20180210
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2018十八番日記光の春(3)通勤
新しい仕事場へ、2月2日から出勤せよというお達しが来ていたのですが、2日は朝の雪を理由に出勤を断りました。
仕事に出なかった以上、趣味だけに出るのは不謹慎かと、2日夜のダンス練習もお休みしましたけれど。あまりの寒さに外に出たくなかった、というのがホンネ。
2月5日から電車通勤。
2015年3月まで通勤した出身大学の留学生センターよりさらに多摩の「奥地」です。自宅から2時間近くかかります。9時始業のところ、年寄りは10時からでいいと、甘くしてもらってはいるのですが、地下鉄JR電車バスを乗り継ぐ通勤、8時には家を出ないと10時に着きません。請け負い仕事の自由裁量性と同じようなもので、出勤時間は自分で選べるけれど、残業手当などはなし。
働かなければならぬ。病児ふたりの食い扶持は老母の肩に。アラコキ(around KOKI)高齢者になってまでも働き続けることになるだろうと、予想はしていたけれどね。国民年金では家賃もまかなえないのだから。高齢者を雇ってくれるというだけでもありがたい。
新しい仕事に使うかも、とエクセルも習いました。エクセルで仕事用のカレンダースケジュール表を作成。2020年までの予定表を作りました。
2月5日の朝だけで、朝のラッシュ通勤がいかに高齢者には酷なものか再認識。2017年に出講していた2つの大学は、2限からの授業なので、10時40分と10時50分のスタート。ラッシュが終わっているころの通勤で助かりました。
6日は30分繰り下げで出勤。それだけでもだいぶラッシュの揉まれ具合が違います。7日は1時間くり下げ遅い出勤にしたら、行きは座れてやれよかった。ところが、帰りのJRは人身事故で1時間も電車がストップ。
駅で立って待っていてもしかたないから、駅前の中華屋でレバニラ炒めと餃子を食べて電車が動くのを待ちました。同じようにJR復旧待ちと思われるサラリーマンふたり。となりの席でビール飲んでいて、「現場検証とかするから、復旧に1時間以上はかかるよなあ」「ラッシュ時の飛び込みはやめてほしいよね」と話しています。飛び込みかどうかはわかりませんが、時間帯など考える余裕がないほど追い詰められているから、そういう事態になるのでしょうに。元気で働いている人は早く家に帰りたいだろうし、電車が遅れれば腹立たしさのあまり、そんな非情なことばも出てくる。これが殺伐とした今の「働き方改革」というものなのでしょう。
ようよう帰宅して、娘が作った晩ご飯、チキンバターカレーもちゃんと食べました。食べ過ぎです。せっかく作ってくれた娘に「喫茶店でコーヒー500円だすのが惜しくて、中華屋で餃子食べた」と言えなくて。
アメリカでは、貧乏人ほど太っているっていう体型と収入の調査結果が出たそうだけれど、日本だって貧乏人は太るのです。アメリカの貧乏人は、脂肪と炭水化物のジャンクフードを食べるから太るらしい。私は駅前マックやめて、レバニラのほうが栄養的にいいかと思ったのだけれど、晩ご飯2度食べれば、太ることは同じですね。
女子高クラスメートのやっちゃんがメールをくれました。
「ハルちゃんのことだから、また働き過ぎているんじゃないか。身体に気をつけて」と。
やっちゃんは、2016年にヤンゴンの私の宿舎で10日間過ごしました。土日はいっしょにお出かけしましたが、私の勤務日は女子学生を頼んで「やっちゃんのガイド」をしてもらい、大学内などを案内してもらいました。その折、私の「働き過ぎ」を見たやっちゃんから「同級生はみんな引退しているんだから」と、やんわり働き過ぎにくぎをさされていたのですが。
やっちゃんもほかのクラスメート達も、教員を定年退職して年金暮らし。あわれな大学非常勤講師は、25年間も講師を続けても国民年金のみ。市立中学教師を3年でやめて、自分でこういう働き方にしたのだから、文句は言えませんけれど。
ヤンゴンでも新コースを立ち上げる仕事でした。朝目覚めてから夜ベッドに倒れ込むまでカリキュラム編成などを続けました。主観的には、ヤンゴンでは「ブラック企業の下層社員」なみに働きました。
今回もゼロから作り上げる仕事。やっちゃんへの返信。
「新しくゼロから始める仕事は面白くて、家での作業でも、ついつい夜中の3時までパソコンでを続けたりしてしまいます。ご心配ありがとう。働き過ぎ自戒します」。
バガンでやっちゃんと
通勤時間、長いけれど、行きは座れさえすれば本が読める。帰りは座れれば居眠りしてしまいます。座れるか立ちっぱなしか、ときの運。みなさん、高齢労働者に席をゆずってあげましょう。
シルバーシートに座ってケータイゲームをしているガタイよさそうなワカゾーを、鬼の形相でにらみつけている婆さんがいたら、それは私です。
