20230107
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2023文日記新年(4)再開青い鳥通信
2011年4月に「青い鳥通信」を開始しました。
3,11のあと「地震酔い」と呼ばれている「ずっと揺れ続けている」感覚が続きました。心理学では、自分の心の不安の表れによって「揺れ続けている」と脳が感じてしまう感覚らしいです。最初は自分だけおかしいのかと思って不安になったのですが、災害のあとなどに、起こりがちな心理状態なのだと知って、落ち着くことができました。
そんな不安の解消のために、「青い鳥通信」を始め、青い鳥さんに一か月に10枚、3日に1枚の絵ハガキを送付し始めました。
河原温の「I am still I alive. まだ生きてる」というコンセプチュアルアートのまねっこです。河原温が無事を知らせる手段として友人に毎月1回世界各地の絵ハガキ(ニューヨーク滞在中はニューヨークの絵ハガキばっかりだが)。文面にはどのハガキにも、ただ「 I am still alive.まだ生きているよ」
春庭の月10枚の絵ハガキには、日常のつぶやきやら、絵を書いた画家の説明やら、にぎやかに書いています。
2011年4月から2022年3月までの11年間に1320枚を送付し、青い鳥さんに受け取っていただきました。
しかし、ちょうど干支がひとめぐりする4月を前に、青い鳥さんから連絡がありました。「5月に引越しを控え、受け取ったハガキの保存も難しいので、新居が落ち着くまで、ハガキ受け取りはお休みします」
一戸建ての住まいが老朽化したことによる引越しで、新居は県立団地。集合住宅です。
引越しした新しい部屋は2階で、「郵便受け」は1階なので、「ハガキはまだ待って」というラインを受け取りました。エレベーターもあると思いますが、車いすで部屋から出てエントランスのメールボックスに行くのだって、青い鳥さんにとっては一仕事になります。
また、住む地域が変わればヘルパーさんやケアマネジャーも変わります。郵便受けの鍵を預けていろいろな書類を受け取って部屋へもってきてもらうにも、信頼関係が重要。いろいろが落ち着くまでハガキ送付を遠慮しました。
9か月の通信停止期間を経て、新年になるのを機にハガキ送付を再開しました。
毎年、1年間のテーマカラーを決めています。ウサギ年は、白兎にちなんで、白地の絵ハガキを集めてあります。寅年は黄色の絵ハガキを120枚集めたのですが、90枚は次の寅年にとっておきます。
絵ハガキに書くことは、絵の説明や日常生活のたわいない話。
2023年1月の絵ハガキは、ブルーナのミッフィうさぎ、ピーターラビットの絵ハガキなど、順次送っていきます。
青い鳥さんに送る絵ハガキの中の1枚。2022年のピーターラビット120歳記念展で購入した「マクレガーさんの畑で人参食べるピーター」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/18/d5826446dd0d8f94778d363d9927c916.jpg)
青い鳥さん、「絵ハガキ受け取りボランティア」をよろしくお願いします。
<おわり>