
20230401
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2023フギュアスケート三昧(3)フィギュアスケート2023世界選手権 男子フリー&アイスダンス in さいたまアリーナ
2023世界フィギュアスケート選手権4日目は、アイスダンスフリーと男子フリー。たまアリで現地観戦。

男子はディフェンディングチャンピオンの宇野昌磨選手がショートトップの成績でフリー出場です。ケガをしているという足の状態は心配ですし、クワッドアクセルを組み込んでくるであろうアメリカのイリヤ・マりニンの追撃もあるし、応援も気がぬけません。
アイスダンスの「かなだい」は、念願の世界選手権出場。ショートでは11位と健闘しています。10位以内に入れば、次回の出場枠が2となり、チームココ小松原夫妻といっしょにでられるので、応援に力が入ります。かなだいとチームココの両方とも大好きなので、両方に出てほしいのです。
アイスダンスは欧米の選手層が厚く、上位進出を果たすには自己ベスト+αが必要です。これまで、ショートかフリーのどちらかで、カナダイのどちらかが転ぶミスが続きました。アイスダンスはジャンプがないので、ほとんど転倒するチームはなく、一度転ぶと大きなダメージになります。今度ばかりはころばないでほしいと、祈りました。
席は200レベルのはじっこ。


カナダイの「オペラ座の怪人」は、完璧と言っていい、すばらしい出来でした。美しい流れで観客すべてを魅了しました。最後までころぶことなく要素をまとめていて、フィニッシュポーズでは両選手とも涙。私も涙ぐんでしまいました。ダイちゃん、よく頑張った!
自己ベストとなるフリー115・95点、ショートフリー合計188・87点で総合11位。目標にしてきたトップ10には今一歩届かなかったのですが、ほんとうによくがんばりました。
男子シングルとアイスダンスの両方で世界選手権出場、そして11位の成績は立派で、高橋選手の偉大さがわかります。

25日、競技開始前の曲かけ練習を見ることができました。

男子シングルのフリー。
山本草太はジャンプ失敗があり15位。でも初出場でよくがんばった。
友野一希は、オーケストラの指揮者に扮してコミカルな要素もいれながらジャンプもがんばり6位。
グラディエーターを演じたフランス代表ケヴィン・エイモズも、「ラマンチャの男」の曲「見果てぬ夢」を美しく表現しきったアメリカ代表ジェイソン・ブラウンも、ベストをつくして素晴らしかった。
最大の武器クワッドアクセルを引っさげて参戦したマりニンは、おしくも回転不足などで3位。車ジュンファン(韓国)が2位。
そして宇野昌磨は期待通りの1位。
競技終了。力を出し切った宇野昌磨は、氷の上に大の字に。よくがんばりました。

25日土曜日の男子フリーに続けて、26日はエキシビションメダリストオンアイスを観覧。プレミア席前から3列目
エキシビションに登場するのは成績上位順、というわけでなく、世界大会にふさわしい、さまざまな国の人が選ばれていました。ドイツのベテラン、ニコル・ショット(7位)、ジョージア代表 モリス・クヴィテラシヴィリ(20位)、イタリア代表マテオ・リッツォなど、多彩な表現力で見ごたえがありました。クヴィテラシヴィリは派手な黄色いタキシード風の衣裳を着て、客席から登場。マテオ・リッツォのテニス選手に扮してのコミカルな演技熱演など、面白かったです。
カナダの31歳キーガン・メッシングは、この大会が最後の世界フィギュア出場。このシーズンが終わると、競技フィギュアから引退し、家業の「消防士」になるそうです。キスアンドクライの点数待ちの間に恒例の「スマホの中の我が子」の姿を披露したし、エキシヴィでは得意のバック転を繰り返して拍手喝采。母方の高祖父は、日本からカナダへの移民第1号とされる永野万蔵さん。消防士になっても、活躍すると思います。
エキシビが終わった会場。なごり惜しい、、、

けやき広場のロイホで娘と晩御飯食べて帰りました。
<おわり>