<つづく>
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2018十八番日記光の春(3)通勤
新しい仕事場へ、2月2日から出勤せよというお達しが来ていたのですが、2日は朝の雪を理由に出勤を断りました。
仕事に出なかった以上、趣味だけに出るのは不謹慎かと、2日夜のダンス練習もお休みしましたけれど。あまりの寒さに外に出たくなかった、というのがホンネ。
2月5日から電車通勤。
2015年3月まで通勤した出身大学の留学生センターよりさらに多摩の「奥地」です。自宅から2時間近くかかります。9時始業のところ、年寄りは10時からでいいと、甘くしてもらってはいるのですが、地下鉄JR電車バスを乗り継ぐ通勤、8時には家を出ないと10時に着きません。請け負い仕事の自由裁量性と同じようなもので、出勤時間は自分で選べるけれど、残業手当などはなし。
働かなければならぬ。病児ふたりの食い扶持は老母の肩に。アラコキ(around KOKI)高齢者になってまでも働き続けることになるだろうと、予想はしていたけれどね。国民年金では家賃もまかなえないのだから。高齢者を雇ってくれるというだけでもありがたい。
新しい仕事に使うかも、とエクセルも習いました。エクセルで仕事用のカレンダースケジュール表を作成。2020年までの予定表を作りました。
2月5日の朝だけで、朝のラッシュ通勤がいかに高齢者には酷なものか再認識。2017年に出講していた2つの大学は、2限からの授業なので、10時40分と10時50分のスタート。ラッシュが終わっているころの通勤で助かりました。
6日は30分繰り下げで出勤。それだけでもだいぶラッシュの揉まれ具合が違います。7日は1時間くり下げ遅い出勤にしたら、行きは座れてやれよかった。ところが、帰りのJRは人身事故で1時間も電車がストップ。
駅で立って待っていてもしかたないから、駅前の中華屋でレバニラ炒めと餃子を食べて電車が動くのを待ちました。同じようにJR復旧待ちと思われるサラリーマンふたり。となりの席でビール飲んでいて、「現場検証とかするから、復旧に1時間以上はかかるよなあ」「ラッシュ時の飛び込みはやめてほしいよね」と話しています。飛び込みかどうかはわかりませんが、時間帯など考える余裕がないほど追い詰められているから、そういう事態になるのでしょうに。元気で働いている人は早く家に帰りたいだろうし、電車が遅れれば腹立たしさのあまり、そんな非情なことばも出てくる。これが殺伐とした今の「働き方改革」というものなのでしょう。
ようよう帰宅して、娘が作った晩ご飯、チキンバターカレーもちゃんと食べました。食べ過ぎです。せっかく作ってくれた娘に「喫茶店でコーヒー500円だすのが惜しくて、中華屋で餃子食べた」と言えなくて。
アメリカでは、貧乏人ほど太っているっていう体型と収入の調査結果が出たそうだけれど、日本だって貧乏人は太るのです。アメリカの貧乏人は、脂肪と炭水化物のジャンクフードを食べるから太るらしい。私は駅前マックやめて、レバニラのほうが栄養的にいいかと思ったのだけれど、晩ご飯2度食べれば、太ることは同じですね。
女子高クラスメートのやっちゃんがメールをくれました。
「ハルちゃんのことだから、また働き過ぎているんじゃないか。身体に気をつけて」と。
やっちゃんは、2016年にヤンゴンの私の宿舎で10日間過ごしました。土日はいっしょにお出かけしましたが、私の勤務日は女子学生を頼んで「やっちゃんのガイド」をしてもらい、大学内などを案内してもらいました。その折、私の「働き過ぎ」を見たやっちゃんから「同級生はみんな引退しているんだから」と、やんわり働き過ぎにくぎをさされていたのですが。
やっちゃんもほかのクラスメート達も、教員を定年退職して年金暮らし。あわれな大学非常勤講師は、25年間も講師を続けても国民年金のみ。市立中学教師を3年でやめて、自分でこういう働き方にしたのだから、文句は言えませんけれど。
ヤンゴンでも新コースを立ち上げる仕事でした。朝目覚めてから夜ベッドに倒れ込むまでカリキュラム編成などを続けました。主観的には、ヤンゴンでは「ブラック企業の下層社員」なみに働きました。
今回もゼロから作り上げる仕事。やっちゃんへの返信。
「新しくゼロから始める仕事は面白くて、家での作業でも、ついつい夜中の3時までパソコンでを続けたりしてしまいます。ご心配ありがとう。働き過ぎ自戒します」。
バガンでやっちゃんと
通勤時間、長いけれど、行きは座れさえすれば本が読める。帰りは座れれば居眠りしてしまいます。座れるか立ちっぱなしか、ときの運。みなさん、高齢労働者に席をゆずってあげましょう。
シルバーシートに座ってケータイゲームをしているガタイよさそうなワカゾーを、鬼の形相でにらみつけている婆さんがいたら、それは私です。
<つづく>