
フィギュアスケート・ジャパンオープン2017
20171009
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記10月(1)フィギュアスケート・ジャパンオープン3地域対抗戦in埼玉アリーナ
秋になるとフィギュアスケートシーズンの開幕です。娘と息子、グランプリシリーズやピョンチャン冬季五輪の前哨戦ともいえるロンバルディア杯やカナダオープンクラシックあたりから、ジュニアも含めてくまなくチェックしています。ジュニアは、これから育っていくであろう選手をみつけるのが楽しいのだそうです。
私も、羽生結弦は11歳から宇野昌磨は10歳から見続けていて、ジュニア選手が育っていくのはうれしいですが、ジュニアの大会を全員みるほどじゃありません。
そんなフィギュアスケート好きの一家が、3人いっしょに大きな大会を見に行くのは初めて。10月7日に開催されたジャパンオープンを見てきました。
娘はこれまで「点数を争う大会だと、こちらまで緊張してドキドキしながら見ることになるので、テレビ観戦がちょうどいい」と言っていたのですが、「ジャパンオープン戦くらいなら、点数を争うと言っても、選手生命かかっている試合じゃないし、気楽に見られるかも」と言って、見ることにしたのです。
どうせ見るなら、少しでも良い席をと、ひとり1万5千円のS席を奮発したのですが、それでも、リンクサイドから見るようなわけにはいかず、肉眼では、かろうじて選手の顔の識別ができる程度。これでも我が家にとっては大散財で、こんな贅沢は今回1度だけかも。私が数年前に妹と全日本選手権を見たときは、A席で7000円でした。
オペラグラスと双眼鏡とふたつ持参しましたが、練習時間はグラスで選手の顔を追い、本番は肉眼でスケーティングを追いました。
私の席からリンクを見る。これでS席。

埼玉アリーナの客席は、9割が女性。正面席と正面反対の席は、最上階までぎっしり。斜めの移置や縦方向移置の4階席5階席は空席でしたが、たぶん、羽生結弦が登場する大会なら、客席全部が埋まるはず。
日本のフィギュアスケート観客動員数はすごいです。海外のスケート大会、グランプリシリーズでも、客席まばらな動員数であることがテレビカメラに映ったりすると、テレビ見ながら、娘息子は「ああ、あの空いている席に座りたい」と言っていました。
試合後のインタビューで、フェルナンデス選手が「日本の観客はすばらしい」と感想を述べていました。よい演技には割れるような拍手、リズムをとれる音楽のときはすかさず手拍子。選手もとても気持ちよく滑れると思います。フェルナンデスの故国スペインではサッカー選手がスポーツの花形でフィギュア選手はオリンピックでメダルをとったところでスター選手とはならないようです。
日本でこれほどフィギュア観戦客数が伸びたのは、やはり浅田真央登場以後かと思います。
私は子供の頃、赤城大沼や榛名湖に毎週のようにスケートしに通ったので、元々スケート大好き。オリンピックなどのフィギュアスケート中継をテレビ観戦していたので、娘息子も自然とスケート好きになったようで、今では私よりもよほどスケートに詳しくなりました。私は、前向きから入るアクセルジャンプだけはわかるけれど、ほかは区別できません。しかし、娘息子は、ジャンプの種類も、トウループ、サルコウ、ループ、フリップ、ルッツなど区別できます。でも、4回転が回転不足であったどうかなどは、テレビのスローモーションで見てわかる程度。私など、生のスピードで見ると、3回転だか4回転だかの区別もつきません。
ジャパンオープンは、ヨーロッパ、北米、日本の3地域対抗戦。
日本チームは、16歳本田真凛の演技もなかなかよかったですが、18歳三原選手はフリー演技歴代日本最高点の147.83点となり、浅田真央引退後も日本女子の活躍は続くと思われました。
女子と男子のフリー演技の間には、ゲストスケーター町田樹とアイスダンスのウィーバー&ポジェの演技を見ることができました。町田樹、大学院でのスポーツ科学研究とアイスショウスケーター生活を両立させているそうで、今回の演技もとてもよかったです。
男子は、宇野昌磨と織田信成。織田は、昨年のジャパンオープンで、引退後に自己最高得点を得て話題になりましたが、今回150点代で、まあ、こんなもんかな、というところ。期待の宇野は後半転倒があったりしてジャンプミスが続き、175.45点。たぶん、ピョンチャンでは羽生とともに頑張ってくれるんじゃないでしょうか。
日本の選手4人

表彰式まで全部見て、娘は「ああ、楽しかった」息子は「ジャパンオープン程度でもハラハラどきどきしちゃうんだから、オリンピックなんか生で見ていられないなあ、テレビがいいとこ」という感想でした。
表彰式。優勝は欧州チーム。

私は観戦後の晩ご飯をさいたま新都心のレストランで食べて、ビール飲んだら眠くなったので、帰宅後早々と寝てしまいました。けれど、娘息子は、7日土曜日夜に録画中継があったテレビ放送のジャパンオープンを「テレビでは顔と足をよく見る」と、もう一度見る熱心さ。
ジャパンオープンが16時半に終わって、18時半からはそのエキジビションバージョンのカーニバルオンアイスがあり、そのテレビ放映もあるので、私はこれは録画を見ようと思っています。引退してプロになった髙橋大輔や鈴木明子、村上佳菜子なども出演するので楽しみです。
今年のシリーズのハイライトは、なんといっても韓国ピョンチャン冬期オリンピック。世界各国の選手達の活躍を期待しています。
<つづく>