20190413
ぽかぽか春庭ことばのYaちまた>令和(4)令和しりとり必勝法
ラ行で始まる語は、古来の日本語発音ではなかった、という古代発音について述べています。
現代日本語には中国語由来の語や外来語など、ラ行の語彙が増えましたが、それでも、語頭がラ行の語は、他の行の語に比べるとぐんと少ない。
大人が子供としり取りをするときの「必勝法」があります。
語尾がラ行になる語をしりとりで使えば、相手はたちまち語頭がラ行の語が言えなくなり、たいてい勝つことができる。大人げないやり方ですが、キョウビ子供とスマホゲームなんぞやっても、子どもに負けてしまいます。子供のほうがゲームが上手ですから。
大人げない「しり取り」をやって勝ちましょう。
日本語シリ取りで勝つには、語尾が「ラ行」のことばをストックしておく。
相手のことばの語尾があ行のとき、アラ 霰アラレ 色 鰓エラ 俺 色など、ラ行で終わる語を言う。隘路あいろなんかは、子どもは知らないからダメ。洞ウロもイマドキの子どもは知らないか。子どもがそんな言葉知らないといったらスマホでも電子辞書でも検索させれば、言葉教育に役立ちます。
カ行 カラ 彼 雲母きらら 蔵 螻蛄ケラ 栗 黒 霧 キロ コアラ
回路 グロ ケリ(鳥)閑古鳥など。
サ行 皿 空 奈良 空そら 橇そり 尻 スリ セリ シンデレラなど
タ行 樽 鱈 タレ 地理 塵取り 面つら 釣り 照り 鳥 虎 所 トロ チェロ チロルなど
ナ行 奈良 楡にれ ニラ 海苔 野良
ハ行 晴 幌 箆へら 縁へり 鰭ヒレ 法螺ほら 風呂
マ行 毬 人柄 群れ 無理 村 室むろは知らないかも。
ヤ行 槍 夜 ユリ 矢じり
ラ行 リラ 瑠璃 ルール
子どもは、ラ行のことばを語頭に出していくとすぐに詰まります。語彙が少ないですから。リンゴ、リス、冷蔵庫、ラジオ、ランドセル、ラッパ、レンズあたりを使い果たすと、あとが出なくなります。
リンチとか倫理とか知っている子ども、末恐ろしい。ラブホテル、乱交、子どもが言ったら、びっくりです。どういう教育うけているのか。
その点、大人は外来語を知っています。
ライセンス ライバル ライブカメラ ライフサイクル ライブラリー ラジウム ラジカル ラストスパート ラッキーカラー ラッピング ラプソディ ラビリンス ライラック ラムネ ランジェリー リアクション リアス海岸 リアルタイム リアリズム リーズナブル リーダー リカバリー リラックス リサイクル リクエスト リコーダー リスクマネジメント リターンマッチ リチウムイオン リツイート リフォーム リビングルーム リフレッシュ リベラル、、、、いくらでも出てきます。
子どもがそんなことば知らないと言ったら、スマホで検索させれば新しいことばを教えるチャンスにもなります。
私の持つ古語辞典。語頭ラ行の和語はひとつもありませんでした。(三省堂全訳読解古語辞典)
辞書類、次の改訂時には「令和」を加えるべく、作業をしていくことになるでしょう。
日本語にラ行の語をひとつ増やした新元号。
今の文科省指導要領で教育していく限り、日本語できない子がどんどん増えて、日本語は伝わらなくなっていくこと間違いなし。将来は、日本語も英語も中途半端にしかできない階層と、どちらも使いこなす層に二分化するんじゃないかなあと思います。
100年後の未来、知らんけどね。我が家、孫もいないので。無責任にしり取りでもしてすごすのみ。
滅びゆく万(よろづ)の言の葉死語累々 万葉の語の響きかなしき(春庭)
<つづく>
ぽかぽか春庭ことばのYaちまた>令和(4)令和しりとり必勝法
ラ行で始まる語は、古来の日本語発音ではなかった、という古代発音について述べています。
現代日本語には中国語由来の語や外来語など、ラ行の語彙が増えましたが、それでも、語頭がラ行の語は、他の行の語に比べるとぐんと少ない。
大人が子供としり取りをするときの「必勝法」があります。
語尾がラ行になる語をしりとりで使えば、相手はたちまち語頭がラ行の語が言えなくなり、たいてい勝つことができる。大人げないやり方ですが、キョウビ子供とスマホゲームなんぞやっても、子どもに負けてしまいます。子供のほうがゲームが上手ですから。
大人げない「しり取り」をやって勝ちましょう。
日本語シリ取りで勝つには、語尾が「ラ行」のことばをストックしておく。
相手のことばの語尾があ行のとき、アラ 霰アラレ 色 鰓エラ 俺 色など、ラ行で終わる語を言う。隘路あいろなんかは、子どもは知らないからダメ。洞ウロもイマドキの子どもは知らないか。子どもがそんな言葉知らないといったらスマホでも電子辞書でも検索させれば、言葉教育に役立ちます。
カ行 カラ 彼 雲母きらら 蔵 螻蛄ケラ 栗 黒 霧 キロ コアラ
回路 グロ ケリ(鳥)閑古鳥など。
サ行 皿 空 奈良 空そら 橇そり 尻 スリ セリ シンデレラなど
タ行 樽 鱈 タレ 地理 塵取り 面つら 釣り 照り 鳥 虎 所 トロ チェロ チロルなど
ナ行 奈良 楡にれ ニラ 海苔 野良
ハ行 晴 幌 箆へら 縁へり 鰭ヒレ 法螺ほら 風呂
マ行 毬 人柄 群れ 無理 村 室むろは知らないかも。
ヤ行 槍 夜 ユリ 矢じり
ラ行 リラ 瑠璃 ルール
子どもは、ラ行のことばを語頭に出していくとすぐに詰まります。語彙が少ないですから。リンゴ、リス、冷蔵庫、ラジオ、ランドセル、ラッパ、レンズあたりを使い果たすと、あとが出なくなります。
リンチとか倫理とか知っている子ども、末恐ろしい。ラブホテル、乱交、子どもが言ったら、びっくりです。どういう教育うけているのか。
その点、大人は外来語を知っています。
ライセンス ライバル ライブカメラ ライフサイクル ライブラリー ラジウム ラジカル ラストスパート ラッキーカラー ラッピング ラプソディ ラビリンス ライラック ラムネ ランジェリー リアクション リアス海岸 リアルタイム リアリズム リーズナブル リーダー リカバリー リラックス リサイクル リクエスト リコーダー リスクマネジメント リターンマッチ リチウムイオン リツイート リフォーム リビングルーム リフレッシュ リベラル、、、、いくらでも出てきます。
子どもがそんなことば知らないと言ったら、スマホで検索させれば新しいことばを教えるチャンスにもなります。
私の持つ古語辞典。語頭ラ行の和語はひとつもありませんでした。(三省堂全訳読解古語辞典)
辞書類、次の改訂時には「令和」を加えるべく、作業をしていくことになるでしょう。
日本語にラ行の語をひとつ増やした新元号。
今の文科省指導要領で教育していく限り、日本語できない子がどんどん増えて、日本語は伝わらなくなっていくこと間違いなし。将来は、日本語も英語も中途半端にしかできない階層と、どちらも使いこなす層に二分化するんじゃないかなあと思います。
100年後の未来、知らんけどね。我が家、孫もいないので。無責任にしり取りでもしてすごすのみ。
滅びゆく万(よろづ)の言の葉死語累々 万葉の語の響きかなしき(春庭)
<つづく>