用を希望。健脚自慢のCozさんは、往復徒歩を主張。ケーブルカーに乗るなら、行かないと言い張る。ミサイルママは「グループ登山の場合、一番足が弱い人を第一にして、他の人は合わせるのが原則」と登山熟練者らしい意見を言ったのだけれど、万事にマイペースのCozさんは、「ケーブルカーなら行かない」というので、ミサイルママは、妥協案として「私がイーナちゃんにつきそってケーブルカーで行くから、コズさんとみやちゃんは徒歩で」と別々コースを提案しました。

 私は、「それじゃ悪いから、登りは3人は徒歩、私だけケーブルカー。帰りはミサイルママと私でケーブルカーにしよう」と提案。私とCozさんみやちゃんがいっしょになるのは、ランチタイムだけですが、ま、それでも「いっしょに高尾山に行った」という気分は味わうことができます。

 いっしょに行ったジャズダンスサークルのメンバ4人、共通点があります。3人はシングルマザー。一人は準シングルマザー(私)。そして4人とも子供が自立に至らず、同居していること。
 他の2人のメンバーは、子供は結婚したり就職したりして自立して家を出て、夫婦ふたり暮らしになっています。

 ミヤちゃんは、はじめての高尾山。私は息子の保育園卒園遠足で行って以来。山好きのミサイルママとコズさんにはなじみの山で、去年もミサイルママとコズさんはいっしょに高尾山に登っています。

 高尾山のルートは山歩き苦手組から健脚組用まで、さまざまに整備されています。私は一番足が弱い組のルートを選び、リフトで登ってリフト終点から山頂まで歩き、帰りはケーブルカー。コズさんとミヤちゃんは、往復徒歩。高尾山に何度も登っているミサイルママは、「これまで一度もケーブルカーに乗ったことないから、e-Naちゃんがケーブル乗るなら、私もいっしょに乗ってみたい」と、私を気遣って同行してくれることになりました。

 8時54分新宿発高尾山口行き。駅前で写真をとってから、登山組とリフト組に分かれました。
 

 リフトを降りてから団子屋さん前の広場で一号路を歩いてくるコズさんミヤちゃんを待ちました。1時間くらいミサイルママとベンチに座っておしゃべり。

リフト


 コズさんは、寝不足がたたって、上り途中で気分が悪くなったそうで、いつもは健脚自慢なのに、リュックサックはミヤちゃんがもってくれた、と、しおれています。しかし、甘いジュースと団子屋で売っていた高尾山名物ジェラートというのを食べたら元気復活。寝不足というより、低血糖になっていたのを補えて元気がでたみたい。日ごろ、血糖値が高いけれど、薬などの治療は受けていないというので、血糖値が安定していなかったのが悪かったのでしょう。

 薬王院を通って、頂上まで1時間ほどの山道歩き。
 日ごろ、駅でもどこでもエレベーターやエスカレーターを利用する私には、薬王院の階段はきつくて、ミサイルママが貸してくれた登山用の杖をたよりによろよろと進みました。

 平日なので、周囲には日本語会話よりも中国語や韓国語の会話が多くとびかっています。スカートにサンダル履き、という人もいるし、登山靴に登山杖を持った本格的登山スタイルの人もいて、さすがにさまざまなルートが整備されている高尾山です。幼稚園や小学校の遠足組も多かったです。

 頂上でランチ。おにぎりのほか、それぞれの持ち寄りの食べ物を分け合いました。ミヤちゃんからはバナナをもらい、コズさんからドーナツと卵焼き。ミサイルママからは、つくねや枝豆をもらいました。e-Naちゃんは、朝早起きして作ったチキンのマヨネーズ焼きとミニトマト。柿、長崎みやげにもらったザボン砂糖漬け、カカオ74%チョコを配りました。コズさんが「イナちゃん、こんなにいっぱい食べ物をリュックにつめてくるから登りがたいへんだったんだよ。リュック重かったでしょう」と言うので、「うん、重かった。バテた」と正直に。

 ランチのハイライトは、食後のコーヒーです。本格登山派のミサイルママは、登山用のコンロと固形燃料を持ってきてくれて、お湯を沸かし、ドリップコーヒーを入れてくれました。私も普段使っているカップ用ドリップコーヒーフィルターですけれど、山で飲むホットコーヒーは格別においしかったです。

ランチでにこにこ


 帰りは、4号路を下りました。前回ミサイルママとコズさんは、行きに4号路を登り、つり橋があるコースがとてもよかった、と言います。「ゆるい坂だから、イナちゃんでもだいじょうぶ」と言われて頑張って歩きました。ゆるくなかったです。

 4号路の山道、本格的な山の雰囲気が楽しめ、つり橋も面白かったです。コースの最後には、高速道路が複雑に絡み合っている高尾山インターが見えました。前回登ってくるときは、背中側になるのでこのインターが目に入らなかったというミサイルママ「こうして道路が目に入れば、高尾山も都会に近い山なんだって意識するねぇ。やっぱり同じ4号路でも登りと下りではぜんぜん雰囲気がちがう」と、言う。

4号路のつり橋 ようようたどり着いたe-Naと、余裕でY字バランス披露のみやちゃん


 4号路の終わりは、行きに休憩した団子屋の前です。私とミサイルママは、ケーブル駅へ向かい、コズさんとミヤちゃんは、2号路を下ることになりました。
 1時間くらい早く高尾山口駅に着く予定なので、私とミサイルママは駅の横に一昨年オープンした高尾山温泉に入りながら、2号路下山組を待つことになりました。タオルバスタオル持参。

ケーブルカーは初めてのミサイルママ


 高尾山温泉極楽湯。オープン2周年記念とかで、誕生日割引だのいろいろな割引イベントをやっていたのですが、私とミサイルママには該当がなくて、ひとり千円の入場料。
 リュックをしょって温泉に来る客がほとんどですから、お風呂場のロッカーも大き目で、リュックが入ります。

 温泉。女湯は、よもぎ湯、マイクロバブルの檜風呂、露天風呂などがあります。「座り湯」では寝ていられるので、私は後着組のミヤちゃんコズさんが温泉に到着するまで眠っていました。いねむり湯、ここちよかったです。

 たっぷりお湯を楽しんだあと、食堂へ。私とミサイルママはここで夕食を取ることにしました。コズさんとミヤちゃんは、飲み物だけで、早帰り。ミヤちゃんは、帰宅したあと、土曜日の試合に備えてバレーボールの練習に出るので、ご飯を食べずに早くかえるのですって。「ひえー、高尾山登山のあと、バレーボールの練習、なんてパワフルな」と、びっくり。ジャズダンスの練習でも一番元気に踊っていたミヤちゃんは、さすがに一番若い60代なりたてです。そろそろアラコキ、アラウンド古希の私とはスタミナが違います。

 私は麦とろ刺身定食と大ジョッキ生。とろろは高尾山の名物なんだそうです。、ミサイルママは唐揚げ定食。ミヤちゃんは中ジョッキ。お酒飲めないコズさんはコーヒーで乾杯しました。ビールのつまみには、持ち込み大丈夫かなと言いながら、イナちゃんがこっそりテーブルに出した「甘栗」をつまむ。うん、とろろも甘栗もおいしい。

 4人での高尾山登山、私は助けてもらう一方でしたが、みな満足の山歩きとなりました。


 山道は秋の気配


<つづく>  
コメント (4)
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