
後楽園のイルミネーション
20181225
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2018十八番日記年末に(2)12月のおたのしみ
メリークリスマス!のかわりに、どの宗教にも通用するようにハッピーホリディというのだ、というキリスト教圏のあいさつ言葉ですが、日本国民のみなさまにおかれましては、12月25日はホリディじゃありません。ただの火曜日。あ、学校はもう冬休みなのね。
祝日じゃない日、おめでとう。ハッピーアンホリディ!
足が痛いの金がないのと愚痴をこぼしながらも、12月もたくさん遊びに出ました。無料の美術館やらワンコイン料金の演劇やら。
12月1日、夫との年末食事会。舅姑の墓参りをしてから晩御飯。息子が体調悪化したので、夫と娘息子は先に文京シビックセンターへ。私だけ後楽園のイルミネーションを撮影して、おくれてシビックセンター椿山荘へ。息子、しばらく休んで「食べられる」というので、椿山荘で晩御飯を食べました。
後楽園のイルミネーション




椿山荘の和食セット(ブリ大根、金目鯛から揚げ、牛肉八幡巻き、あん肝ぽん酢、栗ご飯、栗麩すまし汁)とデザート


やっちゃんから電話。「ドバイにいっしょに行けなかったけど、せめて2018年のうちにどっかいっしょに遊びに行きまっしょ」と言う。
手に入れておいた招待券2種、五島美術館の「東西数寄者の審美眼 ―阪急・小林一三と東急・五島慶太のコレクション」展と横浜美術館「駒井哲郎」展のどっちがいいか尋ねたら、両方行きたい、と。
五島美術館→横浜に移動、中華街でランチ→横浜美術館、という行楽にしました。
12月9日、10時半に上野駅で待ち合わせ。
大井町線で上野毛へ。五島美術館で茶道具などを見ました。

私は、秀吉肖像画の両脇に、秀吉自筆消息が展示されているのに興味深く見入りました。
北政所おねと淀殿ちゃちゃにあてた手紙。おねには、「いっぱい便りをもらったのに、返事できなくてごめん。能のけいこが忙しかったんだ」という言い訳。ちゃちゃには「わか君の養育、たいへんだろうけどよろしくね」っていうこまめな手紙でした。このような文をもらったら、おねもちゃちゃも思わず頬をゆるめたんじゃないかな。美男ではなかったけれど、女性の心をとらえる術にたけていた秀吉と思います。
ビルを借景とする五島美術館の広いお庭を散歩。やっちゃんは、「木なんぞ群馬でさんざん見ているけれど、こういうふうに木の向こう側にビルがそびえているのはないから、めずらしい景色を見ることができた」と喜ぶ。なるほど、わたしなぞ「木の向こうにビルが見えなきゃいい景色なのに」と思うけれど、風光明媚なんぞは珍しくない群馬在住のやっちゃんには木の向こう側のビルのほうが見ものなのでした。
五島美術館庭側

自由が丘で乗り換え、みなとみらい線で横浜に移動しました。ところが、横浜をすぎたあたりで二人とも「もうすぐだ」と思いながら眠ってしまったのです。あっと目がさめたら「この電車は和光市行きです」というアナウンス。なんと横浜中華街で折り返して横浜駅すぎるまで寝ていたのでした。そのまま乗っていたら、埼玉県まで行ってしまうところでした。
「やっちゃん、たいへんだ」と起こして、ふたたび横浜中華街へ。呼びこまれた店で「中華食べ放題」というのを食べました。ふたりとも69歳とは思えない食べっぷり。2000円ちょいの食べ放題、元はとりました。
みなとみらいに戻って、横浜美術館へ。
イルミネーションを見て、駒井哲郎典を見て、みなとみらい駅ビルで肉まん買って帰りました。

やっちゃんとふたりで歩くと、いつもの珍道中になりましたが、楽しかったです。

やっちゃんが「つぎは、春になって暖かくなったら、長野で新発掘している古墳を見に連れていく」というのを楽しみに。

12月10日月曜日は、ブログ友達yokoちゃんと池袋で待ち合わせ。本屋での買い物に付き合ってもらったりしてから、駅ビルデパートのカレーで晩御飯。京都のみやげ話や私の「足が痛かった愚痴」など聞いてもらいました。
師走、忙しい中、春庭年末愚痴大会におつきあいくださり、ありがとうございました。
12月19日水曜日は、ジャズダンス仲間ミサイルママと「恒例大人の遠足」第3水曜日ジジババ無料の美術館の日です。65歳以上は無料になる2018年最後の第3水曜日は、東京都美術館で「ムンク展」
「叫び」ほか、ムンクの傑作を堪能しました。
我が家のケーキは娘の手作り。と、いっても、生協配達のスポンジケーキにいちごとクリームをミルフィーユ風に重ねたもの。スポンジを4層にしたところがオリジナル、と娘は言っています。生クリームがとてもおいしかったです。


12月20日21日は、娘息子との家族忘年会。ホテルミラコスタ宿泊リポートについては、のちほど。
ディズニーシーのクリスマスツリー。


12月24日、視覚障碍者演劇鑑賞会の活動を続けているアコさんから、年末のおたのしみ、劇団昴の「クリスマスキャロル」鑑賞のおさそいがありました。
豊島区大山の劇団けいこ場で行われる公演で、劇団から「すばる倶楽部」会員限定のクリスマスプレゼント価格500円です。会員のアコさんが、視覚障碍者ガイドヘルパーの分として、私の券も申し込みをしてくれました。
楽しい観劇になると思います。クリスマスキャロル、この時期にはほんとうによい出し物です。
25日は、アコさん友人のけいこさん宅でのクリスマス会をします。けいこさんは、脳性麻痺の障害をもっていますが、お母さんの助けを借りて自宅での生活をつづけてきました。しかし、昨年、高齢のお母さんが亡くなったあと、ヘルパーさんの助けを受けながら、ひとり暮らしを続けています。
同じ区に住みながら、なかなかけいこさんのお宅を訪問できずにいましたが、アコさんとのクリスマス会。
みなみなさまにおかれましても、2018年の年末がこころよき日々であったことを祈りつつ、「もういくつ寝るとお正月」を迎えましょう。
<つづく>