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ぽかぽか春庭「留学生桜を見る」

2021-04-04 00:00:01 | エッセイ、コラム

20210404
ぽかぽか春庭ニッポニアにっぽん語教師日誌>2021日本語学校の春(3)留学生桜を見る

 日本語学校の年間スケジュール予定の中、学校全体で楽しむ行事、冬祭りクリスマス会、夏祭り七夕会は実施できてきたのですが、昨年の桜の時期は緊急事態宣言が出されたあとだったので、お花見は中止になりました。

 今年の桜の時期も「花見の飲食や宴会は控えましょう」と言うことですから、シートを敷いてのお花見は無理として、まだ日本の桜を見たことがない、という留学生もおり、「コロナ禍といえども、桜の木の下を歩くだけのお散歩花見なら、やりましょうよ」ということになりました。

 3月末に学校近所のお寺参道で「桜の下を歩く会」を実施。「日本文化を学ぶ」という授業の一環ですので、まず、日本の花見文化について、スライドやビデオで学んでから散歩にでかけました。
 昨年12月に入学したベトナム留学生も、ネパール女性たちも、日本の桜を見るのは初めてということで、きれい、きれいと大喜び。大感激でした。スマホで桜をバックに写真を取り合い、インスタグラムに載せて故郷の家族に見せるのだと張り切っていました。

 故郷にもさまざまな種類の桜が咲いていると自慢する中国人留学生も、クラスメートとのんびり歩くお寺参道の桜見物はまた違う美しさを堪能。
 青空の下ならもっと桜が映えたでしょうが、残念ながら30日は曇り空。あまりバエない桜でしたが、それでも、途中に咲いていたミツマタの花を見て「これで紙を作るんだよ」とか、市内を流れる用水路に泳ぐ鯉を眺めたりしながら、のんびり歩いた散歩、楽しかったです。

 桜を見る前に春休み中の宿題を出して、4月12日の授業開始までしっかり復習を続けるよう、伝えました。学生は、しばしの春休み。教職員は休みなしで新学期準備を続けます。



<つづく>
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